到達目標
コンピュータを構成する5大装置それぞれについて、仕組みや挙動を理解する。
コンピュータが命令を実行していく手順を理解する。
コンピュータ設計に関する複数のオプション、それぞれに関するトレードオフを理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | コンピュータの装置の仕組みについて十分に説明ができる。 | コンピュータの装置の仕組みについて大まかな説明ができる。 | コンピュータの装置の仕組みについて説明ができない。 |
評価項目2 | コンピュータが命令を実行する仕組みを十分に説明できる。 | コンピュータが命令を実行する仕組みを大まかに説明できる。 | コンピュータが命令を実行する仕組みを説明できない。 |
評価項目3 | コンピュータ設計に生じるトレードオフおよびそれを考慮した設計の判断が十分にできる。 | コンピュータの基礎的な構造および設計のトレードオフの概念を理解できる。 | コンピュータの基礎的な構造および設計のトレードオフの概念を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
スライドを配布し、ときどき演習をまじえながらの講義を行う
授業の進め方・方法:
スライド資料を配布する。
参考書として以下の3冊を推薦するので、より深く学習したい学生は参照することが望ましい。
・近代科学社『コンピュータアーキテクチャの基礎』柴山潔
・翔泳社『コンピュータアーキテクチャのエッセンス』Douglas E. Comer
・(※注 やや高度)日経BP『コンピュータの構成と設計』パターソン ヘネシー
注意点:
評価方法:中間試験とレポート課題により評価する(各50点分)。
自己学習の指針:
オフィスアワー:なし
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
コンピュータの構成 |
コンピュータの5大装置の大まかな役割を説明できる。
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2週 |
演算装置1 |
コンピュータが加算・減算を行う仕組みについて説明できる。
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3週 |
演算装置2 |
コンピュータが乗算・除算を行う仕組みについて説明できる。
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4週 |
制御装置1 |
コンピュータの動作の大まかな仕組みについて説明できる。
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5週 |
制御装置2 |
コンピュータの命令実行の仕組みについて説明できる。
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6週 |
制御装置3 |
コンピュータの命令実行についての発展的な工夫を説明できる。
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7週 |
演習 |
問題演習により知識の定着を図る。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
記憶装置1 |
コンピュータが情報を保存する仕組みを説明できる。
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10週 |
記憶装置2 |
コンピュータの多様なメモリ素子それぞれの役割について説明できる。
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11週 |
入出力装置1 |
コンピュータの入出力装置の概要を説明できる。
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12週 |
入出力装置2 |
バスやディスクに関する基礎的な用語や意味を説明できる。
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13週 |
コンピュータの性能評価 |
コンピュータの電力消費量や実行に関する性能の指標を説明できる。
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14週 |
アセンブラ |
コンピュータの命令実行の基礎となるアセンブラ言語について説明できる。
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15週 |
演習および最終レポートの出題 |
問題演習により知識の定着を図る。また、講義で得た知見を適切にレポートにより報告できる。
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16週 |
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評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |