・世界の人々の特色ある生活文化を基に、人々の生活文化が地理的環境から影響を受けたり、影響を与えたりして多様性を持つことや、地理的環境の変化によって変容することを説明できる。
・世界の人々の生活文化について、その生活文化が見られる場所の特徴や自然及び社会的条件との関わりに着目して、多様性や変容の要因を多面的・多角的に考察することができる。
・生活文化の多様性と国際理解について、よりよい社会の実現を目指して、そこにある課題を主体的に追究・解決しようとする態度を身につける。
概要:
旅は、非日常を求めるもの、とも言われます。旅先で経験する非日常は、身近な地域との比較・対比で生み出されるものでしょう。
郷土料理や特産物、景観など、旅の思い出を特徴づけるものは案外、地形や気候、文化、社会など、地理的事象が関わっています。そうした地理的事象の背景にある「なぜ」を解くことも、旅の面白さの一つでしょう。
この授業では、世界の人々の多様な生活文化と、その背景にある自然環境・社会的事象との関わりを広く扱うことで、その規則性や傾向、背景、要因、相互の関係を、空間的な広がりに着目して考察する視点を養います。
授業の中で扱えるテーマ・地域はわずかですが、地理的な見方・考え方を身につけることで、旅先で見つけた疑問を解く楽しみを知ってください。
授業の進め方・方法:
・基本的にスライドを用いて授業を進めるが、適宜プリントや資料を配布する。
・地理Ⅰ、地理Ⅱを通じて、教科書の内容を広く取り扱う。
・各回に、授業内容の理解度を確認するための課題を課す。
注意点:
・講義中の質問や活発な議論は歓迎する。
・周りの人間に迷惑のかかる行為(私語など)は慎むこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
地理への関心を深めることができる。
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2週 |
国家と領域 |
国家の領域や、日本の位置・領域、領土問題について説明できる。
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3週 |
オセアニア |
オセアニアの多様な地形や気候と、人々の暮らしとの関係について説明できる。
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4週 |
東南アジア |
季節風の影響を受ける東南アジアの自然環境と産業について説明できる。
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5週 |
中央アジア・西アジア・北アフリカ |
乾燥した地域での産業や宗教、資源、暮らしについて説明できる。
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6週 |
インド |
南アジアにおける文化や産業、それらの変化について説明できる。
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7週 |
ラテンアメリカ |
ラテンアメリカの成り立ちや民族の構成、産業について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
ロシア |
ロシアにおける国家体制の転換や産業の変化、人々の暮らしについて説明できる。
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10週 |
サハラ以南アフリカ |
サハラ以南アフリカの植民地支配の歴史やその影響、産業の変化について説明できる。
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11週 |
アメリカ合衆国 |
世界に大きな影響を与えるアメリカ合衆国の産業構造の変化や移民について説明できる。
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12週 |
東アジア |
東アジアの経済成長の歩みと生活の変化、それに伴う諸問題について説明できる。
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13週 |
ヨーロッパ |
ヨーロッパにおける政治・経済の統合や文化、産業について説明できる。
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14週 |
資源・エネルギー |
エネルギー・資源の生産と消費の不均衡などの諸問題について説明できる。
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15週 |
人口・食料・都市問題 |
世界人口や食料、都市問題について、その特徴や課題、解決に向けての取り組みを説明することができる。
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16週 |
期末試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 社会 | 世界各地の人口、資源、産業の分布や動向、並びにそれらをめぐる地域相互の結びつき等について理解し、現代社会を地理的観点から説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
人間と自然環境との相互作用を前提としつつ、民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |