遺伝子工学

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 遺伝子工学
科目番号 0205 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 生産デザイン工学科(物質化学コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 遺伝子工学 第2版(新バイオテクノロジーテキストシリーズ)、村山洋ら著、講談社
担当教員 井上 祐一

到達目標

遺伝子組み換え技術の原理について説明できる。
遺伝子組み換え技術の応用例について説明できる。
遺伝子組み換えのリスクと安全策について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1遺伝子組み換え技術の原理を正しく詳細に説明できる。遺伝子組み換え技術の原理を正しく説明できる遺伝子組み換え技術の原理を説明できない。
評価項目2遺伝子組み換え技術の応用例を複数説明できる。遺伝子組み換え技術の応用例を1つ説明できる。遺伝子組み換え技術の応用例を説明できない。
評価項目3遺伝子組み換えのリスクと安全策を正しく詳細に説明できる。遺伝子組み換えのリスクと安全策を正しく説明できる。遺伝子組み換えのリスクと安全策を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、遺伝子組み換え技術とそのリスクや安全性について学ぶことを目的とする。この分野では、次々に新技術が開発されており、より効率的な生物生産を目指している。そこで、遺伝子組み換え技術のバイオ医薬品生産への応用などについて学習する。
授業の進め方・方法:
最初に核酸の生化学を復習し、その後、遺伝子組み換え技術の原理とその応用、注意すべき点などについて学んでいく。授業は基本的に教科書に従い、途中で授業内容に関連するDVDなどを見て理解を深めていく。
注意点:
授業内容に関連する動画などを見るが、その内容も試験に出るので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、核酸の構造と性質について DNAとRNAの構造や性質を説明できる。
2週 セントラルドグマ、逆転写、cDNAについて セントラルドグマ、逆転写、cDNAについて説明できる。
3週 遺伝子組み換えに利用する酵素について1 制限酵素について説明できる。
4週 遺伝子組み換えに利用する酵素について2 遺伝子組み換えに利用する酵素の種類や役割について説明できる。
5週 ブルーホワイトスクリーニングについて ラクトースオペロン、青白コロニー判定について説明できる。
6週 核酸の調製、検出、定量について 核酸の調製法や定量法について説明できる。
7週 遺伝子を取得するための方法について 核酸の調製法や定量法について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 ハイブリダイゼーションについて ハイブリダイゼーションについて説明できる。
10週 取得した遺伝子の配列確認について 塩基配列決定法について説明できる。
11週 遺伝子組み換え実験の基礎について1 宿主、ベクター、選択マーカーについて説明できる。
12週 遺伝子工学の応用について 細胞融合、モノクローナル抗体、遺伝子導入、遺伝子発現解析について説明できる。
13週 遺伝子組み換え技術のリスクと安全策について1 危険物の取り扱い、物理的封じ込めと生物学的封じ込め、遺伝子組み換え実験に関する法令について説明できる。
14週 遺伝子組み換え技術のリスクと安全策について2 安全キャビネット、滅菌・消毒法について説明できる。
15週 9週〜14週までの振り返り演習 9週〜14週までの内容で、不十分なところをなくす。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000