工作機械

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工作機械
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 油圧教本
担当教員 中江 道彦

到達目標

1.工作機械の定義および基本的加工方をが説明できる(A4)
2.工作機械の基本的構成要素を説明できる(A4)
3.旋盤およびフライス盤の構造を説明できる(A4)
4.工作機械に用いられる油圧装置の回路を説明できる(A4)
5.NC工作機械の構成を説明できる(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1,2,3)工作機械の定義,基本的加工方,工作機械の基本的構成要素,旋盤およびフライス盤の構造を十分説明できる 工作機械の定義,基本的加工方,工作機械の基本的構成要素,旋盤およびフライス盤の構造をある程度説明できる 工作機械の定義,基本的加工方,工作機械の基本的構成要素,旋盤およびフライス盤の構造を説明できない
評価項目2 (到達目標4)工作機械に用いられる油圧装置の回路を十分説明できる工作機械に用いられる油圧装置の回路をある程度説明できる工作機械に用いられる油圧装置の回路を説明できない
評価項目3 (到達目標5)NC工作機械の構成を十分説明できるNC工作機械の構成をある程度説明できるNC工作機械の構成を説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工作機械の構造およびその設計に必要な基本要素について学ぶ.また,自動化に必要なNC装置と油圧機器の原理についても学ぶ.
授業の進め方・方法:
予備知識:工作実習および機械工作法で学んだ事柄
講義室:5M教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:ノート,電卓,筆記用具,テキスト(油圧)
注意点:
評価方法:中間・定期試験により評価し,60点以上を合格とする
自己学習の指針:ノートおよび教科書の内容を理解する
オフィスアワー:月曜あるいは火曜

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基本的加工方式 基本的な加工方式を説明できる
2週 工作機械の定義,各種工作機械 工作機械の定義を説明でき,主要な工作機械の例を挙げることができる
3週 工作機械の運動,母性原則 工作機械の運動および母性原則を説明できる
4週 駆動機構,速度列 駆動機構および速度列を説明できる
5週 段階的速度変換機構 段階的速度変換機構を説明できる
6週 速度比の選択と分割 速度比の選択と分割を説明できる
7週 系統線図,速度線図 系統線図および速度線図を描くことができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 送り運動機構 送り運動機構を説明できる
10週 無段階速度変換機構 無段階速度変換機構を説明できる
11週 本体の剛性 本体の剛性を説明できる
12週 案内面の形状,材質 案内面の形状,材質を説明できる
13週 案内面の潤滑,案内面の設計 案内面の潤滑および設計を説明できる
14週 主軸の種類,構造 主軸の種類および構造を説明できる
15週 主軸の剛性 主軸の剛性を説明できる
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 旋盤およびフライス盤の構造 旋盤およびフライス盤の構造を説明できる
2週 ビデオ視聴,NC工作機械の構造,駆動系制御の構成要素 NC工作機械の構造および駆動系制御の構成要素を説明できる
3週 制御方式の分類,輪郭制御の各種方式代数演算方式,DDA方式 制御方式の分類,輪郭制御の各種方式代数演算方式,DDA方式を説明できる
4週 自動化のための付加装置 自動化のための付加装置を説明できる
5週 油圧の特徴とその基礎 油圧の特徴とその基礎を説明できる
6週 油圧の原理,圧力と流量 油圧の原理を説明できる
7週 動力と効率 動力と効率を説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 油圧ポンプ 油圧ポンプの構造および原理を説明できる
10週 油圧アクチュエータ 油圧アクチュエータの構造および原理を説明できる
11週 圧力制御弁とその回路 (1) 圧力制御弁とその回路を説明できる
12週 圧力制御弁とその回路 (2) 圧力制御弁とその回路を説明できる 説明できる
13週 流量制御弁とその回路 流量制御弁とその回路を説明できる
14週 方向切換え弁,その他の油圧機器 方向切換え弁の役割り,その他の油圧機器を説明できる
15週 油圧応用回路 油圧応用回路を説明できる
16週 定期試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000