科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 英語
科目番号 0041 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 『BIG DIPPER English Communication Ⅱ』,『BIG DIPPER English Communication Ⅱワークブック』,『BIG DIPPER English Communication Ⅱベーシックノート』(以上数研出版),『EG 3000英単語・熟語』(いいずな書店)
担当教員 大里 浩文

到達目標

1)高専1年次までに学習する文法事項・語彙の再確認を行い、それを土台としてさらに新しい情報を積み上げていくことができる。
2)パラグラフの構造や展開についての理解を深め、内容把握ができる。
3)内容を理解した英文について、発音に留意しながら音読することができる。
4)2,400語程度レベルまでの語彙を習得し、読解活動や聞き取り活動に活用できる。
5)英検準2級レベルの英語力取得に向けて、自学自習の習慣を確立することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(到達目標1)新出の文法事項・語彙を用いて、既習事項を踏まえながら英文読解に取り組むことができる。新出の文法事項・語彙について、その用法を理解することができる。新出の文法事項・語彙について、その用法を理解することができない。
評価項目2(到達目標2)パラグラフの構成を理解し、その知識を英文読解に利用することができる。パラグラフの構成について理解することができる。パラグラフの構成について理解できない。
評価項目3(到達目標3)内容を理解した英文について、聞き手に伝わるように適切なリズム・イントネーションで表現することができる。内容を理解した英文について、発音やリズム・イントネーションに留意しながら音読することができる。まとまりのある英文について、発音やリズム等に留意しながら音読することができない。
評価項目4(到達目標4)自主的に語彙習得を行い、読解や聞き取りの際、十分活用することができる。自主的に語彙習得を行い、読解や聞き取りをする際、辞書等を使用しながら活用することができる。十分な語彙を習得することができない。
評価項目5(到達目標5)英検準2級に合格するための学習習慣が確立できる。英検準2級に合格する学習習慣について情報を集めることができる。英検準2級に合格するための学習習慣を確立することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文で書かれた様々な内容の題材を通じて、幅広いものの見方や考え方を読み取っていく。同時に、書き手の意図を把握できるリーディング能力を伸ばすためのタスク活動に取り組むのに加え、リスニング能力を育成するためのタスク活動に取り組む。
授業の進め方・方法:
予備知識:高専1年生までに修得した文法事項・語彙、またそれを簡単な情報のやり取りのコミュニケーションに用いる技能。
講義室:各HR教室
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:教科書・ノート・授業配布プリント・辞書
注意点:
評価方法:後期中間試験は定期試験70%、課題テスト10%、提出物・小テスト20%で評価し、その他3回の定期試験80%、提出物・小テスト20%で評価する。それら4回の平均点が60点以上を合格とする。
自己学習の指針:1.『EG 3000英単語・熟語』を積極的に活用し、語彙力増強に努める。  2.学習事項(本文内容・文法・表現)を確実に身に付けるために、予習・復習・音読活動に積極的に取り組む。
オフィスアワー:月・水 16:10~17:10
    

