無機化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 無機化学Ⅱ
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(物質化学コース) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新しい基礎無機化学:三共出版  著者:合原 眞 ほか
担当教員 小畑 賢次

到達目標

1.水に関する基本事項について説明できる。
2.酸と塩基について説明できる。
3.電気化学について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1水に関する基本事項について説明でき、応用できる。水に関する基本事項について説明できる。水に関する基本事項に関する理解が不十分である。
評価項目2酸と塩基について説明でき、応用できる。酸と塩基について説明できる。酸と塩基に関する理解が不十分である。
評価項目3電気化学について説明でき、応用できる。電気化学について説明できる。電気化学に関する理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程の教育目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
単体(金属元素及び非金属元素)や化合物(金属酸化物や非金属酸化物など)に関する諸性質ついて学習し、無機化学の基礎を身に付けてもらう。
授業の進め方・方法:
周期律表と物質の性質との関係性を説明し、単体や化合物の諸性質について解説する。理解が深まるように、各単元ごとに演習問題を解かせる。
注意点:
1年次化学の教科書の1編2章・物質の基本構成、 3編・無機物質の内容を復習しておくことにより、さらに無機化合物に対する知識を深めることができる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 化学結合と分子の構造 ・原子価結合法と混成軌道について説明できる。
2週 化学結合と分子の構造 ・多重結合と混成軌道について説明できる。
3週 水に関する基本事項 ・水分子の構造と氷の構造について説明できる。
4週 水に関する基本事項 ・溶媒としての水の性質とイオンの水和について説明できる。
5週 酸と塩基 ・酸と塩基の定義について説明できる。
6週 酸と塩基 ・酸と塩基の定義について説明できる。
7週 硬い酸・塩基と軟らかい酸・塩基 ・硬い酸・塩基と軟らかい酸・塩基について説明できる。
8週 中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
4thQ
9週 酸化還元反応 ・酸化還元反応について説明できる。
10週 電池・ネルンスト式 ・電池・ネルンスト式について説明できる。
11週 酸化還元電位 ・酸化還元電位について説明できる。
12週 電極系の種類 ・電極系の種類について理解している。
13週 標準電極電位と化学的傾向 ・標準電極電位と化学的傾向について理解している。
14週 イオン化傾向 ・イオン化傾向について理解している。
15週 定期試験 ・9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 定期試験内容について解説 ・定期試験の内容を理解している。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。4
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。4
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000