情報技術概論

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報技術概論
科目番号 0155 科目区分 専門 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(情報システムコース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「基本情報技術者+合格教本」角谷 一成著(技術評論社)
担当教員 才田 聡子

到達目標

・コンピュータを学んでいく上で必要な理論と知識を習得する
・コンピュータを構成するハードウェアの仕組み、システム構成、OSを含むソフトウェアを理解する
・コンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースとマルチメディア技術)について学ぶ
・システム管理技術、ソフトウェア開発管理技術について知る
・プロジェクトの各過程において管理すべき項目を知る
・サービスマネジメント(システムの運用・保守)を行うプロセスを理解する
・システム監査人の役割を理解する
・一般的な経営手法について知る
・企業活動に関する法律の知識を得る

ルーブリック

要改善
基礎理論コンピュータで情報を扱う時の工夫や、アルゴリズムをデータ構造を理解し説明できる。コンピュータで情報を扱う時の工夫や、アルゴリズムをデータ構造を理解し、部分的には説明できる。コンピュータで情報を扱う時の工夫や、アルゴリズムをデータ構造を理解しおおまかに説明できる。コンピュータで情報を扱う時の工夫や、アルゴリズムをデータ構造を理解していない。
コンピュータシステムコンピュータの基本構成を理解している。ハードウェアとシステムの構成、ソフトウェアの役割と分担について理解し説明できる。コンピュータの基本構成を理解している。ハードウェアとシステムの構成、ソフトウェアの役割と分担について部分的に理解し説明できる。コンピュータの基本構成を理解している。ハードウェアとシステムの構成、ソフトウェアの役割と分担について部分的に理解し説明できる。コンピュータの基本構成を理解している。ハードウェアとシステムの構成、ソフトウェアの役割と分担について部分的に理解していない。
ヒューマンインターフェースとマルチメディアコンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースとマルチメディア技術)について、その目的と役割を理解し、各技術について説明できる。コンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースとマルチメディア技術)について、その目的と役割を理解し、各技術について部分的に説明できる。コンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースとマルチメディア技術)について、その目的と役割を理解し、各技術についておおまかに説明できる。コンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースとマルチメディア技術)について、その目的と役割を理解していない。
開発技術システム管理技術、ソフトウェア開発管理技術について網羅的に理解し、それぞれ説明できる。システム管理技術、ソフトウェア開発管理技術について部分的に理解し、それぞれ説明できる。システム管理技術、ソフトウェア開発管理技術について部分的に理解している。システム管理技術、ソフトウェア開発管理技術について理解していない。
プロジェクトマネジメントプロジェクトの各過程において管理すべき項目のほとんどについて理解している。プロジェクトの各過程において管理すべき項目を半分ほど理解している。プロジェクトの各過程において管理すべき項目について、おおまかな流れを理解している。プロジェクトの各過程において管理すべき項目について理解していない。
サービスマネジメントサービス内容の詳細を理解し、システム監査の役割を理解し、説明することができる。サービス内容の詳細を理解し、システム監査の役割を理解している。サービス内容の詳細を理解し、システム監査の役割をおおまかに理解している。サービス内容の詳細を理解し、システム監査の役割を理解していない。
情報システム戦略システム化を推進していく際のプロセスを理解している。システム戦略の構想と流れ、システムを適用する範囲を明確にして具体的な計画を立てる方法を知っている。システム化を推進していく際のプロセスを理解している。システム戦略と、システム企画のおおまかな方法を知っている。システム化を推進していく際のプロセスを理解している。システム化を推進していく際のプロセスを理解していない。
経営戦略、企業と法務一般的な経営手法について、各手法を網羅的に理解し整理することができる。一般的な経営手法について、各手法を部分的に理解し説明することができる。一般的な経営手法について、その目的と役割を説明することができる。一般的な経営手法について、その目的と役割を説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
学習・教育到達度目標 D① 専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を統合し、活用できる。
JABEE SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
JABEE SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
JABEE SD① 専攻分野における専門工学の基礎に関する知識と基礎技術を総合し、応用できる。

教育方法等

概要:
基本情報技術者試験の受験を希望する学生向けに開講する。コンピュータシステムを理解するために必要な情報や数学に関する基礎理論を理解し、ハードウェアの仕組みやシステム構成、OSを含めたソフトウェアについて学ぶ。プロジェクトの管理方法やシステム化を推進する上でのプロセスについて知識を習得し、一般的な経営戦略も含めて網羅的に知識を習得する。
授業の進め方・方法:
主に座学を中心に行う。難題については周囲とディスカッションしながら一緒に考えていく。授業の理解度やノートの取り方を確認しながら進めていくために授業の終わりにミニッツペーパーを作成し提出する。ミニッツペーパーは各自のノートを参照しながら作成してよい(カメラなどで撮影された画像は除く)。
注意点:
[オフィスアワー]
水曜日15:30-17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・基礎理論1 コンピュータを学んでいく上で必要な理論と知識を習得する
2週 基礎理論2 コンピュータを学んでいく上で必要な理論と知識を習得する
3週 コンピュータシステム1 コンピュータを構成するハードウェアの仕組み、システム構成、OSを含むソフトウェアを理解する
4週 コンピュータシステム2 コンピュータを構成するハードウェアの仕組み、システム構成、OSを含むソフトウェアを理解する
5週 ヒューマンインターフェース コンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースとマルチメディア技術)について学ぶ
6週 マルチメディア1 コンピュータとユーザとの情報伝達手段(ヒューマンインターフェースについて学ぶ
7週 マルチメディア2 マルチメディア技術について学ぶ
8週 中間試験 これまでの授業内容の理解度を確認する。
2ndQ
9週 開発技術 システム管理技術、ソフトウェア開発管理技術について知る
10週 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメントの目的と考え方を理解する
11週 サービスマネジメント サービスマネジメントの目的と考え方を理解する
12週 情報システム戦略1 システム化を推進していく際の基本となる情報システム戦略について学ぶ
13週 情報システム戦略2 システム化を推進していく際の基本となる情報システム戦略について学ぶ
14週 経営戦略 一般的な経営手法について知り、企業活動に関すること、法律に関する知識を得る
15週 企業と法務 一般的な経営手法について知り、企業活動に関すること、法律に関する知識を得る
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題と演習合計
総合評価割合8020100
基礎的能力601575
専門的能力20525