到達目標
1.自分自身,家族など自分の周りにいる人たち,地域社会の人々,国民,世界中の人々,さらには将来の世代を含めた人類の幸福のために,行動できることを究極の目標とする。
2.到達目標1.に近づくために必要な資質・能力を高めることにつながる地理的な知識,地理的な見方・考え方を修得する。
3.世界の地形や気候などの自然環境について理解し,概略を説明できる。
4.世界および日本の人口問題について理解し,私たちの社会がこれから直面する課題に対して考え,行動することができる。
5.資源やエネルギー,農業や食糧などの問題について理解し,私たちの社会がこれから直面する課題に対して考え,行動することができる。
6.地形図の演習を通して,空間認識能力を高める
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自分自身,家族など自分の周りにいる人たち,地域社会の人々,国民,世界中の人々,さらには将来の世代を含めた人類の幸福のために,行動できる | 到達目標1の意義,すなわち何のために学ぶのかを理解できる。 | 未到達レベルの目安 評価項目3…不可
評価項目1 (到達目標1) 自分自身,家族など自分の周りにいる人たち,地域社会の人々,国民,世界中の人々,さらには将来の世代を含めた人類の幸福のために,行動できる 到達目標1の意義,すなわち何のために学ぶのかを理解できる。 到達目標1の意味を理解できない |
評価項目2 | 到達目標2,3,4,5が達成できている | 到達目標2,3,4,5の達成に向けて学び続ける意思を持っている。 到達2,3,4,5をある程度達成できている | 到達目標2,3,4,5を達成できていない |
評価項目3 | 地形図上で,ダムの建設適地を探すなど,応用的な地形図演習問題にも対応出来る
流域の概念を正しく理解し,流域の設定などの基本的な地形図演習問題ができる | 地形図(比較的侵食作用が進んだ山地域)に描かれた等高線を見て,尾根線・谷線を描くことができる | 立体的な地形模型を見ても,どこが尾根で,どこが谷であるかを理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代世界が抱える諸課題,具体的には環境問題や資源・エネルギー問題,食糧問題,人口問題などについて学ぶ。
さらに,授業に並行して地形図演習を実施する。
授業の進め方・方法:
講義,演習,ビデオ視聴
教科書・地図帳・地形図の教材や筆記用具に加えて準備するもの: ノート(B5版,ルーズリーフでないもの), 方眼紙(1mmメッシュ,A4版,準備する時期は授業で案内するので,最初は不要)
注意点:
評価は年4回の定期試験と随時提出を求めるレポート類で総合評価し,60点以上を合格とする。試験のみで60点以上の場合は,試験100%を原則とする。試験で60点未満の場合は,試験70%~100%,レポート類30%~0%の範囲で評価する。レポート類が未提出や不完全な場合は,最大30%までの範囲で,試験の成績からのマイナス評価とする。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の基本方針・概要説明 |
学習目標や授業方法について理解できる
|
2週 |
地形図概説と地形図演習の準備 |
地形図の基本的な事項について理解できる
|
3週 |
地理情報と地図,地図の歴史や投影法 |
地理情報や地図に関する基本的な事項を理解できる
|
4週 |
丸い地球を理解する |
時差やサマータイム制度の意味について理解できる
|
5週 |
内的営力と外的営力 |
地形が内的営力と外的営力の作用で変化することを理解できる
|
6週 |
内的営力による地形 |
プレートテクトニクス,地殻変動,火山活動について理解できる
|
7週 |
外的営力による地形(河川・海岸・氷河) |
河川や海岸,氷河による侵食・堆積地形について理解できる
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
プレートテクトニクスの発展学習 |
プレートが動く証拠を何によって示せるか,理解できる
|
10週 |
九州の火山地形と災害 |
身近な地域の地形と火山災害の関係を理解できる
|
11週 |
世界の気候 |
気候に関する基本的な概念を理解できる
|
12週 |
世界の気候区分(ケッペンの気候区分) |
気候区分の考え方や区分の基準について理解できる
|
13週 |
世界各地の気候環境 |
各気候帯の植生や農牧業などについて理解できる
|
14週 |
気候安定化のシステム |
地球の気候を安定化させる働きを理解できる
|
15週 |
異常気象と災害 |
異常気象と災害について理解できる
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
世界の人口問題,人口爆発 |
人口爆発など,世界の人口問題の基本的事項を理解できる
|
2週 |
人口増加と環境問題 |
人口増加が地球環境に及ぼす影響について理解できる
|
3週 |
人口増加と食糧問題 |
人口や環境の問題と食糧・農業問題との関連を理解できる
|
4週 |
人口増加と資源・エネルギー問題 |
資源・エネルギー問題と今後の課題について理解できる
|
5週 |
人口増加に直面する途上国 |
発展途上国が抱える諸問題について理解できる
|
6週 |
南北問題と援助 |
先進国と途上国との間の望ましい関係について理解できる
|
7週 |
メディアリテラシー |
メディアリテラシーを高めることの意義について理解できる
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
地形図演習(尾根と谷,流域) |
等高線の屈曲から,地形の3次元的な形態を理解できる
|
10週 |
日本の人口問題 |
日本の人口構成の現状について理解できる
|
11週 |
日本の少子高齢化と人口減少社会 |
今後の日本社会が抱える問題について理解できる
|
12週 |
世界の農業と私たちの暮らし |
私たちの命を支える食が世界と繋がっていることを理解できる
|
13週 |
食糧増産の歩み |
これまでの農業の発展過程について理解できる
|
14週 |
農産物市場の国際化と日本の農業問題 |
日本の農業が置かれている現状と課題を理解できる
|
15週 |
よりよい未来を拓くには |
私たちはどう生きてゆけば良いのか,考えることができる。
|
16週 |
|
|
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |