政治経済

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 政治経済
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 宮本憲一ほか著『高校政治・経済 新訂版』実教出版、帝国書院編集部著『ライブ!現代社会2019』帝国書院
担当教員 前田 隆二

到達目標

1.民主主義の基本原理と発展の概略を説明することができる。
2.日本国憲法の基本原理に基づいた民主政治の概略を説明することができる。
3.現在の日本の政治制度や経済を理解し、さらにそれらを国際的な視野で理解し、それらの概略を説明できる。
4.民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。  
5.1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治をほとんど説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できない。
評価項目2現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からもほとんど説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できない。
評価項目3現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、ほとんど説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できない。
評価項目4民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略をほとんど説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できない。
評価項目51~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略をほとんど説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の政治や経済に関して、民主主義や資本主義の考え方や意義を学ぶ。また、それらの主義が現代における日本の社会にどう関わるかを学ぶ。これらを通じ、国際的な視野を持ち、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、考える力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学校レベルの公民分野の知識があること
講義室:二年各教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:教科書、資料集、ノート、ファイル(配布資料用)
注意点:
授業期間:授業は、前期始めから前期中間試験までと、後期始めから後期中間試験まで行うこととする。
評価方法:定期試験(合計2回)、出席状況、授業態度、必要に応じて提出物を総合的に判断する。評価基準は、定期試験の成績が80%、その他が20%とし、総合成績60点以上を単位取得とする。
自己学習の指針:予習については、授業の前日に教科書を熟読し、理解を深めてください。その内容を授業中に確認しながら、講義に集中してください。さらに、復習においては、授業後の当日にプリントや教科書などで再度確認し、週末にもう一度確認してください。また、予習・復習の際には資料集も活用してください。さらに、ニュース・新聞を読む習慣をつけ、政治問題や経済問題に対する知識・考え方を身につけてください。
オフィスアワー:火曜日 16:00~17:00 木曜日 16:00~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
民主政治の基本原理
学習目標や方法・評価などを理解する。
法ができた過程と法の役割について理解できる。様々な権利について理解できる。
民主主義の下での政治の流れを理解できる。
各国の政治体制を理解し、比較できる。
2週 日本国憲法の基本的性格① 大日本帝国憲法の内容を理解できる。
日本国憲法の内容を理解できる。
3週 日本国憲法の基本的性格②
人権とは何かを理解できる。
人権がどのように関わっているかを理解できる。
憲法9条等を通して、平和主義を理解できる。
4週 日本の政治機構① 国会の役割について理解できる。
内閣の役割について理解できる。
5週 日本の政治機構② 裁判所の役割について理解できる。
地方自治体のしくみについて理解できる。
6週 現代日本の政治① 戦後の政治のしくみについて理解できる。
7週 現代日本の政治② 選挙制度と政党について理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 経済社会の変容 資本主義社会の本質について理解できる。
社会主義との比較をしながら、資本主義を理解できる。
2週 現代経済のしくみ① 経済主体がどのように循環しているのかを理解できる。
需要と供給の関係を説明できる。
3週 現代経済のしくみ② 生産と市場の関係性を理解できる。
銀行の役割を説明できる。
4週 現代経済のしくみ③ 金融政策を説明できる。
国や地方自治体の運営方法を理解できる。
5週 現代経済と福祉の向上① 戦後以降の日本経済の変化を理解できる。
現在に至るまでの日本経済について理解できる。
時代の流れとともに変化していく法や制度について理解できる。
6週 現代経済と福祉の向上② 労働するにあたり必要な事項について理解できる。
労働問題について理解できる。
7週 現代経済と福祉の向上③ 社会保障について理解できる。
社会保障に伴う福祉について理解できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験提出物等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000