科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 代数
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 基礎数学(森北出版)/基礎数学問題集(森北出版)
担当教員 堂平 良一

到達目標

1.基本的な数式・整式の計算ができる
2.様々な方程式や不等式を解くことができる
3.集合や命題に関する問題が解くことができる。
4.等式や不等式の証明問題を解くことができる
5.いろいろな関数のグラフが描け、応用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(到達目標1)複雑な実数・複素数、整式の加減乗除、分数式の計算ができる。基本的な実数・複素数、整式の加減乗除、分数式の計算ができる。基本的な実数・複素数、整式の加減乗除、分数式の計算ができない。
評価項目2(到達目標2)様々な方程式や不等式、連立方程式、連立不等式を解くことができる。基本的な方程式や不等式、連立方程式、連立不等式を解くことができる。基本的な方程式や不等式、連立方程式、連立不等式を解くことができない。
評価項目3(到達目標3)集合や命題の意味を理解し、高度な問題を解くことができる。集合や命題の意味を理解し、基本的な問題を解くことができる。集合や命題の意味を理解し、基本的な問題を解くことができない。
評価項目4(到達目標4)等式や不等式の基本的な証明方法を理解し、少し高度な証明問題にも応用して証明することができる。等式や不等式の基本的な証明方法を理解し、証明することができる。等式や不等式の基本的な証明方法を理解し、証明することができない。
評価項目5(到達目標5)様々な関数のグラフが描け、グラフを利用して、少し高度な最大値や、方程式・不等式の問題を解くことができる。基本的な関数のグラフが描け、グラフを利用して最大値や、方程式・不等式の問題を解くことができる。基本的な関数のグラフが描けない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工学おける数式の処理方法や数学的な考え方の基礎を基本的な関数や方程式・不等式を題材に理解し身に付ける。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学校までに学習した数学の内容
講義室:ホームルーム
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:演習用ノート,配付プリント保管ファイル
注意点:
評価の方法:中間考査・期末考査の4回と実力試験が90%,課題10%で評価し60点以上を合格とする.
自己学習の指針:ほぼ毎回の授業で課題を出すので,次の授業までに必ず解いておくこと.試験前にはノート・プリントを整理し,課題・練習問題が理解できている状態にしておくこと.
オフィスアワー:月曜日 16:30から17:30,水曜日 16:00から17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 等式と不等式 等式と不等式の性質を理解し、1次方程式・不等式を解くことができる。
2週 実数と複素数 実数と複素数の性質を理解し,その加減乗除が計算できる。
3週 整式の加法・減法 整式の加法と減法ができる。
4週 等式の乗法 等式の乗法ができる。
5週 因数分解 因数分解ができる。
6週 等式の除法 等式の除法ができる。
7週 剰余の定理と因数定理 剰余の定理と因数定理を理解し、高次式の因数分解ができる。
8週 分数式 分数式の計算ができる。
2ndQ
9週 中間試験
10週 2次方程式の解法・2次方程式の解と因数分解 2次方程式を解くことができる。
11週 3次・4次方程式 因数定理を利用して高次の方程式が解ける。
12週 いろいろな方程式 連立方程式・分数方程式・無理方程式などが解ける。
13週 集合と命題 集合と命題の取り扱いができる。
14週 恒等式 恒等式の意味が理解でき,部分分数分解に応用できる。
15週 等式の証明 等式が成り立つことを計算により証明できる。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 2次関数の性質とグラフ 2次関数の性質を理解することができ,グラフがかける。
2週 2次関数の最大値と最小値 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。
3週 2次関数と2次方程式 2次関数を利用して,2次方程式を解くことができる。
4週 2次関数と2次不等式 2次関数を利用して,2次不等式を解くことができる。
5週 関数、グラフの移動 関数のグラフの平行移動、対称移動について理解し,そのグラフをかくことができる。
6週 分数関数・無理関数 分数関数・無理関数の性質を理解し,そのグラフをかくことができる。
7週 合成関数,逆関数とグラフ 基本的な関数の合成関数・逆関数を求め,そのグラフをかくことができる
8週 中間試験
4thQ
9週 累乗根と指数の拡張 累乗根の意味を理解し,指数法則を拡張し,計算に応用できる。
10週 指数関数とグラフ 指数関数の性質を理解し,グラフをかくことができる。
11週 指数関数を含む方程式と不等式 指数関数を含む基本的な方程式・不等式を解くことができる。
12週 対数とその基本的性質 対数の意味を理解し,対数を利用した計算ができる。
13週 対数関数とそのグラフ 対数関数の性質を理解し,グラフをかくことができる。
14週 対数関数を含む方程式・不等式 対数関数を含む基本的な方程式・不等式を解くことができる。
15週 常用対数 常用対数の意味を理解し,計算に応用できる。
16週 後期定期試験

評価割合

試験課題提出実力テスト合計
総合評価割合721018100
基礎的能力721018100