生産加工Ⅱ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 生産加工Ⅱ
科目番号 0047 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 機械工作2(実教出版),英語でkaizen! トヨタ生産方式(日刊工業新聞社)
担当教員 槇田 諭

到達目標

1.各種の加工法を理解し,そのシステム化を検討できる.
2.生産計画における製品設計,生産計画の枠組みがわかる.
3.製品設計に必要な基礎的知識を理解し,デザインを創生できる.
4.工業生産における各管理の目的と方法がわかる.
5.生産システムの自動化の手段と目的を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(到達目標1,5)機械工業における各種の加工法をよく理解し,そのシステム化,自動化を検討できる.機械工業における各種の加工法をおおよそ理解し,そのシステム化,自動化を説明できる.機械工業における各種の加工法を理解できておらず,そのシステム化,自動化も理解できていない.
評価項目2(到達目標2,3)生産計画,製品設計に必要な基礎的知識を理解し,独創的なデザインを創生できる.生産計画,製品設計に必要な基礎的知識をおおよそ理解し,デザインの意義を説明できる.生産計画,製品設計に必要な基礎的知識を理解できておらず,デザインの意味を説明できない.
評価項目3(到達目標2,4,5)工業生産における生産計画,管理,自動化の目的と手段をよく理解し,応用が検討できる.工業生産における生産計画,管理,自動化の目的と手段をおおよそ理解し,説明できる.工業生産における生産計画,管理,自動化の目的と手段を理解できていない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工業における生産技術について,各種の加工法の原理と特徴,用途を理解した上で,機械工業の生産工程および生産システム,生産機械の概要を理解する.
授業の進め方・方法:
予備知識:生産加工I(1年次)の内容,および工学実験(2年次)で行った機械加工実習で行った事項.数学,物理,化学の基礎.
講義室:教室
授業形式:講義
学生が用意するもの:参考書「機械工作法(独立行政法人 雇用・能力開発機構 職業能力開発総合大学校 能力開発研究センター)」
注意点:
評価方法:レポート(30%)と,演習(20%)・期末試験(50%)を行い,60点以上を合格とする.
自己学習の指針:教科書をよく読み,内容をよく理解するとともに,重要な項目を自身でまとめる.また,関連分野について積極的に調べ,知識を蓄積する.おおよそ授業時間と同時間の予習・復習を実施することが望ましい.
オフィスアワー:金 16:00-17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要説明 工業における生産システム・プロセスの重要性を理解できる.
2週 生産設計と管理(1):概論 生産設計に必要な基礎的概念を理解できる.
3週 生産設計と管理(2):製品計画,生産計画 製品計画・生産計画における検討事項を説明できる.
4週 生産設計と管理(3):製品設計(1) 製品設計における基本的な設計方針が理解できる.
5週 生産設計と管理(4):製品設計(2) 製品設計における標準化や規格化の重要性を理解できる.
6週 生産設計と管理(5):デザイン(1) デザインにおける基本方針,原則を理解できる.
7週 生産設計と管理(6):デザイン(2) デザインにおける意匠権や特許の概念・重要性を理解できる.
8週 総合演習 生産計画・製品設計の基礎知識を用いてデザインを創造できる.
2ndQ
9週 生産システム概論(1):生産の効率化 生産におけるムダやボトルネックを説明できる.
10週 生産システム概論(2):生産プロセス 生産プロセスの変遷や各種の手法の特徴を理解できる.
11週 生産システム概論(3):改善(1) 改善における基本的なアプローチと要点が理解できる.
12週 生産システム概論(4):改善(2) 改善のための各種の方法とその特徴を理解できる.
13週 生産システム概論(5):システム管理 生産システムにおける管理の基本方針を理解できる.
14週 オートメーション概論(1):生産工程の自動化(1) 生産システムにおいて導入可能な自動機械を把握できる.
15週 オートメーション概論(2):生産工程の自動化(2) 生産システムの自動化のために必要な措置を検討できる.
16週

評価割合

試験演習レポート合計
総合評価割合502030100
基礎的能力0000
専門的能力502030100
分野横断的能力0000