到達目標
1.近い将来に,地域創生の一端となるイノベーションを実現できるような,起業家マインドに溢れる人材となる。そのためにも必要な地域特性の理解力を高め,地域の人々とふれあう行動力を身につける。
(到達目標2以降は,到達目標1実現のための下位目標)
2.地域特性の理解に必要な統計情報を収集することができる
3.収集した統計情報を二次加工するなど適切な処理や,グラフ化などができる
4.自ら収集したデータやその分析を通して,人口問題や産業構造の特性などを理解することができる。
5.大風呂敷でも構わないので,地域の活性化に貢献できるプロジェクトを考案し,プレゼンテーションを行うことができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地域を理解するために必要な統計情報の収集や処理ができる | 地域を理解するために必要な統計情報の収集や処理がある程度できる | 地域を理解するために必要な統計情報の収集や処理ができない |
評価項目2 | データ処理を通して,日本の人口問題や産業構造の特性を理解できる | データ処理を通して,日本の人口問題や産業構造の特性をある程度理解できる | データ処理を通して,日本の人口問題や産業構造の特性を理解できない |
評価項目3 | 地域の特性を理解し,地域創生を担う人材としての起業家精神を持ち,地域活性化に対して魅力的な提言ができる | 地域の特性を理解し,地域活性化に対して考えることができる | 地域の特性が理解できず,地域活性化に対するイメージを持つことができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
統計資料データを自ら収集,加工,分析を施すことによって,様々な社会的事象の理解を深める。併せて情報リテラシーの向上を図る。起業家精神を喚起するような地域創生につながるテーマを自ら設定し,これまでに身に着けたスキルを発揮して調査・考察・総括を行う。これらの成果を公表するため「歴史学」「経済学」を受講する学生との合同プレゼンテーションを行う。
授業の進め方・方法:
インターネットに接続できるPCが各自に準備された教室を使用予定。各授業毎に(場合によっては数週にまたがる)課題に取り組む形式の授業。
一部の週については,フィールドワークを実施したい(補講日等で好条件が整えば,90分の枠を超えて実施したいが,詳細未定。時期を変更することもある)。
注意点:
随時提出を求めるレポート60%,プレゼンテーションおよびこれに関連するレポート類40%,以上を総合評価。60点以上を合格とする。
ICT演習室の利用ルールを守ること。PCの基本操作については習熟しておくことが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンスとネットワーク利用の基礎 |
授業で情報共有に活用するOffice365等を使いこなすことが出来る
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2週 |
統計の基礎と演習 #1 |
統計的考え方や基本的記述統計(標本,変数の種類,平均,分散,標準偏差…)を理解できる
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3週 |
統計の基礎と演習 #2 |
度数分布表,ヒストグラムを正しく理解できる
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4週 |
統計の基礎と演習 #3 |
Excelを利用して大量のデータを効率的に演算できる
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5週 |
統計の基礎と演習 #4 |
相関係数や回帰直線を理解できる。
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6週 |
日本の人口問題(急速な少子高齢化) |
最新のデータを活用し,日本の人口問題を理解できる
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7週 |
人口統計の活用とデータ処理 |
web上に存在する膨大なデータから必要な資料を入手できる 入手したデータを単純なグラフに表すことができる
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8週 |
中間試験は実施しない予定 |
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2ndQ |
9週 |
人口推計に向けての準備 |
人口を推計するための手順と必要なデータを理解できる
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10週 |
日本の将来人口の推計 |
推計の基本原則を自ら設定し,人口推計ができる また,人口構成を表すグラフをExcelで描くことができる
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11週 |
データからみた産業構造の変化 |
データからみた産業構造の変化
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12週 |
日本の産業構造からみた地域性 |
産業構造を表すデータを収集し,自分なりの加工ができる。これらのデータから地域性を読み取ることができる。
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13週 |
身近な地域(佐世保市および周辺地域)が抱える問題を考える #1 |
身近な地域が抱える問題に関心を持つことができる
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14週 |
身近な地域が抱える問題を考える #2 (野外調査) |
対象地域に足を運び,そこで営まれている人々の暮らしを理解することができる
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15週 |
身近な地域が抱える問題を考える #3 |
身近な地域が抱える問題をどうすれば解決できるかを考えることができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
地域特性(基本的には受講生の地元)の理解 #1 |
対象地域の自然的特性を理解することができる
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2週 |
地域特性の理解 #2 |
対象地域の歴史的・文化的特性を理解することができる
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3週 |
地域活性化につながる事業・イベントなど夢のある企画を立案し,起業家精神を育成する演習(以下,大風呂敷プロジェクトと略す)#1 |
起業家精神を持つことの意義を理解できる
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4週 |
大風呂敷プロジェクト #2 |
地元の地域振興につながる企画を考えることができる
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5週 |
大風呂敷プロジェクト #3 |
設定したテーマに関連した必要な資料収集を行うことができる
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6週 |
大風呂敷プロジェクト #4 |
設定したテーマに関連した各種分析を行うことができる
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7週 |
大風呂敷プロジェクト #5 |
これまでに収集・分析した成果の作表・グラフ作成・PowerPoint資料の作成ができる
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8週 |
中間試験は実施しない予定 |
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4thQ |
9週 |
野外調査 |
対象地域に足を運び,そこで営まれている人々の暮らしを理解することができる 現地の人からの聞き取り調査ができる
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10週 |
合同プレゼンテーション #1 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。
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11週 |
合同プレゼンテーション #2 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。
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12週 |
合同プレゼンテーション #3 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。
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13週 |
合同プレゼンテーション #4 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。
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14週 |
合同プレゼンテーション #5 |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。
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15週 |
合同プレゼンテーション #6 (総合討議) |
分かりやすく,説得力のあるプレゼンテーションができる。また,人の発表を聞いて,適切な質問や評価ができる。 地元の地域振興に向けたテーマで討議に参加できる
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16週 |
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評価割合
| レポート | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 60 |
総合的能力 | 0 | 40 | 40 |