情報リテラシー

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 「最新情報Ⅰ」実教出版、「30時間でマスター Office2019」実教出版、 K-SEC情報リテラシー教材、K-SEC情報モラル教材、K-DASH教材、Intel AI for Future Workforce
担当教員 濵田 裕康

到達目標

1. パソコンの基本的操作を行うことができる
2. Word、Excel、PowerPointの基本的操作をすることができ、簡単な文章、表、グラフやプレゼンテーション資料を作成できる
3. 情報技術やデータ、データベースに関する基礎的な知識と、それらの活用方法を理解し、情報の収集、加工、発信を行うことができる
4. 情報の種類に応じた適切なアプリケーションの選択や表現方法に関する理解があり、必要十分な情報の加工、発信を行うことができる
5. データ・AI技術に関する知識を理解し、データ・AI技術を活用することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1授業で扱ったパソコンの操作方法を応用して、様々な操作を行うことができる授業で扱ったパソコンの操作方法を行うことができる授業で扱ったパソコンの操作方法を自分で行うことができない
評価項目2授業で扱ったWord、Excel、PowerPointの操作方法を応用して、様々な操作(プレゼンテーションに伴う技術全般、レポート作成に必要な技術全般等)を行うことができる授業で扱ったWord、Excel、PowerPointの操作方法を自分で行うことができる授業で扱ったWord、Excel、PowerPointの操作方法を自分で行うことができない
評価項目3情報技術やデータ、データベースに関する豊富な知識と、それらの適切な活用方法を熟知しており、情報の収集、加工、発信を効果的に行うことができる情報技術やデータ、データベースに関する基礎的な知識と、それらの活用方法を理解し、情報の収集、加工、発信を行うことができる情報技術やデータ、データベースに関する一般的な知識や活用方法についての理解不足により、情報の収集、加工、発信を行うことができない
評価項目4情報の特徴を把握し、目的や用途に合わせた最適なアプリケーションを選択した上で、効率的で効果的な加工、発信を行うことができる情報の種類に応じた適切なアプリケーションの選択や表現方法に関する理解があり、必要十分な情報の加工、発信を行うことができる情報の種類や各アプリケーションの機能、また表現方法に関する理解が乏しく、基礎的な情報の加工や発信を行うことができない
評価項目5データ・AI技術に関する様々な知識を理解し、データ・AIを適切に活用することができるデータ・AI技術に関する知識を理解し、データ・AIを活用することができるデータ・AI技術に関する知識が乏しく、データ・AIを活用することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
パソコンやWord,Excel,PowerPointの基本的な使い方について学習する。情報セキュリティの基本的な技術知識を習得する前提としての必要なIT知識と情報モラルを習得する。
授業の進め方・方法:
予備知識:特になし
講義室:ICT、情報セキュリティ演習室
授業形式:講義/実習
学生が用意するもの:配布プリント保管用のファイル
注意点:
評価方法:中間試験・定期試験を50点、課題を30点、確認テストを20点により評価し、60点以上を合格とする。
自己学習の指針:
授業を受ける前にWebClassを用いて、指定されたe-Learningコンテンツを視聴しておくこと。ほぼ毎回の授業で、理解度をはかる確認テストを実施する。課題が提示された場合には期限に遅れないように提出すること。
オフィスアワー:授業担当者が明示する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、WebClassの使い方
  演習:
    ・パソコンのログイン、ログアウト方法の確認
    ・パスワード変更
この授業の進め方を理解している。
パソコンのログイン、ログアウトができる。
WebClassへログインすることができる。
2週 メール、Microsoft365の使い方
  演習:
    ・メールの送受信
    ・e-Learningコンテンツの利用
メールの送受信ができる。
Microsoft365へログインすることができる。
e-Learningコンテンツを利用できる準備が整っている。
3週 高度情報化社会に関する諸問題
  講義:
    ・LHRで実施される情報モラル講習会を振り返る
  演習:
    ・高度情報化社会に伴う様々な問題について話し合う
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について理解できる。
