情報通信ネットワーク

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報通信ネットワーク
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 情報通信工学、「高学年向け情報セキュリティ」教材(PPT)
担当教員 高比良 秀彰

到達目標

1.シンボルの生起確立から情報源のエントロピーの計算ができる。(A2)
2.最適符号について例を挙げて説明できる。(A2)
3.誤り訂正符号について例を挙げて説明できる。(A2)
4.情報ネットワークの概要について説明できる。(A2)
5.通信の専門用語について用語を日本語および英語で正しく書き、内容について説明できる。(A2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1)シンボルの生起確率と情報源のエントロピーの関係について説明できるシンボルの生起確率から情報源のエントロピーが計算できる情報源のエントロピーが計算できない
評価項目2 (到達目標2)具体的な最適符号をあげて説明できる最適符号とは何か理解している最適符号とは何か理解していない
評価項目3 (到達目標3)具体的な誤り訂正符号を挙げて説明できる誤り訂正符号とは何か理解している誤り符号とは何か理解していない
評価項目4 (到達目標4)情報ネットワークの概要について説明ができる情報ネットワークの概要について理解している情報ネットワークの概要を理解していない
評価項目5 (到達目標5)通信の専門用語について日本語および英語で正しく書け、内容について説明できる通信の専門用語を日本語および英語で表記できる通信の専門用語についてほとんど知らない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報通信網の構成と、それを実現するための技術を学習し、ネットワ-ク構築および移動体通信システムの仕組みと、サービスについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
予備知識:確率・統計学、電子回路で学習する変調方式、および情報処理に関する基本的事項をよく理解しておくこと。
講義室:5E教室、ICT
授業形式:講義・演習
学生が用意するもの:授業用ノート、自学自習用ノート、適宜A4レポート用紙、適宜電卓
事前・事後学習:この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートやオンラインテストを実施することもある。
注意点:
評価方法:中間試験50%、定期試験50%の100点満点で評価し、60点以上で合格とする
自己学習の指針:毎回の学習内容をレポートにまとめること。また、計算問題がある場合は類題を作成または調査し、計算演習を行うこと。さらに、授業時に関連キーワードを示すので、これらについて調査しまとめておくこと。以上の自学内容は定期的に検査するので、提出できる形で準備しておくこと。また、自学自習時間は2時間以上行うこと
オフィスアワー:月曜および木曜16:00~17:00
本科目は佐世保高専教育目的の2)5)に該当する科目である
※到達目標の()内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、情報通信網の種類と構成 情報通信網の種類と構成について説明できる
2週 情報量とエントロピー 情報量とエントロピーについて理解し、説明、計算できる
3週 情報圧縮の考え方 情報圧縮の概念について理解している
4週 誤り訂正符号 誤り訂正符号について理解し、誤り訂正符号を生成できる
5週 通信伝送と信号解析 信号伝送特性について理解し、伝播特性を用いた簡単な計算ができる
6週 通信伝送と信号解析 パルス信号の特性について理解している
7週 アナログ変調 各種変調方式を理解し、説明できる
8週 多重伝送とディジタル多重通信方式(共通教材PPT第6章) 多重化と多重通信について理解している
2ndQ
9週 中間試験
10週 グラフ理論の基礎、最短経路問題 グラフ理論の基礎について理解し、最短経路問題の解き方を説明できる
11週 呼量と通信トラフィック解析(その1) トラヒック理論の概要を理解している
12週 呼量と通信トラフィック解析(その2) 呼量の計算ができる
13週 待ち行列システムの解析 待ち行列システムの概要について説明できる
14週 ネットワークの信頼性と構成 ネットワークシステムの信頼性の考え方を理解している。ネットワーク構成の基本事項について理解している
15週 情報通信ネットワーク総論
16週 定期試験

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00