政治経済

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 政治経済
科目番号 0035 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 宮本憲一ほか著『高校政治・経済 新訂版』実教出版、1年次使用の帝国書院著『ライブ!現代社会2019』(削除あり)
担当教員 平井 秀治,本 慎一郎

到達目標

1.民主主義の基本原理と発展の概略を説明することができる。
2.日本国憲法の基本原理に基づいた民主政治の概略を説明することができる。
3.現在の日本の政治制度や経済を理解し、さらにそれらを国際的な視野で理解し、それらの概略を説明できる。
4.民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。  
5.1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治をほとんど説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できない。
評価項目2現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からもほとんど説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できない。
評価項目3現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、ほとんど説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できない。
評価項目4民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略をほとんど説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できない。
評価項目51~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略をほとんど説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の政治や経済に関して、民主主義や資本主義の考え方や意義を学ぶ。また、それらの主義が現代における日本の社会にどう関わるかを学ぶ。これらを通じ、国際的な視野を持ち、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、考える力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学校レベルの公民分野の知識があること
講義室:二年各教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:教科書、資料集、ノート、ファイル(配布資料用)
注意点:
授業期間:授業は、M・E科は前期始めから前期試験までと、S・C科は後期始めから後期試験まで。
評価方法:定期試験(合計2回)、出席状況、授業態度、必要に応じて提出物を総合的に判断する。評価基準は、定期試験の成績が80%、その他が20%とし、総合成績60点以上を単位取得とする。授業計画はテーマの理解度を計ってすすめるので計画通りすすまない場合があるので注意してください。
自己学習の指針:授業プリントを見て何を学ぶか、理解を深めてください。その内容を授業中に確認してください。ニュース・新聞を読む習慣をつけ政治や経済問題に対する関心を持ち知識・考え方を身につけてください。
オフィスアワー:質問等は授業日(金曜日)を活用してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
民主政治の基本原理
学習目標や方法・評価などを理解する。民主主義の原理を理解できる。
2週 法の支配と法治主義 法の支配と法治主義の違いを理解する。
3週 世界人権宣言と国際人権規約 宣言と規約の違いを理解でき説明できる。
4週 主な国の政治体制 イギリスとアメリカの制度を理解する。
5週 社会主義国の政治体制 中国の政治体制を理解し、現代的課題を把握する
6週 日本国憲法の基本的性格① 大日本帝国憲法の内容を理解できる。
日本国憲法の内容を理解できる。
7週 日本国憲法の基本的性格② 人権とは何かを理解できる。
人権がどのように関わっているかを理解できる。
憲法9条等を通して、平和主義を理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 日本国憲法の基本的性格③ 平和主義と憲法の最高法規、改正問題を理解する。
10週 現代日本の政治① 政党政治の歩みと課題を理解する。
11週 現代日本の政治② 選挙制度と課題を理解する。
12週 経済社会と経済体制 資本主義と社会主義を理解する
13週 修正資本主義 世界恐慌後の世界を概観し、福祉国家の意義を理解する。
14週 現代資本主義の直面する課題 課題を確認し、あるべき方向を理解する。
15週 市場の働きと企業 市場の働きを理解し、その限界を確認する。
16週 前期定期試験

評価割合

試験提出物等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000