信号処理

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 信号処理
科目番号 5E1260 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 絵で見るディジタル信号処理入門 (日刊工業新聞社)
担当教員 高比良 秀彰

到達目標

1.サンプリング定理について説明できる。 (A3)
2.アナログとディジタルの変換方法について説明できる。 (A3)
3.フーリエ解析について説明でき、また、プログラムを用いて実際にフーリエ解析ができる。 (A3)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
サンプリング定理について適切に説明できる。説明できる。説明できない。
アナログとディジタルの変換方法について適切に説明できる。説明できる。説明できない。
フーリエ解析についてプログラムを用いて解析ができる。説明できる。説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE b 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ディジタル・データ収録・制御は、多くの電子機器に組み込まれている。これを支える技術の一つであるディジタル信号処理で何ができるかを体験し理解する。
授業の進め方・方法:
予備知識: 周期波形が複数の正弦波の合成波として解釈できることを理解しておくこと。
講義室: ICT
授業形態: 講義、演習、実習
学生が用意するもの: ノート、USB メモリー
事前・事後学習:この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートやオンラインテストを実施することもある。
注意点:
評価方法: 中間試験を60%、演習レポートを40%の100点満点とし、60 点以上を合格とする。9週目以降はプログラム実習のレポートで評価できるため、定期試験は実施しない。
到達目標の(  )内の記号は JABEE 学習・教育到達目標

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明、信号処理の概要 信号処理の概要を理解している。
2週 ディジタル処理の基礎知識 ディジタル処理の基礎知識について理解している。
3週 アナログ信号とディジタル信号 アナログ信号とディジタル信号の関係や相違について理解している。
4週 A/D 変換と D/A 変換 A/D 変換と D/A 変換について理解している。
5週 サンプリングと量子化 サンプリングと量子化を理解している。
6週 実際の AD コンバータ回路と DA コンバータ回路 実際の AD コンバータ回路と DA コンバータ回路について理解している。
7週 フーリエ級数展開とフーリエ変換 フーリエ級数展開とフーリエ変換について理解している。
8週 中間試験
4thQ
9週 離散フーリエ変換とプログラム実習 離散フーリエ変換について理解している。
10週 FFT とスペクトルとプログラム実習 FFT とスペクトルについて理解している。
11週 窓関数とその効果とプログラム実習 窓関数とその効果任意波形の合成について理解している。
12週 周波数分析とプログラム実習 周波数分析について理解している。
13週 フーリエ合成とプログラム実習 フーリエ合成について理解している。
14週 フィルタとプログラム実習 フィルタについて理解している。
15週 相関関数とプログラム実習 相関関数について理解している。
16週

評価割合

試験実習レポート合計
総合評価割合6040100
基礎的能力10010
専門的能力504090