到達目標
1.自分自身,家族など自分の周りにいる人たち,地域社会の人々,国民,世界中の人々,さらには将来の世代を含めた人類の幸福のために,行動できることを究極の目標とする。
2.現在の社会のしくみがどのように形成されてきたか理解する
3.現在の社会がどのような問題を抱えているのか理解する
4.未来の社会をつくる担い手として,どのような視点に立って物事を考えていけばよいのかを理解する
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標1.の実現のために行動できる | 到達目標1.の実現のために,学ぶことの意義を理解できる | 到達目標1.の実現のために,学ぶことの意義を理解でない |
評価項目2 | 到達目標2,3が達成できている | 到達目標2,3の達成のために学び続ける意思を持っており,ある程度は到達目標2,3を達成できている | 到達目標2,3が達成できていない |
評価項目3 | 到達目標4.が達成できている | 到達目標4.がある程度は達成できている | 到達目標4.が達成できていない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
教科書は高校の検定教科書を使用するが,2年生以降の授業内容と重複する部分もあること,単位数が1単位(半年間の開講)であることを考慮し,教科書の内容を網羅的に学ぶのではなく,重要なテーマを絞り込む。
現代の社会について考える科目なので、世界や日本の社会の動きのなかでシラバスの内容を一部変更することもある。
授業の進め方・方法:
講義,演習,ビデオ視聴
教科書・資料集・授業で配付するワークシート
注意点:
評価は2回の試験と随時提出を求めるレポート類で総合評価し,60点以上を合格とする。
前期で終了の「地球・環境と社会」で行った地形図演習は,授業時間を割くことはほとんど無いものの,課題提出という形で継続する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業の基本方針・概要説明 社会契約 |
学習目標や授業方法について理解できる 社会契約の考え方について説明できる
|
2週 |
社会契約 アクティブラーニング |
社会契約の考え方を用いて,国家や法・ルールの基本原理について考える
|
3週 |
民主主義と選挙 アクティブラーニング |
民主主義を具体化する手段である選挙制度のあり方について話し合う
|
4週 |
日本国憲法の成立 |
日本国憲法の成立過程から日本国憲法の基本原理が理解できる
|
5週 |
平等な社会 アクティブラーニング |
憲法で規定されている平等権が実際にどのように保障されるようになってきたのかを考える
|
6週 |
人間らしく生きる権利 アクティブラーニング |
憲法で規定されている社会権が実際にどのように保障されるようになってきたのかを考える
|
7週 |
新しい人権 |
人権の範囲がどのように広がっているのかを考える
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
大衆社会 |
現代社会について大衆社会としての側面から説明できる
|
10週 |
現代人の自由と孤独 |
現代社会における個人と社会の関係についてフロムの『自由からの闘争』から考えることができる
|
11週 |
権威と人間 |
現代社会における個人と組織の関係について、アーレントが説く「悪の凡庸さ」から考えることができる
|
12週 |
自由と社会参加 |
社会参加を通して自由に生きることを説いたサルトルの思想から、他者とともに生きる意義を考えることができる
|
13週 |
社会全体の幸福と個人 アクティブラーニング |
社会全体の幸福と個人との関係について、功利主義の思想から考えることができる
|
14週 |
差別や貧困のない社会をめざして
|
現代社会では自由の尊重によって格差や貧困の問題が生み出されていることを説明できる
|
15週 |
現代社会における公正と正義 アクティブラーニング |
差別や貧困の無い社会の実現,ロールズの公正としての正義の思想をもとに考えることができる
|
16週 |
|
|
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |