到達目標
・プロトコルの概念を説明できる。
・プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
HTTPプロトコルの理解 | クライアントの要求に応じた処理をする簡易的なWebサーバプログラムを作成することができる | HTTP Request/Responseの内容を説明することができる | Webサーバとブラウザとのやり取りがHTTPに従っておこなわれていることを知らない |
パケットの階層化 | パケットの階層化の利点について説明することができる | パケットの階層化の流れを説明することができる | パケットが階層化されていることを知らない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
教育方法等
概要:
プロトコルやソケット通信への理解を深めるために、前半はHTTPに着目をして、プログラムを実装することでプロトコルに準じたやり取りについて理解を深める。後半はパケットキャプチャを行いながらプロトコルの階層化について学ぶ。
授業の進め方・方法:
ネットワーク技術Iの授業内容をもとに、Pythonを用いたソケット通信プログラムの作成をおこなう。また、後半はパケットキャプチャの使い方からパケットの解析までおこなう。
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ソケットプログラミングの復習 |
TCP/IPによるソケット通信プログラムを作成することができる
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2週 |
HTTP Request |
ブラウザからのHTTP Requestを受け取ってその意味を理解する
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3週 |
HTTP Response |
HTTPサーバからのHTTP Responseを受け取ってその意味を理解する
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4週 |
HTTPサーバの作成(クライアントへの応答) |
ブラウザへ簡易的な応答を返して通信をおこなう
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5週 |
HTTPサーバの作成(HTTP Requestの解析) |
ブラウザから受信したHTTP Requestを解析する
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6週 |
HTTPサーバの作成(HTTP Requestに応じた処理) |
ブラウザからのHTTP Requestに応じた処理を実装する
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7週 |
HTTPサーバの作成(HTTP Responseの送信) |
ブラウザへのHTTP Responseを生成して送信する
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8週 |
まとめ |
前半のまとめをおこなう
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4thQ |
9週 |
パケットキャプチャソフトを動かす |
パケットキャプチャのソフトウェアを実行することができる
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10週 |
キャプチャしたパケットを見る |
キャプチャしたパケットの見方がわかる
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11週 |
キャプチャしたパケットを解析する |
キャプチャしたパケットの構成を理解する
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12週 |
pcapファイルの読み込み |
保存されているpcapファイルを読み込める
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13週 |
pcapファイルの解析 |
保存されているpcapファイルのパケットの見方がわかる
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14週 |
パケットキャプチャデータのフィルタリング(1) |
フィルタリングによって必要なデータを見つけることができる
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15週 |
パケットキャプチャデータのフィルタリング(2) |
フィルタリングによって必要なデータを見つけることができる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 4 | 後2,後10 |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 4 | 後11 |
評価割合
| 試験 | 小テスト等 | 演習・レポート | 発表 | 相互評価 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |