日本語

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 日本語
科目番号 0041 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 印道 緑

到達目標

1.留学生活に必要な日本語の文型・文法の知識と表現力を身につける。
2.留学生活に必要な日本語の文章を読み、また、聞いて理解することができる。
3.日本語で日常会話・討論ができ、留学生活に必要な文章を書くことができる。
4.言語の習得と共に異文化への理解を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1留学生活に必要な日本語の基本文型・文法の知識と表現力が身についている。留学生活に必要な日本語の基本文型・文法の知識と表現力が概ね身についている。留学生活に必要な日本語の基本文型・文法の知識と表現力が身についていない。
評価項目2日本語の基礎的な文章を読み、聞くことができる。日本語の基礎的な文章を読み、聞くことが概ねできる。日本語の基礎的な文章を読み、聞くことができない。
評価項目3日本語で日常会話・討論ができ、基礎的な文章を書くことができる。日本語で日常会話ができ、ごく基礎的な文章を書くことができる。日本語で日常会話ができず、基礎的な文章を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では留学生の日本語レベルに合った文型および漢字語彙、表現力の養成を中心に授業を行う。
会話、聴読解、作文の総合的な能力を身につけることを最終目標とする。
授業の進め方・方法:
外国語習得には「聞く」「読む」という理解能力と「話す」「書く」の発信能力があるが、この授業では文型、漢字語彙力などの基礎的知識をもとに、まずは聴解・読解を行い、さらに討論、作文へと発展させる。
注意点:
授業内容の予習、復習を欠かさないように、講義に臨むこと。
また、作文等の課題は必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 I 文型・文法1 プレースメントテストにより、日本語能力を確認する。
2週 I 文型・文法1 留学生にとって必要な基本文型・文法及び漢字語彙を身につける。
3週 I 文型・文法1 留学生にとって必要な基本文型・文法及び漢字語彙を身につける。
4週 I 文型・文法1 留学生にとって必要な基本文型・文法及び漢字語彙を身につける。
5週 I 文型・文法1 留学生にとって必要な基本文型・文法及び漢字語彙を身につける。
6週 I 読解1-1(聴解を含む) 基本的な文章の読解力を身につける。
7週 I 読解1-1(聴解を含む) 基本的な文章の読解力を身につける。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 Ⅱ 読解1-2(聴解を含む) より深いレベルの文章の読解力を身につける。
10週 Ⅱ 読解1-2(聴解を含む) より深いレベルの文章の読解力を身につける。
11週 Ⅱ 討論・作文1 これまでに身に付けた理解力にもとづく会話及び作文ができるようになる。
12週 Ⅱ 討論・作文1 これまでに身に付けた理解力にもとづく会話及び作文ができるようになる。
13週 Ⅱ 討論・作文1 日常生活における様々な出来事や意見を日本語で表現でき、且つ議論することができる。
14週 Ⅱ 討論・作文1 日常生活における様々な出来事や意見を日本語で表現でき、且つ議論することができる。
15週 定期試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 定期試験内容についての解説 定期試験の内容を理解する。
後期
3rdQ
1週 I 文型・文法2 レディネステストによる日本語能力の確認。
2週 I 文型・文法2 前期に引き続き、より複雑な文法表現と漢字語彙を習得する。
3週 I 文型・文法2 前期に引き続き、より複雑な文法表現と漢字語彙を習得する。
4週 I 文型・文法2 前期に引き続き、より複雑な文法表現と漢字語彙を習得する。
5週 I 文型・文法2 前期に引き続き、より複雑な文法表現と漢字語彙を習得する。
6週 I 読解2-1(聴解を含む) より深いレベルの読解力養成。敬語表現を学び、状況に応じた適切な表現ができるようになる。
7週 I 読解2-1(聴解を含む) より深いレベルの読解力養成。敬語表現を学び、状況に応じた適切な表現ができるようになる。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
4thQ
9週 Ⅱ 読解2-2(聴解を含む) より深いレベルの読解力養成。敬語表現を学び、状況に応じた適切な表現ができるようになる。
10週 Ⅱ 読解2-2(聴解を含む) より深いレベルの読解力養成。敬語表現を学び、状況に応じた適切な表現ができるようになる。
11週 Ⅱ 討論・作文2 これまでに学習した文法表現力をもとに、会話及び作文の応用的運用能力を習得する。
12週 Ⅱ 討論・作文2 これまでに学習した文法表現力をもとに、会話及び作文の応用的運用能力を習得する。
13週 Ⅱ 討論・作文2 これまでに習得した事柄を活用し、討論など総合的な日本語発信能力を習得し、より高い日本語のコミュニケーション能力を養成する。
14週 Ⅱ 討論・作文2 これまでに習得した事柄を活用し、討論など総合的な日本語発信能力を習得し、より高い日本語のコミュニケーション能力を養成する。
15週 定期試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 定期試験内容についての解説 定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3

評価割合

試験課題・口頭発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000