概要:
近現代の優れた文学作品を味読・鑑賞し、比喩的、象徴的な表現に込められた含意を汲み取り、日本語による表現の可能性を探る。現代評論、中でも科学技術に関する評論を読み、論旨を正確に理解し、工業高等専門学校で学ぶ知識、技術を社会的な文脈に位置づける。現代文の読解を通じて、自らが使用できる日本語の語彙・表現を増やし、漢字熟語の読み書きを正確なものとする。文学作品の読解、現代評論の理解については、感想文の提出、定期試験において確認し、成績評価とする。
授業の進め方・方法:
授業の開始時に漢字熟語・慣用句等の小テストを実施する。その後、座学形式で教材文の読解を進めていく。適宜、発問をし回答を求める。
注意点:
漢字・慣用句等の小テストは、成績評価に10%分加味する。また、感想文等の提出物は成績評価に10%分加味する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習目標および評価などを理解できる。
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2週 |
随想「大人への丸太、たじろがず渡ってみよう」姜尚中 |
論理的な文章を読み、筆者の考えやその展開の仕方などについて理解する。 本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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3週 |
評論「ことばの学習が科学的思考の基礎となる」今井むつみ |
論旨を正確に追いながら,「ことばの学習」と「化学的思考」の関連について学ぶ。 本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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4週 |
評論「ことばの学習が科学的思考の基礎となる」今井むつみ |
評論文の構成や展開を的確に把握し、適切に要旨をまとめる。
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5週 |
小説「山月記」中島敦 |
小説の登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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6週 |
小説「山月記」中島敦 |
小説の登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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7週 |
小説「山月記」中島敦 |
小説の登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
評論「意味と身体」内田樹 |
思念的なものとして理解されている「意味」が、実は「身体」性と深く関わっていることを理解する。
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10週 |
評論「意味と身体」内田樹 |
文中で論じられていることを自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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11週 |
評論「私たちはどこにいるのか?」西谷修
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文中で論じられていることを自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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12週 |
評論「私たちはどこにいるのか?」西谷修
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文中で論じられていることを自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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13週 |
評論「私たちはどこにいるのか?」西谷修
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評論文に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見をまとめる。
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14週 |
現代の俳句 |
象徴的、比喩的な表現に込められた意味を理解し、俳句を鑑賞することができる。
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15週 |
現代の短歌 |
象徴的、比喩的な表現に込められた意味を理解し、短歌を鑑賞することができる。
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16週 |
前期定期試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
評論「文学のふるさと」坂口安吾 |
筆者が提起する「文学のふるさと」という独創的な概念について、文脈を丹念に読むことにより理解する。 本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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2週 |
評論「文学のふるさと」坂口安吾 |
筆者が提起する独創的な文学論を読み、筆者の考えやその展開の仕方などについて理解する。 本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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3週 |
評論「文学のふるさと」坂口安吾 |
文章全体の構成や展開を的確に把握し、適切に要旨をまとめる。
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4週 |
小説「こころ」夏目漱石 |
小説の時代背景や登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。作品を多様な視点から解釈、鑑賞することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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5週 |
小説「こころ」夏目漱石 |
小説の時代背景や登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。作品を多様な視点から解釈、鑑賞することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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6週 |
小説「こころ」夏目漱石 |
小説の時代背景や登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。作品を多様な視点から解釈、鑑賞することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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7週 |
小説「こころ」夏目漱石 |
小説の時代背景や登場人物の心理を、言葉による描写に則して把握することができる。作品を多様な視点から解釈、鑑賞することができる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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8週 |
後期中間試験
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4thQ |
9週 |
随想「後生の桜」石牟礼道子 |
水俣病を描いた文学作品を読み、科学技術および現代社会が抱える問題について考えをまとめる。
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10週 |
随想「後生の桜」石牟礼道子 |
現代社会が抱える問題を自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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11週 |
評論「虚構のリアリズム」岡真理 |
「虚構」と「リアリズム」は本来相反する概念であるが、それを結びつけることによる逆説的な表現について学ぶ。
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12週 |
評論「虚構のリアリズム」岡真理 |
現代社会が抱える問題を自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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13週 |
評論「技術の変質と二十一世紀の課題」加藤尚武 |
工業高専の学生として、自らが学んでいる科学技術について、多様な視点から、その在り方について学ぶ。
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14週 |
評論「技術の変質と二十一世紀の課題」加藤尚武 |
現代社会が抱える問題を自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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15週 |
評論「技術の変質と二十一世紀の課題」加藤尚武 |
現代社会が抱える問題を自らの周囲における具体的事実に関連付けながら理解できる。本文中に使用されている語句(漢字熟語、外来語、慣用句等)の意味を理解し、自らの表現においても使用できる。
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16週 |
後期定期試験 |
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