無機化学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 無機化学
科目番号 0101 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(物質化学コース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新しい基礎無機化学:三共出版  著者:合原 眞 ほか
担当教員 小畑 賢次

到達目標

1.水に関する基本事項について説明できる。
2.酸と塩基について説明できる。
3.電気化学について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1水に関する基本事項について説明でき、応用できる。水に関する基本事項について説明できる。水に関する基本事項に関する理解が不十分である。
評価項目2酸と塩基について説明でき、応用できる。酸と塩基について説明できる。酸と塩基に関する理解が不十分である。
評価項目3電気化学について説明でき、応用できる。電気化学について説明できる。電気化学に関する理解が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
水に関する基本事項、酸と塩基の概念、電気化学技術について学習し、無機化学の基礎を身に付けてもらう。
授業の進め方・方法:
スライドを活用して、水の性質、酸・塩基、電気化学技術について解説する。理解が深まるように、各単元ごとに演習問題を解かせる。
注意点:
1年次化学の教科書の1編2章・物質の基本構成、 3編・無機物質の内容を復習しておくことにより、さらに無機化合物に対する知識を深めることができる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 化学結合と分子の構造 ・原子価結合法と混成軌道について説明できる。
2週 化学結合と分子の構造 ・多重結合と混成軌道について説明できる。
3週 水に関する基本事項 ・水分子の構造と氷の構造について説明できる。
4週 水に関する基本事項 ・溶媒としての水の性質とイオンの水和について説明できる。
5週 酸と塩基 ・酸と塩基の定義について説明できる。
6週 酸と塩基 ・酸と塩基の定義について説明できる。
7週 硬い酸・塩基と軟らかい酸・塩基 ・硬い酸・塩基と軟らかい酸・塩基について説明できる。
8週 中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
2ndQ
9週 酸化還元反応 ・酸化還元反応について説明できる。
10週 電池・ネルンスト式 ・電池・ネルンスト式について説明できる。
11週 酸化還元電位 ・酸化還元電位について説明できる。
12週 電極系の種類 ・電極系の種類について理解している。
13週 標準電極電位と化学的傾向 ・標準電極電位と化学的傾向について理解している。
14週 イオン化傾向 ・イオン化傾向について理解している。
15週 定期試験 ・9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 定期試験内容について解説 ・定期試験の内容を理解している。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。4前1,前2
電子配置から混成軌道の形成について説明することができる。4前1,前2
配位結合の形成について説明できる。4前4,前7
水素結合について説明できる。4前3
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。4
物理化学電池反応と電気分解を理解し、実用例を説明できる。4前9,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000