4週 根拠に基づく情報の真偽の検討(情報モラル教材2-1)
  演習:
    ・情報モラル教材を使った問題演習
    ・Word1:既定の文章作成
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を知っている。
Wordを用いて、揃えや文字の装飾などに注意して、既定の文章作成ができる。
5週 適切な情報伝達手段の選択(情報モラル教材2-2)
情報技術のトレンド(情報リテラシー教材第1章)
  演習:
    ・Word2:自己紹介文の作成
適切な伝達手段の選択と、モラル(道徳、倫理)に配慮した適切な情報の送受信ができる。
情報技術は進展が速いということを理解し、それに伴う社会の変化と課題について知っている。
Wordを用いて、写真や表を使った自己紹介文の作成ができる。
6週 データの表現(情報リテラシー教材第7章)
アナログとデジタル(情報リテラシー教材第8章)
  演習:
    ・2進数・16進数
    ・拡張子の表示と変更
    ・画像データの変換
コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。
アナログ情報とデジタル情報の違いについて説明できる。
7週 ハードウェアとソフトウェア(情報リテラシー教材第3章)
情報の表現(情報リテラシー教材第13章)
  演習:
    ・パソコンの構成
    ・パソコンの分解
    ・Excel1:関数を用いた計算
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取り扱いができる。
情報の適切な表現方法を選択することができる。
Excelの関数を用いた計算ができる。
8週 社会で起きている変化 (K-DASH教材L1-1)
社会で活用されているデータ (K-DASH教材L1-2)
データ・AIの活用領域 (K-DASH教材L1-3)
  演習:
    ・Excel2:オートフィル、相対参照と絶対参照
データ・AI技術は私たちの生活に密接に結びついており、これにより社会や日常生活が大きく変化したことを説明できる。
データ・AI技術はその活用領域が広がってきており、社会の課題を解決できる基本的なツールであることを説明できる。
Excelのオートフィルや相対参照・絶対参照の機能を用いた計算ができる。
2ndQ
9週 データ・AI利活用のための技術 (K-DASH教材L1-4)
データ・AI利活用の現場 (K-DASH教材L1-5)
データ・AI利活用の最新動向 (K-DASH教材L1-6)
  演習:
    ・小さなAI
    ・Excel3:グラフの挿入
データ・AI技術の利活用の現場では複数の技術が組み合わされて実現していることを、具体的な事例をもとにして説明できる。
Excelを使って、簡単なグラフを作成できる。
10週 中間試験
11週 データを読む・説明する (K-DASH教材L2-1・2-2)
データを扱う (K-DASH教材L2-3)
  演習:
    ・ノンコードAI
データ・AI技術の利活用に必要な基本的なスキル(データの取得、可視化、分析)を使うことができる。
データサイエンス・AI技術の基本的な手法や特徴を説明できる。
12週 データ・AI利活用における注意事項 (K-DASH教材L3-1)
データを守るうえでの注意事項 (K-DASH教材L3-2)
  演習:
    ・モラル・マシン
    ・バイアス実験
    ・PowerPoint1:既定のスライド作成
データ・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解しており、データを守るために必要な事項を説明できる。
PowerPointを用いて、既定のスライド作成ができる。
13週 情報システム(情報リテラシー教材第2章)
数学的な処理(情報リテラシー教材第5章)
  演習:
    ・高専生活を楽しくする情報システム
代表的な情報システムとその利用形態について知っている。
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。
14週 データベース(情報リテラシー教材第6章)
  演習:
    ・SQL
    ・PowerPoint2:情報システム発表会に向けたスライド作成
データベースの意義と概要について説明できる。
情報システム発表会に向けたスライドの作成ができる。
15週 情報システム発表会
  演習:
    ・自分で考えた情報システムを発表
困っていることを解決できる情報システムを提示できる。
PowerPointを使って聴衆に分かりやすく説明できる。
16週

評価割合

試験課題確認テスト合計
総合評価割合503020100
基礎的能力503020100