到達目標
1.現代の政治・経済の成り立ちの歴史的背景、その本質を理解すること。
2.また国際社会の動向や特質を探求し、それらに対する知見を深めること。
3.民主的な国家社会の有意な形成者として、必要な公民としての資質を養うこと。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代の政治・経済の基本的な仕組みと、その成立の歴史的背景について、理解し、説明できること。 | 現代社会を構成する政治・経済の基本構造を、理解し、説明できること。 | 現代の日本の政治・経済の仕組みを説明する言葉、用語を理解できないこと。 |
評価項目2 | 国際社会の動向やその特質、主要課題について、歴史的由来や問題の本質を理解し、説明できること。 | 国際社会が直面する根本的な諸問題について、理解し、説明できること。 | 国際的な諸課題に関して、その問題点を理解できないこと。 |
評価項目3 | 現代の日本社会に生きる一員として、公正で民主的な見解や態度を保持して、行動できること。 | 日本国憲法に特記される、国民の地位、基本的人権、平和主義、また、国際主義について理解できること。 | 公民として必要不可欠な見解や態度を理解し、説明できないこと。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
教科書に沿って、政治分野、経済分野、さらに現代社会の諸課題にかんして、その基本的な構造や仕組み、また問題点の核心をできるだけわかりやすく解説します。新聞やテレビ、SNSで話題になる事柄に関係することがたくさんあります。そういう身近なニュースをより深く理解し、各人の見解をもつうえで、一定の役割を果たすことが、できるようにしたいと思います。
授業の進め方・方法:
教科書の構成に従って、授業を進めていきます。理解の助けになる資料を配布したり、また関心のある問題についてはクラスでの班別討論なども開いて、意見を発表する、ことなど、実施します。
注意点:
政治や法は実は身近なところにあって、私たちの生活に大きな影響を与えています。普段から、そういう点に関心をもっていくようにしてほしい。新聞や本などもどんどん読んで、常識や通説に盲従するのではなく、批判的な目や態度を養うことが大切です。教科書以外のところにも学ぶ点がたくさんあります。まずは、今の世の中をより深く知ることに目を向けましょう。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
第1部 第1章 政治と法 |
わたしたちの社会をつくる政治と法の役割を知る
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2週 |
国家と法 |
近代国家の基本構造を主権概念、立憲主義等から理解する
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3週 |
民主政治の基礎 |
自然権思想と社会契約思想が近代国家の母体となった ―ホッブズ、ロック、ルソー―
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4週 |
基本的人権と国民主権 |
新しい政治体制の確立と法の支配 -英国コモン・ロー、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言など-
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5週 |
世界の政治体制 |
英国、アメリカ、社会主義国の特徴を把握する
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6週 |
第2章 日本国憲法 |
明治憲法から日本国憲法制定までの歴史を理解する
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7週 |
日本国憲法の基本原則 |
国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を理解する
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
基本的人権の保障(1) |
社会権、法の下の平等(男女差別、人種差別など)について理解する
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10週 |
基本的人権(2)
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社会権、法の下の平等(男女差別、人種差別など)について理解する
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11週 |
基本的人権(3) |
請求権、新しい人権(環境権、プライバシー権、知る権利など)を知る
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12週 |
日本の安全保障 |
自衛隊の創設、日米安全保障条約、集団的自衛権と専守防衛の問題について理解する
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13週 |
第3章 日本の政治制度
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国会の権限、構成、問題点について把握する
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14週 |
内閣の仕組み |
行政権の拡大と官僚制の問題について理解する
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15週 |
裁判所の仕組み |
裁判所の役割と、国民の司法参加について知る
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16週 |
前期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
地方自治 |
地方自治の仕組みと住民参加について知る
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2週 |
第4章 現代日本の政治 |
政党と政党政治の諸課題を理解する
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3週 |
選挙と世論 |
国民の政治参加の問題点を理解する
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4週 |
第5章 現代の国際社会
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ウェストファリア条約、国際法の成立について知る
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5週 |
国際機関の成立 |
国際機関の役割、SDGsについて理解する
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6週 |
戦後国際社会の動向 |
東西冷戦とその終結、核軍縮、地域紛争について知る
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7週 |
日本の役割 |
国際社会における日本の果たすべき役割を知る
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
第3部 現代社会の諸課題 第1章 現代日本の諸課題 |
少子高齢社会と社会保障について理解する
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10週 |
現代日本の抱える諸問題 |
地域社会、雇用、産業構造、農業問題について問題点を理解する
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11週 |
第2章 国際社会の諸課題
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人類が超面する環境、資源・エネルギー問題について理解する
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12週 |
第2部 現代の経済 第1章 経済社会の変化 |
経済の仕組みと資本主義経済の特徴について理解する
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13週 |
第2章 現代経済の仕組み |
国民経済、市場、物価について理解する
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14週 |
財政と金融の仕組み |
財政と税、貨幣と金融(銀行)の役割について理解する
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15週 |
第3章 日本経済の発展 |
戦後日本の経済成長と国際経済の変化について知る
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト等 | 演習・レポート | 発表 | 相互評価 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |