アジア文学論Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 アジア文学論Ⅱ
科目番号 0097 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:プリントを配布する。参考書:授業で随時紹介する。
担当教員 木本 拓哉,古賀 崇雅,楢崎 洋一郎

到達目標

1、文学書や思想書などに描かれた人物・情景・心情の表現とその効果を読みとることができる。
2、文学書や思想書などと人間・社会・自然との関係性を理解することができる。
3、自らの考えを論理的に組み立て、適切な表現を用いて論述することができる。
4、他者の意見を理解しつつ、自分の表現を明確に発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1アジア諸国の文化・歴史などに対して、中国をその中に位置づけた上で、専門的な理解ができる。アジア諸国の文化・歴史などに対して、中国をその中に位置づけた上での理解ができる。アジア諸国の文化・歴史などに対して、中国をその中に位置づけた上での理解ができない。
評価項目2アジア諸国との過去・現在・将来にわたる関係のあり方について、広い視野から考えることができる。アジア諸国との過去・現在・将来にわたる関係のあり方について考えることができる。アジア諸国との過去・現在・将来にわたる関係のあり方について考えることができない。
評価項目3中国の伝統文化の豊かな世界に学ぶことで、中国思想の専門的知識を習得し、自分との関連において考察し、幅広く奥深い思考が身につき、かつ論理的に表現できる。中国の伝統文化の豊かな世界に学ぶことで、中国思想の基礎的知識を習得し、自分との関連において考察し、幅広く奥深い思考が身につき、かつ論理的に表現できる。中国の伝統文化の豊かな世界に学ぶことで、中国思想の基礎的知識を習得し、自分との関連において考察し、幅広く奥深い思考が身につき、かつ論理的に表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中国の伝統文化は、悠久の歴史によってはぐくまれ、現代においてもなおその影響力を保持し続けている。本講義では、こうした中国の伝統文化、思想文化の基礎的知識を習得することを目的とし、中国古代の思想文化を中心に原典史料にもとづきながら概説する。  その際、近代の学者たちの「読み」を参考とし、近代に生きた人々がどのように古典を解釈していたのか考えていく。
授業の進め方・方法:
・授業では毎回テーマに沿った資料を配布し、それを参考にしながら進める。
・講義では資料の解説のほか補足説明もするので、各自で講義内容をノートに記録すること。
注意点:
講義中に参考文献を適宜紹介するので、できるだけ多くの文献を読んでほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 講義の目的と概要と到達目標について理解できる。
2週 「五経」の世界 「五経」の各経書の概略について説明できる。
3週 孔子と『論語』(一) ー近代の学者たちの孔子像ー 孔子の生涯と思想と近代の学者が抱いた孔子のイメージについて説明できる。
4週 孔子と『論語』(二)ー近代の学者たちの『論語』解釈ー 近代の学者たちの『論語』の解釈について説明できる。
5週 『老子』を読むー近代の学者たちの『老子』解釈ー 近代の学者たちの老子と『老子』の解釈について説明できる。
6週 『荘子』を読む ー近代の学者たちの『荘子』解釈ー 近代の学者たちの荘子と『荘子』の解釈について説明できる。
7週 まとめ 2週~6週目までの振り返り、各週の講義内容について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 『孟子』を読む ー近代の学者たちの『孟子』解釈ー 近代の学者たちの孟子と『孟子』の解釈について説明できる。
10週 『墨子』を読む ー近代の学者たちの『墨子』解釈ー 近代の学者たちの墨子と『墨子』の解釈について説明できる。
11週 『孫子』を読む ー近代の学者たちの『孫子』解釈ー 近代の学者たちの孫子と『孫子』の解釈について説明できる。
12週 『荀子』を読む ー近代の学者たちの『荀子』解釈ー 近代の学者たちの荀子と『荀子』の解釈について説明できる。
13週 『韓非子』を読む ー近代の学者たちの『韓非子』解釈ー 近代の学者たちの韓非子と『韓非子』の解釈について説明できる。
14週 『史記』を読む ー近代の学者たちの『史記』解釈ー 近代の学者たちの『史記』の作者である司馬遷と『史記』の解釈について説明できる。
15週 まとめ 9週~14週目までの振り返り、各週の講義内容について説明できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力503080
専門的能力20020
分野横断的能力000