1.近い将来に,地域創生の一端となるイノベーションを実現できるような,起業家マインドに溢れる人材となる。そのためにも必要な地域特性の理解力を高め,地域の人々とふれあう行動力を身につける。
(到達目標2以降は,到達目標1実現のための下位目標)
2.地域特性の理解に必要な統計情報を収集することができる
3.収集した統計情報を二次加工するなど適切な処理や,グラフ化などができる
4.自ら収集したデータやその分析を通して,人口問題や産業構造の特性などを理解することができる。
5.大風呂敷でも構わないので,地域の活性化に貢献できるプロジェクトを考案し,プレゼンテーションを行うことができる
概要:
統計資料データを自ら収集,加工,分析を施すことによって,様々な社会的事象の理解を深める。併せて情報リテラシーの向上を図る。起業家精神を喚起するような地域創生につながるテーマを自ら設定し,これまでに身に着けたスキルを発揮して調査・考察・総括を行う。特に平成31年度においては,佐世保市や長崎県立大学・長崎国際大学と連携した「次世代創業者育成事業」の一環として,「大学発ベンチャービジネスコンテスト」に応募することを一つの目標として取り組む。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートの提出を実施します。
授業の進め方・方法:
インターネットに接続できるPCが各自に準備された教室を使用予定。前期については,10月初旬に応募締め切りとなる「大学発ベンチャービジネスプランコンテスト」への対応が中心となる。外部講師による講演も計画している。
注意点:
ICT演習室の利用ルールを守ること。PCの基本操作については習熟しておくことが望ましい。
「大学発ベンチャービジネスプランコンテスト」の結果,2次審査以降に残ることが出来た場合は,後期の授業予定を一部変更することになる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンスとネットワーク利用の基礎 |
授業で情報共有に活用するツールを使いこなすことが出来る
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2週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #1 |
ビジネスプランを策定するとは,どのようなことか理解できる
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3週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #2 |
過去のビジネスプランコンテストでどのようなものが評価されてきたか理解できる
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4週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #3 |
ビジネスプランを策定するためのシーズをどのように探せばよいか理解できる
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5週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #4 |
ビジネスプランを策定するためのシーズを見つけることが出来る
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6週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #5 |
地域の起業家の方の話を聞き,自分のビジネスプランの参考に出来る
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7週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #6 |
ビジネスプラン策定に向け,グループ間での討議を深めることが出来る
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8週 |
中間試験は実施しない予定 |
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2ndQ |
9週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #7 |
具体的なビジネスプラン策定に必要なものは何か理解できる
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10週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #8 |
策定するビジネスプランの新規性や独創性について説明できる
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11週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #9 |
策定するビジネスプランの事業化計画を説明できる
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12週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #10 |
策定するビジネスプランにおけるターゲット層の絞り込みや市場動向について説明できる
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13週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #11 |
策定するビジネスプランの売上・利益計画や資金計画を説明できる
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14週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #12 |
策定したビジネスプランを説明するためのプレゼンテーションを準備することが出来る
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15週 |
大学発ベンチャービジネスプラン応募に向けた取り組み #13 |
身近な地域が抱える問題をどうすれば解決できるかを考えることができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
統計の基礎と演習 #1 |
統計的考え方や基本的記述統計(標本,変数の種類,平均,分散,標準偏差,度数分布表,ヒストグラム…)を理解できる
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2週 |
統計の基礎と演習 #2 |
相関係数や回帰直線を理解できる。
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3週 |
日本の人口問題(急速な少子高齢化) |
最新のデータを活用し,日本の人口問題を理解できる
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4週 |
人口統計の活用とデータ処理 |
web上に存在する膨大なデータから必要な資料を入手し,グラフ化できる
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5週 |
日本の将来人口の推計 |
人口を推計するための手順と必要なデータを理解し,自ら設定した人口推計の基本原則をもとに,人口推計ができる。
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6週 |
データからみた産業構造の特徴と変化 #1 |
web上から産業構造の変化を読み解くためのデータを収集できる。
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7週 |
データからみた産業構造の特徴と変化 #2 |
収集したデータから,産業構造の特徴や変化を読み解くための分析・グラフ化ができる
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8週 |
中間試験は実施しない予定 |
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4thQ |
9週 |
地域調査 #1(文献調査あるいは野外調査) |
対象地域が抱える課題を理解することが出来る(野外に出る場合は,聞き取り調査などが出来る)
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10週 |
地域調査 #2 |
地域が抱える課題の解決のために何ができるか考えることが出来る。
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11週 |
地域調査 #3 |
地域の活性化のために,何が出来るかを考えることができる
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12週 |
地域調査総括 #1 |
これまでに収集・分析したデータを図にするなど発表準備ができる
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13週 |
地域調査総括 #2 |
地域の課題やその解決,地域活性化に向けたプレゼン資料を作成できる
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14週 |
プレゼンテーション #1 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。
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15週 |
プレゼンテーション #2 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。 地元の地域振興に向けたテーマで討議に参加できる
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16週 |
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