到達目標
生物化学工学で用いられる化学分析手法の個々を説明できる。
生物由来物質の生理作用を分析する手法を説明できる。
生理的な分析手法と化学的な分析手法の違いを説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生物化学工学で用いられる化学分析手法の個々を正しく詳細に説明できる。 | 生物化学工学で用いられる化学分析手法の個々を正しく説明できる。 | 生理的な分析手法と化学的な分析手法の違いを正しく説明できる。 |
評価項目2 | 生物由来物質の生理作用を分析する手法を正しく詳細に説明できる。 | 生物由来物質の生理作用を分析する手法を正しく説明できる。 | 生物由来物質の生理作用を分析する手法を正しく説明できない。 |
評価項目3 | 生理的な分析手法と化学的な分析手法の違いを正しく詳細に説明できる。 | 生理的な分析手法と化学的な分析手法の違いを正しく説明できる。 | 生理的な分析手法と化学的な分析手法の違いを正しく説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程の教育目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
準学士課程の教育目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。
準学士課程の教育目標 C① 実験や実習を通じて、問題解決の実践的な経験を積む。
準学士課程の教育目標 C② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
準学士課程の教育目標 C③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学基礎知識をもとにその内容を考察することができる。
準学士課程の教育目標 C④ 実験や実習について、方法・結果・考察をまとめ、報告できる。
準学士課程の教育目標 E② 日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB① 共通基礎知識を用いて、専攻分野における設計・製作・評価・改良など生産に関わる専門工学の基礎を理解できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SB② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解決できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC① 専門工学の実践に必要な知識を深め、実験や実習を通じて、問題解決の経験を積む。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC② 機器類(装置・計測器・コンピュータなど)を用いて、データを収集し、処理できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC③ 実験結果から適切な図や表を作り、専門工学知識をもとに分析し、結論を導き出せる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SC④ 実験や実習について、方法・結果・考察を的確にまとめ、報告できる。
専攻科課程教育目標、JABEE学習教育到達目標 SE② 実験・実習・調査・研究内容について、日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
教育方法等
概要:
生物生産やその研究、開発の各分野において高速かつ高感度の分析が必要とされ、種々の機器分析法を理解することが要求されている。また、生物分野に特有の物質の力価を計測する必要もある。そこで本実験では、分析機器類を用いた分析を行い、機器の原理、分析法、データ解析法について学修し、化学分析技術を理解するとともに、バイオ検定としての物質定性、定量技術を学習する。
授業の進め方・方法:
10個にテーマについて、授業の前半は理論の説明、後半は実験および解析を5班のローテーションで行う。実験中にはないように関して適宜質問を行い、実験終了後にはデータ整理・解析を行わせ試問を行い、実験内容の理解を確認する。
注意点:
実験結果と考察を含むレポートを1週間以内に提出すること。レポートの内容に不備が認められる学生には再レポートを課す。各レポートの受理により各実験の終了とする。最終週では試験を行う。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実験全般のガイダンス |
科目の概要と実験各テーマの概要を理解する。
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2週 |
実験全般のガイダンス |
実験各テーマの概要を理解する。
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3週 |
核磁気共鳴分光法(NMR) |
核磁気共鳴分光法の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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4週 |
赤外分光法 |
赤外分光法の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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5週 |
蛍光画像解析 |
蛍光画像解析の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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6週 |
ヒト細胞による物質分析、機能検索手法 |
ヒト細胞による物質分析、機能検索手法の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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7週 |
紫外・可視分光法(UV-VIS) 溶液法 |
紫外・可視分光法溶液法の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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8週 |
レポート整理 |
実験の原理、測定、解析、結果及び考察をまとめたレポートを作成できる。
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2ndQ |
9週 |
蛍光光度計(蛍光測定) |
蛍光光度計の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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10週 |
熱分析実験 |
熱分析実験の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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11週 |
走査型電子顕微鏡 |
走査型電子顕微鏡の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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12週 |
紫外・可視分光法(UV-VIS) 紛体法 |
紫外・可視分光法紛体法の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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13週 |
DNAの電気泳動と蛍光染色 |
DNAの電気泳動と蛍光染色の原理と測定法を理解し、実験で得た結果を解析できる。
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14週 |
レポート整理 |
実験の原理、測定、解析、結果及び考察をまとめたレポートを作成できる。
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15週 |
確認テスト |
10テーマの実験に関する試験を行い、その内容の理解度の確認を行う。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 分析化学実験 | 代表的な定性・定量分析装置としてクロマト分析(特にガスクロ、液クロ)や、物質の構造決定を目的とした機器(吸光光度法、X線回折、NMR等)、形態観察装置としての電子顕微鏡の中の代表的ないずれかについて、その原理を理解し、測定からデータ解析までの基本的なプロセスを行うことができる。 | 4 | |
固体、液体、気体の定性・定量・構造解析・組成分析等に関して必要な特定の分析装置に関して測定条件を選定し、得られたデータから考察をすることができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 10 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 10 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |