基礎解析Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 基礎解析Ⅱ
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 「新微分積分I」大日本図書、「新微分積分I問題集」大日本図書
担当教員 杉山 俊,藪奥 哲史

到達目標

1.さまざまな関数の導関数を求め、微分法を使って関数のグラフをかいたり、接線・法線の方程式を求めることができる。
2.定積分、不定積分を求めることができる。置換積分法、部分積分法を使って積分の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1導関数の意味を理解し微分法を使って関数のグラフをかいたり接線・法線の方程式を求めることができる関数の導関数を求めることができる関数の導関数を求めることができない
評価項目2置換積分法・部分積分法を用いて種々の関数の定積分・不定積分を求めることができる基本的な関数の定積分・不定積分を求めることができる基本的な関数の定積分・不定積分を求めることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
解析学の基礎となる微分法と積分法を学び、基本的な微分積分の計算ができるようになる。
授業の進め方・方法:
講義と演習を1セットとして進める。授業の進度に合わせてレポート課題を与える。
注意点:
1.基礎数学Ⅰ・Ⅱで学習したことは事前に復習しておくこと。
2.予習・復習・課題にしっかり取り組み、できるだけ多くの問題を解くこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 関数の増減とグラフ 関数の増減表を調べてグラフの概形を書くことができる
2週 関数の最大最小 関数の増減を利用して最大最小を調べたり、方程式・不等式に利用することができる。
3週 接線・法線 関数のグラフの接線・法線を求めることができる
4週 不定形の極限 ロピタルの定理を用いて不定形の極限を求めることができる
5週 高次導関数 2次以上の導関数を求めることができる
6週 曲線の凹凸 第2次導関数を利用して曲線の凹凸を調べることができる
7週 媒介変数の導関数 媒介変数表示を理解し、その導関数を計算できる
8週 中間試験
4thQ
9週 不定積分 不定積分の定義を理解する
10週 定積分 定積分の定義と微分積分学の基本定理を理解する
11週 種々の関数の不定積分・定積分 基本的な関数の不定積分公式を用いて不定積分・定積分が計算できる
12週 置換積分法 置換積分を用いて不定積分・定積分が計算できる
13週 部分積分法 部分積分を用いて不定積分・定積分が計算できる
14週 積分の計算(1) 指数関数、無理関数の定積分・不定積分が計算できる
15週 積分の計算(2) 分数関数、三角関数の不定積分・定積分が計算できる
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。2
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。2
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。2
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。2
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。2
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。2
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。2
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。2
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。2
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。2

評価割合

試験小テスト・演習・レポート相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000