科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 製図
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 電子製図(実教出版)/基礎電気・電子製図練習ノート(実教出版)
担当教員 前田 貴信

到達目標

1.図形の投影図の見方、書き方を理解し、できること
2.三角定規、コンパスを用いて、機械部品(ねじ、ボルト)の作図ができること
3.3次元CADを操作し、自分が作りたいものを具体的に表現し、図面を作成できること
4.電子回路CADを操作し、簡単な回路図、実体配線図をつくることができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
図形の投影図の見方、書き方を理解し、できること十分に理解できるある程度理解できるできない
三角定規、コンパスを用いて、機械部品(ねじ、ボルト)の作図ができること十分にできるある程度できるできない
3次元CADを操作し、自分が作りたいものを具体的に表現し、図面を作成できること十分にできるある程度できるできない
電子回路CADを操作し、簡単な回路図、実体配線図をつくることができること十分にできるある程度できるできない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
製図に関する規格と基礎的な知識を習得し、読図することのできる能力を養うとともに、3次元CAD(3DCAD)の使い方を習得しての製図手法の基礎を身につける。
さらに、電子回路CADの使い方を習得し、電子回路の設計手法の基礎を身につける。
授業の進め方・方法:
予備知識:1学年・図学(前期)および製図(後期)の内容、特に第三角法による図面の作成について理解しておくこと。
パソコンおよびOSの基礎知識を身につけておくこと。
講義室:2S教室(手書きによる図面作成時)、ICT教室(CADによる図面作成時)
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:製図道具一式、USBメモリ
注意点:
評価方法:提出作品の点数の平均点を90%、および平常の忘れ物・授業態度による評価を10%とし、60点以上を合格とする。
注意! 提出課題は提出率が6割を切る場合、59点以下の評点とする。
自己学習の指針:図面作成の演習は基本的に授業中に行う。丁寧さを求めるので、時間をかけても構わないが、自宅・学寮でも作成して提出期限に間に合うようにすること。3D CADや電子回路CADは放課後等を利用し、さまざまな利用法を自分で探すことが望ましい。
オフィスアワー:月曜日、木曜日の16:20~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製図に関する総合演習基礎知識(復習) 第三角法図学の図面の読み方を理解できること
2週 3次元CADの基本操作方法 1学年で履修したCADの基本的な操作法を理解し、簡単な作図ができること
3週 機械要素(ボルト・ナット)の規格と製図 機械要素(ねじ・ボルト・ナット)の規格を理解し説明できること
4週 機械要素、製図演習 ねじ・ボルト・ナットの図面を正確に書くことができること
5週 機械要素、製図CAD演習 ねじ・ボルト・ナットの図面を、3DCADを用いて作成することができること
6週 CADによる機械要素の製図1 基本的なモデルをチュートリアルに従って作成できること
7週 CADによる機械要素の製図2 機械要素による組立(アセンブル)ができること
8週 3次元CADによる設計1(自由課題) 自分が作りたい製品のアイデアを具体的に
2ndQ
9週 3次元CADによる設計2 製品を分解しどのような部品が有るか分析ができること
10週 3次元CADによる設計3 製品を構成ずる部品を立体図で表現できること
11週 3次元CADによる設計4 アセンブリにより組立図の作成ができること
12週 電気・電子に関する規格、電気用図記号 電気・電子部品と対応する図記号を書くことができること
13週 電子機器の設計例、電子回路CAD1 電子系CADの使い方を理解し、簡単な電子回路を作成できること
14週 電子機器の設計例、電子回路CAD2 電子系CADの使い方を理解し、簡単な電子回路、および実体配線図や基板図面を作成できること
15週 電子機器の設計例、電子回路シミュレーション 電子回路シミュレータの使い方を理解し、簡単な電子回路のシミュレーションを実行できること
16週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合09001000100
基礎的能力0000000
専門的能力09001000100
分野横断的能力0000000