電子回路BⅠ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子回路BⅠ
科目番号 0123 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「電子回路概論」、高木茂孝、鈴木憲次、今井稔著、実教出版
担当教員 北園 優希

到達目標

1. 発振回路を説明できる。
2. 変調復調回路を説明できる。
3. 電源回路を説明できる。
4. 増幅回路を説明できる。
5. フィルタ回路を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1発振回路の説明および計算ができる。発振回路を説明できる。発振回路を説明できない。
評価項目2変調復調回路の説明および計算ができる。変調復調回路を説明できる。変調復調回路を説明できない。
評価項目3電源回路の説明および計算ができる。電源回路を説明できる。電源回路を説明できない。
評価項目4増幅回路を設計できる。増幅回路を説明でき計算できる。増幅回路を説明できない。
評価項目5フィルタ回路を設計できる。フィルタ回路を説明でき計算できる。フィルタ回路を説明できる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。

教育方法等

概要:
2年生までに学んだ電気回路、電子回路の解析手法をもとに、発振回路、変調復調回路、電源回路、増幅回路、フィルタ回路について学ぶ。
授業の進め方・方法:
毎週、講義と演習を行う。
注意点:
授業中の演習で計算ができなかったところは自学・質問等により次の授業までに解決をしておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、発振回路の基礎 発振回路の基礎を説明できる。
2週 LC発振回路 LC発振回路を説明できる。
3週 RC発振回路 RC発振回路を説明できる。
4週 水晶発振回路 水晶発振回路を説明できる。
5週 振幅変調・復調 振幅変調・復調を説明できる。
6週 周波数変調・復調 周波数変調・復調を説明できる。
7週 位相変調・復調、パルス変調 位相変調・復調、パルス変調を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 変圧回路、整流回路、平滑回路 変圧回路、整流回路、平滑回路を説明できる。
10週 安定化回路、スイッチング電源 安定化回路、スイッチング電源を説明できる。
11週 反転増幅回路、非反転増幅回路、加算回路 反転増幅回路、非反転増幅回路、加算回路の計算ができる。
12週 差動増幅回路 差動増幅回路の計算ができる。
13週 電流電圧変換回路 電流電圧変換回路の計算ができる。
14週 CRを用いたローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ CRを用いたローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ計算ができる。
15週 オペアンプを用いたローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ オペアンプを用いたローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ計算ができる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路演算増幅器の特性を説明できる。3前11
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。3前11,前12,前13
発振回路の特性、動作原理を説明できる。2前1,前2,前3,前4
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。2前5,前6,前7

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000