現代文Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 現代文Ⅱ
科目番号 0056 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「新編 現代文B 改訂版」大修館書店、『生きる漢字・語彙力〈三訂版〉』駿台文庫
担当教員 豊田 圭子,横山 慎悟,高槻 侑吾

到達目標

国語の理解能力・思考力・鑑賞力を養い、文章表現力を磨き言語活動の向上を図る。授業では近代以降の小説・評論・詩歌の学習を通して鑑賞力や想像力を育成し、主題を多角的にとらえる理解力、理論的に問題を考える思考力の向上を図る。語句・漢字学習を通して社会生活に必要な基本的な表現力・文章力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を読み、構成・展開・論旨を客観的に理解し、要約することができる。論理的な文章を読み、構成・展開・論旨を客観的に理解することができる。論理的な文章を読み、構成・展開・論旨を客観的に理解できない。
評価項目2文学作品を読み、主題や人物・心情・情景描写を理解し、その効果を説明することができる。文学作品を読み、主題や人物・心情・情景描写を理解することができる。文学作品を読み、主題や人物・心情・情景描写を理解できない。
評価項目3自らの考えをまとめ、作文・発表などで適切に表現できる。自らの考えを、作文・発表などで表現できる。自らの考えを、作文・発表などで表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国語の理解能力・思考力・鑑賞力を養い、文章表現力を磨き言語活動の向上を図る。授業では近代以降の小説・評論・詩歌の学習を通して鑑賞力や想像力を育成し、主題を多角的にとらえる理解力、理論的に問題を考える思考力の向上を図る。語句・漢字学習を通して社会生活に必要な基本的な表現力・文章力を身につける。
授業の進め方・方法:
次回学習する単元については、語句の読みや意味を調べ把握しておくこと。また、疑問点や自らの意見を整理しておくこと。授業は応答を中心に進めるため、問いに対して主体的に応答すること。授業中に参考図書などを紹介するので、それをもとに自らの問題意識・関心を広げることがのぞまれる。
注意点:
漢字能力検定2級レベルの漢字・語彙の読み書きができる・語彙力を養うため、授業では漢字小テストを行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 評論(1) 難解な語句の意味を調べ、理解する。構成を整理することができる。
2週 評論(2) 意味段落ごとに考えをまとめることができる。
3週 評論(3) 全体を通読し、話の展開をつかむ。筆者の主張を説明できる。
各段落から考えをまとめ、筆者の主張について要約できる。それに対する自身の考えを他者に伝えることができる。
4週 評論(4) 難解な語句の意味を調べ、理解する。構成を整理することができる。
5週 評論(5) 意味段落ごとに考えをまとめることができる。
6週 評論(6) 全体を通読し、話の展開をつかむ。筆者の主張を説明できる。
7週 評論(7) 各段落から考えをまとめ、筆者の主張について要約できる。それに対する自身の考えを文章化し、他者に伝えることができる。
8週 中間試験 1~7週の学習内容を網羅して試験に出題し、学習内容の定着を図る。
4thQ
9週 試験解説
評論(8)
不正解だった箇所について、なぜ不正解だったか考え、学習内容を再確認する。
難解な語句の意味を調べ、理解する。構成を整理することができる。
10週 評論(9) 意味段落ごとに考えをまとめることができる。
11週 評論(10) 全体を通読し、話の展開をつかむ。筆者の主張を説明できる。
12週 評論(11) 難解な語句の意味を調べ、理解する。構成を整理することができる。
13週 評論(12) 意味段落ごとに考えをまとめることができる。
14週 評論(13) 全体を通読し、話の展開をつかむ。筆者の主張を説明できる。
15週 評論(14) 筆者の主張について要約できる。それに対する自身の考えを文章化し、他者に伝えることができる。
16週 期末試験 9~15週の学習内容を網羅して試験に出題し、学習内容の定着を図る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3

評価割合

試験小テスト演習・レポート合計
総合評価割合701020000100
基礎的能力701020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000