基礎データサイエンス

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 基礎データサイエンス
科目番号 0115 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(物質化学コース) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 統計解析入門[第3版], 篠崎信雄・竹内秀一, サイエンス社
担当教員 松嶋 茂憲

到達目標

1. 統計データのまとめ方の基本について理解し、説明することができる。
2. 確率および主な確率分布の基本について理解し、説明することができる。
3. 標本, 推測, 推定, および検定の基本について理解し、説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1統計データのまとめ方の基本について理解し、説明することができる。統計データのまとめ方の基本について理解することができる。統計データのまとめ方の基本について理解することができない。
評価項目2確率および主な確率分布の基本について理解し、説明することができる。確率および主な確率分布の基本について理解することができる。確率および主な確率分布の基本について理解することができない。
評価項目3標本, 推測, 推定, および検定の基本について理解し、説明することができる。標本, 推測, 推定, および検定の基本について理解することができる。標本, 推測, 推定, および検定の基本について理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
基礎データサイエンスでは、あらゆる事象を数値化されたデータという観点で考察し、データの取扱いやその解析から導出される統計量の基本について学習する。
授業の進め方・方法:
適宜、演習と復習を実施し、データサイエンスのセンスを培っていく。
注意点:
3年次前期までに学習した数学系科目の知識を前提として進める。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 統計解析学への招待 統計学的なものの見方・考え方を理解する
2週 統計データのまとめ方1 度数分布, 分布の中心とばらつきを理解する
3週 統計データのまとめ方2 平均値, 標準偏差, 偏差値, 層別, 時系列データを理解する
4週 2次元データのまとめ方 2次元データの質的・量的記述,散布図, 相関係数を理解する
5週 確率1 標本空間と確率,条件付き確率, 乗法公式,事象の独立性を理解できる
6週 確率2 ベイズの定理,順列・組合せを理解できる
7週 確率分布とその特性値 確率変数と確率分布,確率変数の平均値と標準偏差を理解できる
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 主な確率分布1 二項分布とポアソン分布を理解できる
10週 主な確率分布2 正規分布を理解できる
11週 多次元の確率分布 2次元の確率分布,確率変数の独立性・和の平均値・分散を理解できる
12週 標本分布と推測1 標本の抽出と分布,観測値の和・平均値の分布,大数の法則を理解できる
13週 標本分布と推測2 中心極限定理,統計的推測を理解できる
14週 推定 平均量・分散・標準偏差・比率等の推定を理解できる
15週 仮説検定 平均値・平均値の差・比率・比率の差等の検定を理解できる
16週 定期試験 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000