ドイツ語

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 ドイツ語
科目番号 0020 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(物質化学コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ideal 例文で学ぶドイツ語文法(朝日出版社)
担当教員 高橋 正和

到達目標

1.ドイツ語文法の基礎を理解する。                                                                              
2.ドイツ語を読み、書き、聞き、話すための基本を習得する。                                                              
3.ドイツ語の学習を通して豊かなドイツの文化に親しむ。                                                                                                                                                                    

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文法の基礎項目をすべて理解できる。冠詞、名詞、動詞、助動詞、副文の基本が理解できる。基本事項が理解できていない。
評価項目2読む・書く、聞く・話すの基本的事項を身につけ、応用できる。読み書き、会話の基本文例が身につく。読み書き、会話の基本が身についていない。
評価項目3グリム童話やドイツ紹介(歴史、文化、時事など)のドイツ語情報が理解できる。ドイツに関するさまざまな情報にドイツ語を通じて親しむことができる。ドイツ語で書かれた情報について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ドイツは、科学技術や哲学思想だけでなく、音楽、文学などでも豊かな文化を創り出してきました。ドイツ語を知ることで、その文化にじかに触れることができます。ドイツが誇る世界的な観光地やサッカーも大人気で、旅行先にも最適です。そして、ドイツはEU諸国最強の経済力を有していますし、日本との関係も深いです。英語の知識を使えば、ドイツ語はその母親のようなものですから、1年間の授業でそのアウトラインまで理解できるようになります。ドイツ語検定4級合格も視野に入れて、ドイツ語の基礎をしっかり学んで、広くて奥の深いドイツの世界を楽しみましょう。
授業の進め方・方法:
1年間でテキストの重要項目はほぼすべて学習します。辞書は試験でも使用する予定ですので、普段の授業でも忘れないで持参し、おっくうがらずに引くことになれましょう。英語文法との比較を通して効率よく文法の基礎事項を説明していきます。まずは読むことに努力し、音読、講読、例題、練習問題を着実に行うようにします。授業に出る前10分程度でもよいので、必ず前回学んだことを復習したうえで、授業を受けるようにすると効果が上がります。
注意点:
試験成績の80%、その他平常の学習状況等(課題、小テスト、レポートなど)を20%の割合で、総合的に評価する。到達目標に対する達成度を試験等において評価する。学期ごとの評価は中間と期末の各期間の評価の平均、学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明、アルファベート、発音の規則 発音の規則を理解し、単語を読めるようになる。
2週 母音、変母音、子音の特殊な読み 挨拶の言葉、数詞、著名な歌の歌詞、文章がスムーズに読める。
3週 人称代名詞、動詞の人称変化 人称代名詞を使って現在人称変化を覚え、運用できる。
4週 不規則動詞 不規則変化動詞の重要な例を理解し、それぞれの変化パターンができるようになる。
5週 命令文 日常生活においてよく用いられる命令文を使える。
6週 名詞 性・数・格の3要素を理解する。
7週 冠詞 定冠詞、不定冠詞の変化、複数形の作り方を覚える。
8週 前期中間試験 テキスト4課までの内容を理解する。
2ndQ
9週 人称代名詞、冠詞類(1) 代名詞の3・4格形、定冠詞類を覚え、運用できる。
10週 冠詞類(2) 不定冠詞類、否定冠詞を理解し、作文できる。
11週 分離・非分離動詞 複合動詞の基本を理解し、運用できる。
12週 非人称動詞、不定代名詞 ドイツ語特有の非人称表現、熟語表現を理解できる。
13週 接続詞(1) 接続詞を用いた副文(従属節)の作り方を覚え、実際に作文できる。
14週 前置詞(1) 3格、および4格支配の前置詞グループを通して、格支配の仕組みを理解できる。
15週 前置詞(2) 3・4格支配の前置詞9個を覚え、その違いを理解し、実際に運用できる。
16週 前期末試験 テキスト5課~8課(前半)までの内容を理解する。
後期
3rdQ
1週 疑問詞 wer,wasなどを用いた基本的な疑問文を作ることができる。
2週 助動詞 英語のcan,mustなどに相当するドイツ語の助動詞の基本的意味と用法を理解する。
3週 形容詞 2つの変化パターンの仕組みを理解する。
4週 形容詞 各変化が集中して現れるので、正確に運用できるようになるまで、習熟する。
5週 比較級と最上級 英語と比べつつ、その基本表現を理解し、表現できる。
6週 動詞の3基本形 過去、過去分詞の作り方の基礎を理解できる。
7週 過去 過去表現ができる。
8週 後期中間試験 8課(後半)~12課までの内容を理解できる。
4thQ
9週 完了形 日常会話においてよくつかわれる重要な完了表現を理解できる。
10週 zu不定詞 英語のto不定詞とほぼ同じこの表現を身につけることができる。
11週 受動 受動文を作ることができる。
12週 読解能力 ドイツ情報を読み解く練習によって、運用能力を確かなものにできる。ドイツ語検定対策にも触れる。
13週 関係代名詞(1) 英語との比較を通して、その基本の仕組みを理解できる。
14週 関係代名詞(2)  他のいろんな表現も合わせて理解し運用できる。
15週 補習 取り上げられなかった事項(接続法など)を簡略に説明する。
16週 学年末試験 13課~17課までの内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験課題発表相互評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000