概要:
生命の活動がいったいどのようにしておこなわれているのか、その構成成分はどのような物質があるのかについて、細胞構造を基本に化学的特徴や性質を学習する。また、我々の生活の中で生化学物質がどのように関係しているのかを理解する。
授業の進め方・方法:
毎週の授業で、細胞の構造、物質名、化学式など、できるかぎりトピックになることを指示してキーワードを逃さず記録できるよう進めていく。自分の生活での経験などをうまく授業内容と関連して理解してほしい。
注意点:
化学の基礎を復習しておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスから科目の重要点のとらえ方を理解し、生体と組織、細胞との関係を説明できる。
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2週 |
生体を構成する元素や物質 |
生体を構成する元素を主要なものと微量のものを説明できる。 分子としての水やタンパク質、脂質、糖の役割を説明できる。
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3週 |
細胞の構造と機能 |
動植物細胞の共通する細胞内器官とその働きを説明できる。 細胞内器官の構造と役割を説明できる。
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4週 |
細胞の構造と機能 |
動植物細胞に個別に存在する細胞内器官とその働きを説明できる。
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5週 |
細胞の性質 |
細胞の分裂、増殖と分化について説明できる。 タンパク質の生成について説明できる。
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6週 |
単糖とその性質 |
糖の種類と構造・性質を説明できる。 グリコシド結合について説明できる。
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7週 |
糖類の化学 |
オリゴ糖や多糖について代表的な糖類の構造を説明できる。 糖類の生体内での働きと性質を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
1〜7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
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4thQ |
9週 |
試験内容についての解説 |
中間試験の内容を理解する。
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10週 |
アミノ酸の種類と構造、性質 |
アミノ酸の基本構造と分類を説明できる。 アミノ酸溶液の化学的性質を説明できる。
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11週 |
タンパク質化学 |
ペプチド結合を説明できる。 タンパク質の構造を説明できる。
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12週 |
脂質と脂肪酸 |
脂質と脂肪酸の関係を説明できる。
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13週 |
脂質の種類と性質 |
単純脂質、複合脂質の違いを説明できる。 脂質の酸化、ミセルについて説明できる。
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14週 |
核酸の構造と性質 |
核酸の構造と種類を説明できる。 核酸の構成単位を説明できる。
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15週 |
定期試験 |
9〜14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
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16週 |
定期試験内容についての解説 |
定期試験の内容を理解する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 原核生物と真核生物の違いについて説明できる。 | 3 | 後3 |
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。 | 3 | 後3 |
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。 | 3 | 後4 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 3 | 後5 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 3 | 後5 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 3 | 後5 |
細胞周期について説明できる。 | 3 | 後5 |
分化について説明できる。 | 3 | 後5 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 3 | 後5 |
生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。 | 3 | 後2 |
単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 3 | 後6 |
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。 | 3 | 後6 |
グリコシド結合を説明できる。 | 3 | 後6 |
多糖の例を説明できる。 | 3 | 後7 |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 3 | 後12 |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 3 | 後12 |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。 | 3 | 後13 |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。 | 3 | 後11 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。 | 3 | 後10 |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 3 | 後11 |
タンパク質の高次構造について説明できる。 | 3 | 後11 |
ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 3 | 後14 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 3 | 後14 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 3 | 後14 |