到達目標
1.実験により得られる結果を正しく評価・解析した考察を論理的に説明できる。(D-1)
2.実験の準備を確実に行い、適切な対応ができる。(D-4)
3.自立して、他の人と協力しながら計画的に作業を進めることができる。(E-2)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験により得られる結果を正しく評価・解析した考察を論理的に説明できる。 | 実験により得られる結果を評価・解析した考察を説明できる。 | 実験により得られる結果を正しく評価・解析した考察を論理的に説明できない。 |
評価項目2 | 実験の準備を確実に行い、適切に対応することが十分にできる。 | 実験の準備を確実に行い、対応することができる。 | 実験の準備を確実に行い、対応することができない。 |
評価項目3 | 自立して、他の人と協力しながら計画的に作業を進めることが十分にできる。 | 自立して、他の人と協力しながら作業を進めることができる。 | 自立して、他の人と協力しながら計画的に作業を進めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 D-1
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学習・教育到達度目標 D-4
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学習・教育到達度目標 E-2
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JABEE d
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JABEE h
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JABEE i
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教育方法等
概要:
物理の基礎、電子回路、電気回路、情報、計測、制御に関する基礎実験を通して授業内容の理解を深める。また、Linux、windowsを用いた演習を行い、情報セキュリティ、Webアプリケーション、マルチメディアに関するシステムを開発する。
授業の進め方・方法:
予備知識 : 基礎電気、電気工学、電気回路、論理回路、電子回路の知識が必要であり、これまでに習ったプログラミングも復習しておくこと。
講義室 : 制御A棟演習室、制御B棟実験室
授業形式 : 実習
学生が用意するもの : 特になし
注意点:
評価方法:①作業服を着用するなど、実験するのに相応しい服装をしているか。②実験書を持参し予習をしているか。③傍観のみや居眠りなどをせず実験に参加しているか。④非協力的、自己中心的な行動をせずに実験に取り組んだか。⑤指導者の指示・注意を遵守し、適切に実験器具を取り扱い、安全への配慮を行ったか。⑥提出期限内にレポートが提出されたか。⑦得られた結果を正しく評価・解析して考察し、論理的に説明された内容のレポートが作成されているか。の10項目で評価し、①②の合計が60%以上、③④⑤の合計が60%以上、⑥⑦の合計が60%以上であること。佐世保高専 教育目的 本科 1), 3) JABEE対応学習・教育到達目標:D-1,D-4,E-2 JABEE基準1(2) :d-2,d-4,f,h.i
自己学習の指針:実験の目的や機器・実験方法について十分な予習をすること。実験終了後は十分に練られた考察を含むレポートが完成できること。
オフィスアワー:各教員担当科目のシラバスを参照
※到達目標の( )内の記号はJABEE学習・教育到達目標
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実験ガイダンスと準備 |
前期実験のテーマの予習と実験環境を理解できる。
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2週 |
情報セキュリティ演習(1) 情報セキュリティに関するインシデント調査と対策 |
セキュリティに関するインシデントを調査し、発表できる。
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3週 |
情報セキュリティ演習(2) サーバーエンジニアリング基礎 |
Linuxコマンドを理解しネットワークを操作できる。
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4週 |
情報セキュリティ演習(3) ネットワークハッキング基礎 |
ハッキングに関する基礎を理解し、コマンドを実行できる。
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5週 |
情報セキュリティ演習(4) データベースとSQL |
SQLを用いて、データベースを作成することができる。
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6週 |
情報セキュリティ演習(5) Webアプリケーション開発(1) |
PHPを用いて、データベースを操作することができる。
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7週 |
情報セキュリティ演習(6) Webアプリケーション開発(2) |
SQLインジェクションを実行できる。
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8週 |
レポート作成 |
論理的なレポートを作成できる。
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2ndQ |
9週 |
ステッピングモータの実験 |
ステッピングモータの特性を調べることができる。
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10週 |
オ-トコリメ-タによる平面度の測定 |
コートコリメータを用いて平面度を測定できる。
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11週 |
マルチバイブレ-タの実験 |
マルチバイブレータ回路の特性を調べることができる。
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12週 |
波形操作回路の実験 |
波形回路の特性を調べることができる。
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13週 |
PLCによるシーケンス制御の基礎 |
PLC(Programmable Logic Controller)を用いたシーケンス回路の作成および制御プログラムの作成・実行することができる。
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14週 |
PLC・多関節ロボット・LANによるスマートファクトリ演習 |
ネットワーク対応のPLCや多関節ロボットを用い、スマート工場の制御システムを構築することができる。
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15週 |
レポート作成 |
論理的なレポートを作成できる。
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16週 |
まとめ |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
実験ガイダンスと準備 |
後期実験テーマの予習と実験環境を理解できる。
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2週 |
ネットワーク演習(1) 仮想環境構築 |
仮想環境上でのネットワーク演習を通してネットワーク技術者のスキルを身につけることができる。
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3週 |
ネットワーク演習(2) ネットワーク計測評価(1) |
ネットワークの状況を分析できる。
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4週 |
ネットワーク演習(3) ネットワーク計測評価(2) |
ネットワークの通信処理について理解できる。
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5週 |
情報セキュリティ演習(7) フォレンジック、エンコーディング |
CTFを用いてセキュリティ関連の問題を解くことができる。
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6週 |
仮想空間プログラミング |
プログラムを用いて仮想空間を構築できる。
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7週 |
クラウドコンピューティング |
クラウド上でデータの可視化や機械学習を応用できる。
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8週 |
レポート作成 |
論理的なレポートを作成できる。
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4thQ |
9週 |
シミュレーションを用いたマイコンの動作検証 |
シミュレーションを用いてマイコンの内部構造と動作の説明ができる。
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10週 |
MATLAB演習1「制御応答・周波数応答」 |
MATLABで制御系のステップ応答および周波数応答を調べることができる。
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11週 |
MATLAB演習2「制御系設計」 |
MATLABを用いて制御系(モータ制御)の安定解析と制御器のパラメータ設計ができる。
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12週 |
MATLAB演習3「モータの速度制御」 |
MATLABおよびマイコンを用いて実際のモータ制御を構築し、制御系の設計・評価を行うことができる。
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13週 |
MATLAB演習4「機械学習による画像認識」 |
MATLABを用いて、機械学習(ディープラーニング)を行うことができる。
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14週 |
ROSによるロボット制御演習 |
ROS(Robot Operating System)を用いた移動ロボットのシミュレーションを通じ、分散処理システムの構築と自己位置推定を行う事ができる。
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15週 |
レポート作成 |
論理的なレポートを作成できる。
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16週 |
まとめ |
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評価割合
| 準備 | 実験態度 | 報告書 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 30 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 20 | 30 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |