物質工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 物質工学Ⅰ
科目番号 0194 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(物質化学コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】 「基礎固体化学」,村石治人 著,三共出版, 【参考書】 「無機ファイン材料の化学」,小菅皓二 他著,、三共出版
担当教員 松嶋 茂憲

到達目標

1.結晶構造,格子欠陥の基本について説明できる。
2.固体の電子構造の基本について説明できる。
3.固体の導電的性質の基本について説明できる。
4.固体の誘電的性質の基本について説明できる。
5.固体の磁気的性質の基本について説明できる。


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1結晶構造,格子欠陥の基本について説明できる。結晶構造,格子欠陥の基本について理解できる。結晶構造,格子欠陥の基本について理解できない。
評価項目2固体の電子構造の基本について説明できる。固体の電子構造の基本について理解できる。固体の電子構造の基本について理解できない。
評価項目3固体の導電的性質の基本について説明できる。固体の導電的性質の基本について理解できる。固体の導電的性質の基本について理解できない。
評価項目4固体の誘電的性質の基本について説明できる。固体の誘電的性質の基本について理解できる。固体の誘電的性質の基本について理解できない。
評価項目5固体の磁気的性質の基本について説明できる。固体の磁気的性質の基本について理解できる。固体の磁気的性質の基本について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
物質工学では、「固体構造と電子構造」を土台に発現する「固体物性」の基本について、「固体物理」および「固体化学」の視点から入門的な内容の理解と習得を目指す。
授業の進め方・方法:
適宜、演習や復習を実施するとともに、参考資料を配付する。
注意点:
4年次までに学習した「無機化学」,「物理化学」,「分析化学」,「物理」,「応用物理」及び「数学」の知識を前提として進める。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 結晶構造 結晶構造の基本について説明できる。
2週 結晶構造 結晶構造の基本について説明できる。
3週 不完全な構造 不完全な構造の基本について説明できる。
4週 不完全な構造 不完全な構造の基本について説明できる。
5週 電子構造 電子構造の基本について説明できる。
6週 電子構造 電子構造の基本について説明できる。
7週 総復習1 第1週から第6週までの復習
8週 中間試験 第1週から第7週の内容
2ndQ
9週 導電的性質 導電的性質の基本について説明できる。
10週 導電的性質 導電的性質の基本について説明できる。
11週 誘電的性質 誘電的性質の基本について説明できる。
12週 誘電的性質 誘電的性質の基本について説明できる。
13週 磁気的性質 磁気的性質の基本について説明できる。
14週 磁気的性質 磁気的性質の基本について説明できる。
15週 総復習2 第9週から14週までの復習
16週 定期試験 第9週から第15週の内容

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。4前1,前2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000