アジア文学論Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 アジア文学論Ⅰ
科目番号 0096 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:プリントを配布する。参考書:授業で随時紹介する。
担当教員 木本 拓哉,古賀 崇雅,楢崎 洋一郎

到達目標

1、文学書や思想書などに描かれた人物・情景・心情の表現とその効果を読みとることができる。
2、文学書や思想書などと人間・社会・自然との関係性を理解することができる。
3、自らの考えを論理的に組み立て、適切な表現を用いて論述することができる。
4、他者の意見を理解しつつ、自分の表現を明確に発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本と中国の文化交流の歴史を踏まえて専門的な問題を整理することができる。日本と中国の文化交流の歴史を踏まえて基本的な問題を整理することができる。日本と中国の文化交流の歴史を踏まえて基本的な問題を整理することができない。
評価項目2日本と中国の漢字・漢文学を中心とする文化交流についての専門的知識を理解することができる。日本と中国の漢字・漢文学を中心とする文化交流についての基礎的知識を理解することができる。日本と中国の漢字・漢文学を中心とする文化交流についての基礎的知識を理解することができない。
評価項目3異文化と同時に自文化についても複眼的、論理的に分析し、表現できる。異文化と同時に自文化について表現できる。異文化と同時に自文化について表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、近代日本の漢字文化を学ぶことを目的としている。アプローチの方法として、近代に至るまでの漢字・漢文を中心とする文化交流についての基礎的知識を習得し、日本の思想文化の特色に注意しながら、近代までの日本の漢字・漢文受容について史的に概説する。
授業の進め方・方法:
・授業では毎回テーマに沿った資料を配布し、それを参考にしながら進める。
・講義では資料の解説のほか補足説明もするので、各自で講義内容をノートに記録すること。
注意点:
講義中に参考文献を適宜紹介するので、できるだけ多くの文献を読んでほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 講義の目的と概要と到達目標について理解できる。
2週 漢字の発明(一) 漢字の発明について説明できる。
3週 漢字の発明(二) 漢字の変遷について説明できる。
4週 漢字の日本伝来 漢字の日本伝来について説明できる。
5週 大陸交流と日本漢文の誕生(一) 大陸交流と日本漢文の誕生について説明できる。
6週 大陸交流と日本漢文の誕生(二) 大陸交流と日本漢文の誕生について説明できる。
7週 まとめ 2週~6週目までの振り返り、各週の講義内容について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 平安時代の漢文学ー近代漢文学の端緒ー 近代漢文学と比較して平安時代の漢文学について説明できる。
10週 鎌倉時代の漢文学ー近代漢文学への変遷①ー 近代漢文学と比較して鎌倉時代の漢文学について説明できる。
11週 室町時代の漢文学ー近代漢文学への変遷②ー 近代漢文学と比較して室町時代の漢文学について説明できる。
12週 江戸時代の漢文学ー近代漢文学への変遷③ー 近代漢文学と比較して江戸時代の漢文学について説明できる。
13週 明治時代の漢文学ー近代漢文学の確立ー 明治時代の漢学者とその作品について説明できる。
14週 大正時代の漢文学 ー近代漢文学の確立ー 大正時代の漢学者とその作品について説明できる。
15週 まとめ・近代までの変遷と近代漢文学 9週~14週目までの振り返り、各週の講義内容について説明できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力702090
専門的能力10010
分野横断的能力000