到達目標
1. マイコンを構成する技術とその用語を理解し、適切に利用できる。(A-4)
2. マイコンプログラミングに必要なポインタ・構造体・共用体を用いたプログラムができる。(A-4)
3. マイコンにおける基礎的なプログラムと実行ができる。(A-4)
4. マイコンのハードウェアマニュアルを読み、タイマ・割り込み・DIO, AD, PWM などを用いたプログラムができる。(A-4)
5. マイコンを用いて、なんらかの用途を想定した、応用プログラムが実装ができる。(A-4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
(到達目標1) | マイコンを構成する技術と用語のみならず、その周辺における技術と用語も理解し、適切に利用できる。 | マイコンを構成する技術とその用語を理解し、適切に利用できる。 | マイコンを構成する技術とその用語を理解していない。 |
評価項目2
(到達目標2) | ポインタ・構造体・共用体を組み合わせたプログラムができる。 | ポインタ・構造体・共用体を用いたプログラムができる。 | ポインタ・構造体・共用体を用いたプログラムができない。 |
評価項目3
(到達目標3) | 状況に応じたプログラムの実行ができる。 | マイコンにおける基礎的なプログラムと実行ができる。 | マイコンにおける基礎的なプログラムと実行ができない。 |
評価項目4
(到達目標4) | ハードウェアマニュアルを読み、指示されていないインターフェースに関してもそのプログラムができる。 | ハードウェアマニュアルを読み、指示されたインターフェースを用いたプログラムができる。 | ハードウェアマニュアルを読み、指示されたインターフェースを用いたプログラムができない。 |
評価項目5
(到達目標5) | マイコンを用いた、動的システムに対する応用プログラムが実装できる。 | マイコンを用いて、なんらかの用途を想定した、応用プログラムが実装ができる。 | マイコンを用いた応用プログラムの実装ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代的な機械に必須であるマイコンについて学び、その利用方法について修得する。また、その応用として自ら考案するマイコンを用いた実用的なシステムを構成する。
授業の進め方・方法:
予備知識:・(1)1~3M 情報処理I の知識(2)5M 制御工学の知識(3)5M メカトロニクスI の知識
講義室:ICT3
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:教科書付属の基盤、USBメモリ
注意点:
評価方法:下記評価割合により 60点以上を合格とする。
自己学習の指針:既存の制御工学やメカトロニクスI の内容の復習を行ったうえで授業に望み、実習課題はできる限り自力で取組むこと。自宅においても付属のCD-ROMにより開発環境を構築し、授業時間以外でも作業することが望ましい。
オフィスアワー:木曜16:00-17:00
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバスの説明;マイコンとは何か
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マイコンとは何か理解している。
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2週 |
半田付けと基盤の作成
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自らのマイコン基盤を半田付けにより作成する。
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3週 |
簡単なプログラムのビルド
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マイコンを用いた簡単なプログラムの作成と実行ができる。
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4週 |
ポインタ
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ポインタをもちいたプログラムが読み書きできる。
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5週 |
構造体・共用体
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構造体・共用体をもちいたプログラムが読み書きできる。
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6週 |
タイマの利用
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DIOとタイマを用いた簡単なプログラムができる。
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7週 |
割り込みの利用
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割り込みを用いた簡単なプログラムができる。
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8週 |
ポテンショメータによる回転角度の検出1
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AD変換器を用いた簡単なプログラムができる。
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4thQ |
9週 |
ポテンショメータによる回転角度の検出2
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同上
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10週 |
DCモータの駆動1
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PWM制御について理解し、それを用いたプログラムができる。
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11週 |
DCモータの駆動2
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同上
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12週 |
マイコンを用いた応用プログラムの実装1
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ここまでで習得した知識と技能を活かした、実用的応用プログラムを考案し、実装する。
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13週 |
マイコンを用いた応用プログラムの実装2
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同上
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14週 |
マイコンを用いた応用プログラムの実装3
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同上
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15週 |
マイコンを用いた応用プログラムの実装4
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3週にわたって行った実装の発表を行う。
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16週 |
期末試験 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 15 | 35 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 15 | 35 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |