到達目標
1.細胞内の物質代謝・異化を糖、脂質、アミノ酸、核酸について説明できる。
2.血液と免疫について働きとしくみを理解するとともに、細胞との関わりを説明できる。
3.ホルモンの作用とメカニズムを説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 糖、脂質、アミノ酸、核酸の代謝を図を書いて説明できる。 | 糖、脂質、アミノ酸、核酸の代謝を事例をもとに、説明できる。 | 糖、脂質、アミノ酸、核酸の代謝の説明ができない。 |
評価項目2 | 血液と免疫の働きを関与する細胞の働きに沿って説明できる。 | 血液と免疫の働きの一つ一つを個別に説明できる。 | 血液、免疫系の働きを説明できない。 |
評価項目3 | ホルモンの作用とメカニズムをペプチド性ホルモンとステロイドホルモンの相違に応じて図を用いて説明できる。 | ホルモンの作用の事例に応じて、説明できる。 | ホルモンの作用の説明ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程の教育目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
教育方法等
概要:
生命活動の根本にある生体分子の性質を生体内合成や代謝メカニズムの点から学習し、その集積である生体防御、生理を理解し、生体内物質の工業的利用、生産の基礎について理解する。
授業の進め方・方法:
生体内物質合成、代謝の部分を中心に学習し、工業的利用についてバイオテクノロジーの視点から学習する。したがって、生物化学の知識は必要不可欠となる。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・ガイダンス |
・シラバスから科目の重要点のとらえ方を理解する。
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2週 |
・細胞の構造と機能 |
・動植物細胞の構造と機能を理解する。
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3週 |
・代謝の概要 ・糖の代謝 |
・同化と異化を理解する。 ・糖代謝を解糖系、TCAサイクル、電子伝達系の流れで説明する。
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4週 |
・糖の代謝
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・グルコースからのATP生成量を理解する。
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5週 |
・脂質の代謝 |
・脂質が脂肪酸に分解される流れを理解する。 ・脂肪酸からのATP生成量を理解する。
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6週 |
・アミノ酸の代謝 |
・アミノ酸の代謝過程を流れを追って説明する。
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7週 |
・核酸の代謝 |
・核酸合成の経路を理解する。
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8週 |
・中間試験 |
・1〜7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
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2ndQ |
9週 |
・試験内容についての解説 |
・中間試験の内容を理解する。
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10週 |
・酵素の働き |
・酵素の作用メカニズムを理解する。
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11週 |
・血液の構成と働き |
・血液の構成を液体成分と細胞成分に分けてとらえ、生体内での働きを説明する。
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12週 |
・免疫のしくみ |
・免疫の定義と作用について理解する。
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13週 |
・免疫のしくみ |
・免疫担当細胞が抗体生産するしくみの理解と抗体の種類を説明する。
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14週 |
・ホルモンと恒常性 |
・ホルモンの種類とその作用メカニズムを理解する。
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15週 |
・期末試験 |
・9〜14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
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16週 |
・期末試験内容についての解説 |
・期末試験の内容を理解する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 錯体の生成について説明できる。 | 4 | |
酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。 | 4 | |
キレート滴定についての原理を理解し、金属イオンの濃度計算ができる。 | 4 | |
イオン交換による分離方法についての概略を説明できる。 | 4 | |
溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |