機械工作実習

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械工作実習
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1.5
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 機械工作法(職業能力開発総合大学校能力開発研究センター編),配布プリント
担当教員 福田 孝之

到達目標

1.実習の目標を理解し,安全確保のためにすべきことがわかる。(A4,D4)
2.実習の内容をレポートにまとめることができる。(A4,D4)
3.旋盤作業およびフライス盤作業を安全に行うことができる。(A4,D4)
4.溶接作業および仕上げ作業を安全に行うことができる。(A4,D4)
5.鋳造作業の手順がわかる。(A4,D4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1)十分できるある程度できるできない
評価項目2 (到達目標2)十分できるある程度できるできない
評価項目3 (到達目標3)十分できるある程度できるできない
評価項目4 (到達目標4)十分できるある程度できるできない
評価項目5 (到達目標5)十分できるある程度できるできない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
実技を習得することにより,学習の効果を高める.物作りの基礎である各種工作法を体験し,詳細な観察を行い,理論的な考察力と独創性を養う.
授業の進め方・方法:
予備知識:特になし
講義室:実習工場
授業形式:実習
学生が用意するもの:作業服(ベルト着用),作業用帽子,安全靴,メモ帳
注意点:
評価方法:出席状況および実習態度(60%),レポート(20%),作品の出来栄え(20%)で総合評価し,60点以上を合格とする.ただし、レポートが5部門の1つでも未提出の場合は不合格とする。
自己学習の指針:実習の実施日ごとに使用機械・工具とともに作業内容をまとめ、各部門ごとのレポートを提出すること。教科書や参考書等自己で調査できる資料を参照すること。
オフィスアワー:火曜,木曜の 16:10~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 鋳造1:基本作業:安全教育、鋳物砂の突き固め方と木型の抜き方 鋳物砂の取り扱い方がわかる
2週 鋳造2:鋳型製作:合枠型の鋳型製作(丸棒、ディスタンスピ-ス) 鋳型の製作ができる
3週 鋳造3:溶解・鋳込み作業:ホワイトメタルの鋳込み 鋳込みの方法がわかる
4週 溶接・鍛造1:基本作業:安全教育、被覆アーク溶接機の取り扱い方、アークの発生方法 アーク溶接機,アーク溶接棒の取り扱い方がわかる
5週 溶接2:ビード練習(ストレートビード、ウィービングビード) アーク溶接の基本作業ができる
6週 溶接・鍛造3:溶解・鋳込み作業:ホワイトメタルの鋳込み 溶接を行い,材料の試験ができる
7週 仕上げ1:基本作業:安全教育、工具,測定機器の説明 仕上げ用工具および測定機器の名称と用途がわかる
8週 仕上げ2:測定機器の取り扱い 測定機器の取り扱い方がわかる
4thQ
9週 仕上げ3:ねじ立て作業(タップ・ダイス) ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる
10週 機械加工1-1:基本作業;安全教育、工具、構造、旋盤の操作練習 旋盤の構造と機能がわかる
11週 機械加工1-2:段付きねじ棒製作(1);外周荒削り作業 旋盤の基本操作を習得し,外周削り,段付き削りなどの作業ができる
12週 機械加工1-3:段付きねじ棒製作(2);外周荒削り作業 旋盤の基本操作を習得し,外周削り,段付き削りなどの作業ができる
13週 機械加工2-1:基本作業;安全教育、各種機械の説明、フライス盤操作 フライス盤の構造と機能がわかる
14週 機械加工2-2:フライス切削加工;正六面体の平面加工 フライス盤の基本操作を習得し,平面削りなどの作業ができる
15週 機械加工2-3:フライス切削加工;正六面体の平面加工;ボール盤の操作(穴あけ);ケガキ作業 ボール盤の基本操作を習得し,穴あけなどの作業ができる
16週

評価割合

態度レポート出来栄え合計
総合評価割合602020100
基礎的能力602020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000