国際関係論

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国際関係論
科目番号 4S1430 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 ライブ!2022 公共、現代社会を考える(帝国書院)
担当教員 新木 武志,堀江 潔

到達目標

到達目標1 国際関係のしくみがどのように形成されてきたのかを理解する。(B-1)
到達目標2 国際関係のなかでの諸問題について理解する。(B-1)
到達目標3 国際社会がかかえる課題の原因やメカニズムについて考える。(B-1)
到達目標4 国際社会がかかえる課題についての調査分析結果を発表し、討論する。(B-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 到達目標1到達目標1を達成できている到達目標1をある程度達成できている到達目標1を達成できていない
評価項目2 到達目標2,3到達目標2,3,を達成できている到達目標2,3をある程度達成できている到達目標2,3を達成できていない
評価項目3 到達目標4到達目標4を達成できている到達目標4をある程度達成できている到達目標4を達成できていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
①現在の国家や国民意識は歴史的に形成されたものであることを理解する。
②国民を総動員して戦われることになった20世紀の戦争が現在の世界や社会の秩序を生み出したことを理解する。
③自国や他国、異文化、戦争などのイメージや記憶の形成に作用する政治的、経済的、社会的利害について考えることができる。
授業の進め方・方法:
講義(一部,ビデオ視聴を含む),学生による発表
注意点:
国際関係についての概説とともに、戦争の世紀となった20世紀の戦争について考えていく
各受講者にはレポート作成や発表の機会を設ける

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業の基本方針・概要説明 この科目の目的、到達目標と授業の進め方を理解する。
2週 国民国家と国民 どのように現代の「国民国家」が誕生し、「国民」が創出されたのかが理解できる
3週 第一次世界大戦と総力戦体制 第一次世界大戦が総力戦となったことで、戦後、国民国家がどのように再編成されていったのかを考えることができる
4週 第二次世界大戦とヤルタ体制 第二次世界大戦とその結果形成された戦後の国際秩序について理解できる
5週 核の時代 広島・長崎への原爆攻撃にはじまった核の時代について理解できる
6週 冷戦後の世界 戦争や民族対立、地域紛争、テロ、難民などのから現代の世界が直面している問題について考えることができる
7週 日本の平和主義と安全保障政策 日本国憲法の平和主義のもとでの日本がどのような安全保障政策をとってきたのかを理解する。
8週 中間考査
4thQ
9週 現代の戦争と兵士 戦争が起こった場合、戦場で兵士が直面する現実について考えることができる
10週 戦争の記憶(1) 過去の戦争の記憶が現在どのように受け継がれているのかを考えることができる
11週 戦争の記憶(2) 過去の戦争の記憶が現在どのように受け継がれているのかを考えることができる
12週 他者へのまなざし 紛争やテロ、差別や排外主義などを支えている偏見やステレオタイプについて考えることができる
13週 発表(1) 仮題についての考察を発表
14週 発表(2) 仮題についての考察を発表
15週 発表(3) 仮題についての考察を発表
16週

評価割合

試験発表及び評価合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000