政治経済

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 政治経済
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 間宮 洋介ほか著、『政治・経済』、東京書籍
担当教員 前田 隆二

到達目標

1.民主主義の基本原理と発展の概略を説明することができる。
2.日本国憲法の基本原理に基づいた民主政治の概略を説明することができる。
3.現在の日本の政治制度や経済を理解し、さらにそれらを国際的な視野で理解し、それらの概略を説明できる。
4.民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。  
5.1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治をほとんど説明できる。民主主義と日本国憲法の基本原理を踏まえ、民主政治を説明できない。
評価項目2現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からもほとんど説明できる。現在の日本の政治制度や経済を理解し、国際的な視点からも説明できない。
評価項目3現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、ほとんど説明できる。現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、説明できない。
評価項目4民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できる。民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略をほとんど説明できる民主主義の本質、今日における政治や経済の基本的なしくみ、それに至る過程を理解し、それらの概略を説明できない。
評価項目51~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略をほとんど説明できる。1~4を踏まえたうえで、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、それらの概略を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の政治や経済に関して、民主主義や資本主義の考え方や意義を学ぶ。また、それらの主義が現代における日本の社会にどう関わるかを学ぶ。これらを通じ、国際的な視野を持ち、現代の政治や経済の問題点を広い視野から理解し、考える力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学校レベルの公民分野の知識があること
講義室:二年各教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:教科書、ノート、ファイル(配布資料用)
注意点:
評価方法:定期試験(合計2回)、出席状況、授業態度、必要に応じて提出物を総合的に判断する。評価基準は、定期試験の成績が80%、その他が20%とし、総合成績60点以上を単位取得とする。
自己学習の指針:予習については、授業の前日に教科書を熟読し、理解を深めてください。その内容を授業中に確認しながら、講義に集中してください。さらに、復習においては、授業後の当日にプリントや教科書などで再度確認し、週末にもう一度確認してください。また、ニュース・新聞を読む習慣をつけ、政治問題や経済問題に対する知識・考え方を身につけてください。
オフィスアワー:木曜日 16:00~17:00 金曜日 16:00~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
民主政治のあゆみ
学習目標や方法・評価などを理解する。
2週 法の機能と支配 法ができた過程と法の役割について理解できる。
3週 基本的人権の確立 様々な権利について理解できる。
4週 民主政治の発展 民主主義の下での政治の流れを理解できる。
5週 政治体制の比較 各国の政治体制を理解し、比較できる。
6週 日本国憲法の制定と基本原理 日本国憲法の内容を理解できる。
7週 基本的人権の保障(1) 人権とは何かを理解できる。
8週 基本的人権の保障(2) 人権がどのように関わっているかを理解できる。
2ndQ
9週 日本国憲法の平和主義 憲法9条等を通して、平和主義を理解できる。
10週 国会と立法のしくみと役割 国会の役割について理解できる。
11週 内閣と行政のしくみと役割 内閣の役割について理解できる。
12週 裁判所と司法のしくみと役割 裁判所の役割について理解できる。
13週 地方自治の役割 地方自治体のしくみについて理解できる。
14週 政党政治と選挙制度のしくみ 政治のしくみについて理解できる。
15週 国際関係と地球環境問題 日本と世界との関係および環境問題について理解できる。
16週
後期
3rdQ
1週 資本主義体制の成立と発展 資本主義社会の本質について理解できる。
2週 現代経済の特質 社会主義との比較をしながら、資本主義を理解できる。
3週 経済主体と経済循環 経済主体がどのように循環しているのかを理解できる。
4週 生産と市場経済(1) 需要と供給の関係を説明できる。
5週 生産と市場経済(2) 生産と市場の関係性を理解できる。
6週 金融のしくみと機能 銀行の役割を説明できる。
7週 財政のしくみと機能 国や地方自治体の運営方法を理解できる。
8週 日本経済の変化(1) 戦後以降の日本経済の変化を理解できる。
4thQ
9週 日本経済の変化(2) 現在に至るまでの日本経済について理解できる。
10週 消費者・農業・食料問題 時代の流れとともに変化していく法や制度について理解できる。
11週 労働環境と問題(1) 労働するにあたり必要な事項について理解できる。
12週 労働環境と問題(2) 労働問題について理解できる。
13週 社会保障と福祉(1) 社会保障について理解できる。
14週 社会保障と福祉(2) 社会保障に伴う福祉について理解できる。
15週 国際貿易 日本と世界との関係を貿易の面から理解できる。
16週

評価割合

試験提出物等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000