到達目標
1. 工業材料の機械的性質を理解できる.
2. 機械工業における各種の加工方法の特徴と用途がわかる.
3. 機械材料の性質と種類を把握し,特徴と用途がわかる.
4. 金属組織と状態変化が理解できる.
5. 加工方法とその目的が理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1(到達目標1, 3) | 工業材料の機械的性質,その他の性質を理解し,目的に応じた材料の選定方法などを説明できる. | 工業材料の機械的性質,その他の性質をおおよそ理解し,それを説明できる. | 工業材料の機械的性質,その他の性質を十分に理解できていない. |
評価項目2(到達目標3, 4) | 金属組織の状態変化,熱処理の原理が理解でき,それらを説明できる. | 金属組織の状態変化,熱処理の原理がおおよそ理解できる. | 金属組織の状態変化,熱処理の原理が十分に理解できていない. |
評価項目3(到達目標2, 5) | 機械工業における各種の加工方法の特徴と用途が理解でき,目的に応じた加工法の選定を説明できる. | 機械工業における各種の加工方法の特徴と用途がおおよそ理解でき,それらの手順を説明できる. | 機械工業における各種の加工方法の特徴と用途が十分に理解できていない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械工業における生産技術について,各種の加工法の原理と方法を学び,それぞれの特徴と用途を理解する.加えて,加工の対象となる機械材料の性質と種類を理解する.
授業の進め方・方法:
予備知識:物理,化学の基礎,および機械工業に対する理解
講義室:1S教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:
注意点:
評価方法:演習・レポート(30%)と,中間・期末試験(各35%)を行い,60点以上を合格とする.
自己学習の指針:教科書をよく読み,内容をよく理解するとともに,重要な項目を自身でまとめる.また,関連分野について積極的に調べ,知識を蓄積する.おおよそ授業時間と同時間の予習・復習を実施することが望ましい.
オフィスアワー:金 16:00-17:00
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
概要説明,機械設計学(1) |
機械設計のための基本的な考え方が理解できる.
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2週 |
機械運動学:力,モーメント,物体の運動 |
物体にはたらく力・モーメントと物体の運動が理解できる. 引張強さ,硬さ,疲労,破壊などの概念を説明できる.
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3週 |
機械運動学:仕事,エネルギー |
物体にはたらく仕事とエネルギーの概念を理解できる.
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4週 |
機械強度学:引張強さ,硬さ,破壊 |
材料の機械的強度の定義が理解できる.
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5週 |
機械材料学:鉄鋼 |
鉄鋼の機械的および化学的な性質および熱処理の原理を説明できる.
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6週 |
機械材料学:非鉄金属,非金属 |
アルミニウム,銅,チタン,セラミックス,プラスチックなどの性質と用途を説明できる.
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7週 |
機械設計学(2) |
機械材料とその強度を踏まえて,機械の設計を検討することができる.
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8週 |
中間試験 |
機械設計のための材料の種類,特徴を網羅的に説明できる.
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4thQ |
9週 |
機械要素学:ねじ,歯車,リンク |
ねじ,歯車,リンクなどの機械の基本構成要素を理解できる.
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10週 |
機械制御学:入力装置,出力装置 |
センサ,モータなどの機械構成要素を用いた制御が理解できる.
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11週 |
機械工作学:手仕上げ |
やすりがけ,ねじ立てなどの作業の方法が理解できる.
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12週 |
機械工作学:ボール盤,旋盤 |
ボール盤,旋盤を用いた切削加工の手順が理解できる.
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13週 |
機械工作学:フライス盤 |
フライス盤を用いた切削加工の手順が理解できる.
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14週 |
機械工作学:塑性加工 |
塑性加工の手順が理解できる.
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15週 |
総合演習 |
各種の機械工作法にもとづいて工作物の加工行程を検討できる.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 演習・レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |