到達目標
基本的な人権に関する知識と過去の有名な判例を学び、これからの社会に必要な人権について考える作業を通して、自身の力で物事を考え、意見をまとめる力を身につけることを目標とします。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | わが国の基本構造と役割を、他国との比較を交えて説明できる。 | 国の基本構造を理解し、その役割を説明できる。 | 基本的な国の仕組み、三権分立や裁判員制度を正確に理解する。 |
評価項目2 | 主要判例について、争点となった問題や社会的影響を説明できる。 | 主要判例の争点と判決内容を説明できる。 | 主要判例の判決内容を説明できる。 |
評価項目3 | 自身の意見を説得力をもって 論理的に主張し、他者と議論できる。 | 自身の意見を論理的に説明できる。 | 自身の意見を発言できる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人権の保障について、時代や宗教地域的な差異を知り、人間らしく生きるために必要な基本的人権とは何かを考えます。現代に必要とされる新たな人権についての議論を検証し、理解を深めます。また人権保障に不可欠な法律の仕組みについても学習します。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学卒業程度の社会の知識を持ち、ニュースや新聞を読み、理解する能力を必要とします。
講義室:
授業形式:講義(グループ討議を含む)
学生が用意するもの:ノート、必要資料
注意点:
評価方法:学習態度の積極性 10%, レポート20%, 前期・後期試験 70%
自己学習の指針:常日頃から日々のニュースや新聞を見聞きし、情報を積極的に収集しましょう。
新たな人権問題や社会問題について興味・関心を持つよう心掛けてください。
オフィスアワー:授業前、授業終了後に対応します。随時メールでも質問を受け付けます。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
人権とは何か? |
権利の意味、役割を知る
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2週 |
人権の歴史 |
権利の歴史的変遷を学ぶ
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3週 |
動物に権利はあるか? |
権利の享有主体を学ぶ
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4週 |
諸外国との違い |
権利の地域格差を知る
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5週 |
発展する権利 |
権利の性質を学ぶ
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6週 |
権利保障の必要性 |
権利行使にかかわる課題を知る
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7週 |
法律ができるまで |
法律の成立過程を学ぶ
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8週 |
新しい人権 |
代理母出産などの新たな権利を学ぶ
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2ndQ |
9週 |
発展する権利 |
安楽死の権利の必要性を考える
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10週 |
DVD 鑑賞・ミニレポート作成 |
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11週 |
意見交換 |
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12週 |
時事問題の検証 |
新聞から得た題材を元に人権問題を考える
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13週 |
人権訴訟の判例 |
過去の有名な判例を知る
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14週 |
前半の復習 |
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
近代の人権 |
最近の人権問題を検証する
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2週 |
男女共同参画社会 |
男女共同参画社会の意味を知る
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3週 |
性別役割分担意識 |
社会の中の固定観念を知る
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4週 |
「○○らしさ」の問題点 |
固定観念のつくる差別意識を考える
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5週 |
セクシュアルハラスメント |
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6週 |
DV・ストーカー行為 |
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7週 |
法律による人権の制限 |
権利の行使と濫用の違いについて学ぶ
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8週 |
労働の場での平等 |
パワーハラスメント・ジェンダーハラスメントを学ぶ
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4thQ |
9週 |
家庭内での人権保障 |
男性の家庭参画を考える
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10週 |
DVD 鑑賞・ミニレポート作成 |
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11週 |
意見交換 |
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12週 |
人間らしい生き方 |
性差を超えた基本的な人権を考える
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13週 |
人権保障に必要な制度 |
アファーマティブアクションについて学ぶ
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14週 |
全体のまとめ |
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
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評価割合
| 学習態度の積極性 | レポート | 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 10 | 20 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 70 | 90 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 10 |