ロボット工学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 ロボット工学
科目番号 0069 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 基礎から実践まで理解できるロボット・メカトロニクス(山本・永井 共立出版)
担当教員 山本 郁夫

到達目標

・ロボット開発におけるシステム設計の基礎を理解し、説明できること。(到達目標1)
・ロボット構成要素技術の特徴について理解し、説明できること。(到達目標2)
・ロボットの産業界における開発事例、および、失敗と成功の原因を説明できること。(到達目標3)                              

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1)ロボットのシステム設計の考え方を理解し、具体的事例について詳細に説明できる。ロボットのシステム設計の考え方を概念的に理解し、具体的事例について概略的に説明できる。ロボットのシステム設計の考え方を理解できていない。
評価項目2(到達目標2)ロボットの構成要素技術について、その特徴を理解し、詳細な技術事項を説明できる。ロボットの構成要素技術について、その特徴を概念的に理解し、基礎的な技術事項を説明できる。ロボットの構成要素技術を理解できていない。
評価項目3(到達目標3)ロボットの開発事例について、成功例と失敗例の原因を理解して、詳細に説明できる。ロボットの開発事例について、基本的な技術事項を理解して、概略的に説明できる。ロボットの開発事例について、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ロボット工学の基礎と応用の具体例を通して、工学技術がシステム全体にどのように関わっているか、また、開発時の心構えなどを理解する。
授業の進め方・方法:
予備知識:制御工学の基本特性をよく理解しておくこと.また,これまで学んできた機械工学,電気,電子,情報工学の基礎事項について理解できていること。 
講義室:5S教室
授業形式:講義と演習(ディスカッション) 
学生が用意するもの:特になし
注意点:
評価方法:中間テスト、後期定期テスト(2回)で評価し60点以上を合格とする。
自己学習の指針:教科書を自己学習の中で理解すること.定期試験前には,教科書や配布資料の内容は理解できていること。
オフィスアワー:なし 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 講義の進め方,到達目標の説明と,講師の説明
2週 ロボットの社会的重要性 ロボットの社会的重要性を事例を用いて説明できる。
3週 ロボット開発の心構え ロボット開発の失敗例と成功例の原因を説明できる。
4週 ロボットに必要な機械力学1 ロボット運動を力学的に説明できる。
5週 ロボットに必要な機械力学2 ロボット運動の力学的設計ができる。
6週 ロボットに必要な制御工学1 ロボット制御系をブロック線図を用いて説明できる。
7週 ロボットに必要な制御工学2 ロボット制御系が理解でき、設計できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 ロボットに必要な電気工学1 ロボット電気系が理解でき、原理を説明できる。
10週 ロボットに必要な電気工学2 ロボット電気系が理解でき、設計できる。
11週 ロボットに必要なデジタル回路1 ロボットデジタル回路が理解でき、原理を説明できる。
12週 ロボットに必要なデジタル回路2 ロボットデジタル回路が理解でき、設計できる。
13週 ロボットのソフトウェアとプログラミング ロボットのソフトウェアとプログラミングが理解でき、説明できる。
14週 センサ、アクチュエータ ロボットのセンサとアクチュエータが理解でき、利用できる。
15週 ロボットインテグレーション(まとめ) ロボットとITの融合を理解でき、事例を用いて説明できる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000