経済学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 経済学
科目番号 0090 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 笹山茂・米田耕士著『トリアーデ経済学1経済学ベーシック』(第2版)
担当教員 本 慎一郎

到達目標

1.経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理を理解・説明できる。(B-1)
2.経済学の基礎知識を理解・説明できる。(B-1)
3.新聞・雑誌等の経済学用語を理解し、説明できる。(B-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1経済学の基礎知識を理解・説明できる。経済学の基礎知識をほとんど理解・説明できる。経済学の基礎知識を理解・説明できない。
評価項目2経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理を理解・説明できる。経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理をほとんど理解・説明できる。経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理を理解・説明できない。
評価項目3新聞・雑誌等の経済学用語を理解し、説明できる。新聞・雑誌等の経済学用語をほとんど理解し、説明できる。新聞・雑誌等の経済学用語を理解し、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
経済というものに興味を持つよう促し、経済学を学習することの意義を体得し、基本的な概念や経済学用語等を理解し、説明できることを目的とする。講義の内容としては、経済学の基本的な諸事象、実際の各種相場や市場の動向を学習する。さらに、学生自身が現在の経済問題について疑問を投げかけたり、発したりできればよいと考えている。
この科目は地方銀行で国際業務、総合企画・営業本部業務、支店統括運営業務等を経験し、対金融機関取引、対顧客取引を担当していた教員が、その経験を活かし、経済学の基礎知識、実際の金融取引、市場取引や国際取引について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
予備知識:二年での行われる「政治経済」で習得した経済学の用語を把握している。
講義室:4年生S教室
授業形式:講義、発表
学生が用意するもの:教科書、ノート
注意点:
評価方法:試験(B-1)70%、提出物(B-1)30%とし、総合成績60点以上を単位取得とする。
自己学習の指針:毎回の講義でノートをしっかりとること。教科書の関係箇所や配布資料を熟読し、試験や提出物作成に備えること。また、日頃から新聞やニュースを通じて経済に関する時事問題に触れておくこと。
オフィスアワー:月曜日16:10~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
経済学とな何か
学習目標や方法・評価などを理解できる。
経済学の基礎的内容を理解できる。
2週 経済学とは何か① 経済学の学び、ミクロ経済学とマクロ経済学の基本的な視点を理解できる。
3週 経済学とは何か② 経済学における財、市場、活動の基本的な仕組みを理解できる。
4週 市場の効率性① 市場と競争、需要と供給について仕組みを理解できる。
5週 市場の効率性② 市場における、家計、企業について仕組みを理解できる。
6週 マクロ経済の学び方① GDPの定義、重要な用語を理解できる。
7週 マクロ経済の学び方② 基本的な経済学の計算ができる。統計が理解できる。
8週 お金の役割り① 経済学でのお金の定義を理解できる。
2ndQ
9週 お金の役割り② 銀行の役割りと預金の創造を理解できる。
10週 財政と税① 税とは何か、国の予算について理解できる。
11週 財政と税② 税制の変遷と特徴および経済への影響を理解できる。
12週 社会保障 社会保障制度の成り立ちと制度を理解できる。
13週 公共経済 公共部門の経済活動を理解できる。
14週 国際貿易と為替① 国際貿易の基本的な仕組みを理解できる。
15週 国際貿易と為替②
前期のまとめ
交易条件と為替レートについて理解できる。
前期のまとめ
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 インフレーションとデフレーション① インフレ・デフレの基本的な仕組みを理解できる。
2週 インフレーションとデフレーション② インフレ・デフレの基本的な仕組みを理解できる。
3週 ゲーム理論 ゲーム理論とは何かを理解できる。
4週 法と経済学① 法(法律)と経済学の関係を理解できる。
5週 法と経済学② 法(法律)と経済学の関係を理解できる。
6週 労働問題① 労働力の構成を理解できる。
7週 労働問題② 労働市場、労働問題について理解できる。
8週 環境問題① 環境問題、環境経済学を理解できる。
4thQ
9週 環境問題② 地球温暖化問題と環境経済学の今後を理解できる。
10週 農業の将来 日本の農業の現状を理解できる。
11週 少子高齢化問題 少子高齢化の現状、諸問題、原因と対策を理解できる。
12週 恋愛の経済学 マッチング理論を理解できる。
13週 リスクと保険 社会における規制、リスクを理解できる。
14週 行動経済学① 行動経済学とは何かについて理解できる。
15週 行動経済学②
経済学のおわりに(後期のまとめ)
様々な行動経済学について理解できる。
経済学全体、後期のまとめ
16週 後期定期試験

評価割合

試験提出物合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100