科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 幾何
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 基礎数学(森北出版)/基礎数学問題集(森北出版)
担当教員 堂平 良一

到達目標

1.三角比・三角関数の定義を理解し,幾何学的な問題や三角関数のグラフを取り扱うことができる.
2.加法定理およびそれから導出される様々な公式を使うことができる.
3.三角方程式・三角不等式を解くことができる.
4.直線の方程式、2次曲線の方程式を理解し、そのグラフや,不等式で表される領域を図示できる.
5.基本的な場合の数を順序立てて求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標 1,2,3)三角関数について十分理解し,それらの応用問題が解ける.三角関数についてほぼ理解し,それらの基本的問題が解ける.三角関数について理解が不十分で,それらの基本的問題も解けない.
評価項目2 (到達目標 4)直線や2次曲線の方程式について十分理解し,それらの応用問題が解ける.直線や2次曲線の方程式について理解し,それらの基本的問題が解ける.直線や2次曲線の方程式について理解が不十分で,それらの基本的問題も解けない.
評価項目3 (到達目標 5)場合の数について十分理解し,それらの応用問題が解ける.場合の数について理解し,それらの基本的問題が解ける.場合の数について理解が不十分で,それらの基本的問題も解けない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工学で最も重要な関数である三平方の定理の拡張である三角関数を学ぶ。楕円や双曲線などの2次曲線など性質を学ぶ。起こりうる事柄を順序だてて効率よく数える数え方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学校までに学習した数学の内容
講義室:ホームルーム
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:演習用ノート,配付プリント保管ファイル
注意点:
評価の方法:中間考査・期末考査の4回と実力試験が90%,課題10%で評価し60点以上を合格とする.
自己学習の指針:ほぼ毎回の授業で課題を出すので,次の授業までに必ず解いておくこと.試験前にはノート・プリントを整理し,課題・練習問題が理解できている状態にしておくこと.
オフィスアワー:月曜日 16:30から17:30,水曜日 16:00から17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 三角形と三角関数 三角比の定義を理解し、値を求めることができる。
2週 正弦定理 正弦定理を理解し、応用問題が解ける。
3週 余弦定理 余弦定理を理解し、応用問題が解ける。
4週 三角形の面積 三角比を利用して図形の面積を求めることができる。
5週 一般角・弧度法 一般角と弧度法を理解して、角度を表すことができる。
6週 正弦と余弦 正弦関数と余弦関数を理解し、値を求めることができる。
7週 正弦と余弦の関数のグラフ 正弦関数と余弦関数のグラフを描くことができる。
8週 正接 正接の定義を理解し、値を求めることやグラフを描くことができる。
2ndQ
9週 中間試験
10週 三角関数の基本公式 三角関数の基本公式を理解し、応用問題を解くことができる。
11週 三角関数の方程式 三角関数の方程式を解くことができる。
12週 三角関数の不等式 三角関数の不等式を解くことができる
13週 加法定理 加法定理を理解し、応用することができる。
14週 加法定理から導かれる公式 加法定理から導かれる様々な公式を理解し、応用できる。
15週 三角関数の合成 三角関数の合成ができ、方程式、関数の最大値・最小値を求めることに応用できる。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 点の座標 直線上の点、平面上の点の座標について理解し、内分点・外分点などの座標を求めることができる。
2週 直線の方程式と2直線の関係 直線の方程式を理解し、条件に合った直線の方程式を求めることができる。
3週 複素平面と極座標 平面座標と複素数の対応を理解し、極座標表示ができる。
4週 円の中心と半径 円の方程式を理解し、応用問題が解ける。
5週 楕円 楕円の幾何学的な意味を理解し、応用問題が解ける。
6週 双曲線と放物線 双曲線と放物線の幾何学的な意味を理解し、応用問題が解ける。
7週 2次曲線と直線 2次曲線と直線に関する問題が解ける。
8週 中間試験
4thQ
9週 不等式の表す領域 不等式の表す領域を図示することができる。
10週 領域における最大値と最小値 線形計画法の問題が解ける。
11週 場合の数と順列 場合の数の基本的な性質を使って場合の数を求めることができる。
12週 いろいろな順列 順列や順列を応用していろいろな場合の数を求めることができる
13週 組み合わせ 組み合わせの数を求めることができる。
14週 同じ種類のものを含む順列 組み合わせの考え方を順列の計算に応用することができる。
15週 二項定理 二項定理を理解し、応用問題が解ける。
16週 後期定期試験

評価割合

試験課題提出実力テスト合計
総合評価割合801010100
基礎的能力801010100