電気法規・施設管理

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気法規・施設管理
科目番号 0110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 電気法規と電気施設管理(東京電機大学出版)
担当教員 小渕 政英

到達目標

1.我が国の電気事業の現状を説明できる。
2.長期間にわたる電気需給と建設計画の関係を説明できる。
3.電気関係法令についてその体系および関係法令を説明できる。
4.電力施設について学習し、その運転、保守について説明できる。
5.電気設備の保守に関する法令について説明できる。"

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1"我が国の電気事業の現状を説明できる。 長期間にわたる電気需給と建設計画の関係を説明できる。" "我が国の電気事業の現状の概要を説明できる。 長期間にわたる電気需給と建設計画の関係について概要を説明できる。" "我が国の電気事業の現状について説明できない。 長期間にわたる電気需給と建設計画の関係を説明できない。"
評価項目2"電気関係法令についてその体系および関係法令を説明できる。 電気設備の保守に関する法令について説明できる。" "電気関係法令についてその体系および関係法令について概要を説明できる。 電気設備の保守に関する法令について概要を説明できる。" "電気関係法令についてその体系および関係法令を説明できない。 電気設備の保守に関する法令について説明できない。"
評価項目3電力施設について学習し、その運転、保守について説明できる。 電力施設について学習し、その運転、保守について概要を説明できる。 電力施設について学習し、その運転、保守について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電力と民生、産業との関連性、エネルギー資源としての電力の役割、これからの電力の価値の認識、また電気施設・電気事業の特性を理解させるとともに電気事業法・技術基準など電気関連法令の制定主旨・考え方を理解させ、主要な規定事項について学ぶ。
この科目は、企業で電気の保守・運用および管理を含む電力の安定供給に従事していた教員が、その経験を活かし、電気事業全般および電気関連法令について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
予備知識:一般科目で学習した基礎的な学力(専門的知識は不要)
講義室:5E教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:なし   
この科目は学修単位のため、事前・事後学習として、レポート等を実施する場合もある。
注意点:
評価方法:中間・期末試験の2回の平均で評価し、100点満点中60点以上を合格とする。
自己学習の指針:中間試験と定期試験前には、授業中の例題及び演習課題、配付した資料の内容を理解できていること。
オフィスアワー:なし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気関係法規の体系、電気事業の種類と特質
電気関係法規の体系、電気事業の種類と特質について理解する
2週 電気事業と電気法規の変遷
電気事業と電気法規の変遷について理解する
3週 計量法、電源開発に関する法律・農山漁村電気導入促進法
計量法、電源開発に関する法律・農山漁村電気導入促進法について理解する
4週 電気の保安確保の考え方、電気保安体制
電気の保安確保の考え方、電気保安体制について理解する
5週 電気工作物の範囲と種類、事業用電気工作物の保安
電気工作物の範囲と種類、事業用電気工作物の保安について理解する
6週 電気主任技術者資格の取得、一般用電気工作物の保安体制
電気主任技術者資格の取得、一般用電気工作物の保安体制について理解する
7週 電気工事士法
電気工事士法について理解する
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 電気用品安全法、電気工事業法
電気用品安全法、電気工事業法ついて理解する
10週 電力需給
電力需給ついて理解する
11週 電力需給
電力需給ついて理解する
12週 電源開発
電源開発ついて理解する
13週 電源開発
電源開発ついて理解する
14週 電力系統の運用
電力系統の運用ついて理解する
15週 自家用電気設備の保守管理のあり方
自家用電気設備の保守管理のあり方ついて理解する
16週
後期
3rdQ
1週 電気工作物の技術基準
電気工作物の技術基準の歴史的流れ、基本的な考え方を理解する
2週 基本事項
電気設備技術基準の用語、弾圧区分、その他考え方等一般的な基本事項を理解する
3週 基本事項
電気設備技術基準の用語、弾圧区分、その他考え方等一般的な基本事項を理解する
4週 基本事項
電気設備技術基準の用語、弾圧区分、その他考え方等一般的な基本事項を理解する
5週 電線路
電線路の規制について理解する
6週 電線路
電線路の規制について理解する
7週 電力保安通信設備
電力保安通信設備について理解する
8週 後期中間試験
4thQ
9週 電気使用場所の施設
電気使用場所の施設について理解する
10週 電気使用場所の施設
電気使用場所の施設について理解する
11週 電気鉄道及び鋼索鉄道
電気鉄道及び鋼索鉄道について理解する
12週 発電設備の電力系統への連系技術要件
発電設備の電力系統への連系技術要件について理解する
13週 電気に関する標準規格
電気に関する標準規格について理解する
14週 日本工業規格の制度
日本工業規格の制度について理解する
15週 その他の関係法規
その他の関係法規について理解する
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000