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
Lesson 1 Washoku Around the World 
現在完了・過去完了
「和食」が海外でどのように評価され,日本の料理がどのように広がっているか理解できる。また、文法項目に理解を深める。
2週 Lesson 1 Washoku Around the World 
受動態
「和食」が海外の食文化の中でどのようにアレンジされているか理解できる。また、文法項目に理解を深める。
3週 Lesson 1 Washoku Around the World 
SVC(C=現在分詞・過去分詞)
日本人がどのように海外の料理をアレンジし,日本の食文化に取り入れてきたかについて理解できる。また、文法項目に理解を深める。
4週 Lesson 2 Chirori, the First Therapy Dog in Japan
SVO(O=wh-節)
大木氏が捨て犬だったチロリを飼うことになった経緯について理解できる。また、文法項目に理解を深める。
5週 Lesson 2 Chirori, the First Therapy Dog in Japan
SVO1O2(O2=that-節)
セラピー犬に相応しい資質やセラピー犬になるための訓練について理解できる。また、文法項目に理解を深める。
6週 Lesson 2Chirori, the First Therapy Dog in Japan
関係代名詞
チロリとある高齢者との心の交流について理解できる。また、文法項目に理解を深める。
7週 Lesson 1 & 2の総復習 既習事項の内容を確認し、不足があればその補充をすることができる。
8週 前期中間試験 定着度をテストで確認し、定着できていない部分の強化を図る。
2ndQ
9週 Lesson 3 How Good Is Your Memory?
不定詞
日本と同様,海外にも暗記法が存在することが理解できる。また、文法項目に理解を深める。
10週 Lesson 3 How Good Is Your Memory?
関係代名詞の継続用法
古代ローマで発達した「場所法」とその例が理解できる。また、文法項目に理解を深める。
11週 Lesson 3 How Good Is Your Memory?
関係代名詞what,関係副詞
暗記力と脳の働きには相関関係があることが理解できる。 暗記力と睡眠には相関関係があることが理解できる。また、文法項目に理解を深める。
12週 Lesson 3 総復習とLesson 4 Space Elevatorの導入 レッスン3の内容について確認するとともに、レッスン4のあらすじについて理解することができる。また、文法項目に理解を深める。
13週 Lesson 4 Space Elevator
仮定法過去
宇宙エレベーターの原理が理解できる。 宇宙エレベーターを実現するための課題が理解できる。また、文法項目に理解を深める。
14週 Lesson 4 Space Elevator
関係副詞whereの継続用法,未来進行形
宇宙エレベーターが従来の打ち上げ式ロケットに優る点が理解できる。 宇宙エレベーターのその他の優れた点が理解できる。また、文法項目に理解を深める。
15週 Lesson 4 総復習 レッスン4について理解を深めることができる。また、文法項目に理解を深める。
16週 前期定期試験 定着度をテストで確認し、定着できていない部分の強化を図る。
後期
3rdQ
1週 Lesson 5 Diversity Brings New Products
動名詞の意味上の主語,関係代名詞の継続用法,
物があふれる現代でも,新たな製品を開発する余地があることについて理解できる。女性のチームや主婦が開発した製品の特徴と,それらの特徴ができた理由について理解できる。また、文法項目に理解を深める。
2週 Lesson 5 Diversity Brings New Products
助動詞+have+過去分詞
春山満氏が開発した製品の特徴と,それらの特徴ができた理由について理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
3週 Lesson 5 Diversity Brings New Products
完了不定詞
真に創造的で多様な製品が開発されるために必要なことについて理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
4週 Lesson 5 総復習 と Lesson 6 Ueno Takahiro:The Dancer in Meの導入
レッスン5の内容について確認するとともに、レッスン6のあらすじについて理解することができる。また、文法項目に理解を深める。
5週 Lesson 6 Ueno Takahiro:The Dancer in Me
SVOC(C=過去分詞),仮定法過去完了
筆者が打ち立てたアポロシアターでの偉業とその経緯が理解できる。筆者がダンスを通して学んだ「自分らしさを表現することの重要性」が理解できる。また、文法項目に理解を深める。
6週 Lesson 6 Ueno Takahiro:The Dancer in Me
分詞構文
筆者が夢を実現するまでに味わったさまざまな感情が理解できる。 筆者がダンスを始めるきっかけとなった出来事が理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
7週 Lesson 6 の総復習 レッスン6について理解を深めることができる。また、文法項目に理解を深める。
8週 後期中間試験 定着度をテストで確認し、定着できていない部分の強化を図る。
4thQ
9週 Lesson 7 The France Okaeshi Project
仮定法as if+S'+仮定法
カキが昔からフランス人に愛されてきたこととその理由について理解できる。フランスのカキ養殖再生に宮城県のカキが使われたこととその理由について理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
10週 Lesson 7 The France Okaeshi Project
仮定法If+S'+were to~
日本のカキ養殖の方法と東日本大震災によりカキ養殖業者が受けた被害について理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
11週 Lesson 7 The France Okaeshi Project
if-節に代わる表現の用法
「フランスお返しプロジェクト」の活動と困難な点,また,フランスのカキ業者の心情 について理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
12週 Lesson 7 総復習 と Lesson 8What Is the True Meaning of Mottainai? の導入 レッスン7の内容について確認するとともに、レッスン8のあらすじについて理解することができる。また、文法項目に理解を深める。
13週 Lesson 8 What Is the True Meaning of Mottainai?
進行形の受動態,省略
マータイ氏が感銘を受けた「もったいない」ということばの真の意味について理解できる。 日本で使われる割り箸が環境にもたらす影響について理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
14週 Lesson 8 What Is the True Meaning of Mottainai?
形式目的語 it,現在/過去完了進行形
レジ袋とエコバッグの原料や環境への影響について理解できる。 再生紙の古紙利用割合と環境への影響について理解できる。 また、文法項目に理解を深める。
15週 Lesson 8 の総復習 レッスン8について理解を深めることができる。また、文法項目に理解を深める。
16週 後期定期試験 定着度をテストで確認し、定着できていない部分の強化を図る。

評価割合

試験小テスト・提出物合計
総合評価割合80200100
基礎的能力80200100
専門的能力0000
分野横断的能力0000