到達目標
1.各種言語処理プロセッサの特徴を説明でき、また、ソフトウェア開発に必要なツールを説明できる。(A4)
2.コンピュータシステムとその利用形態や特徴を説明できる。(A4)
3.情報システムやモラルに関連したセキュリティ技術を説明できる(A4)
4.SQLを用いて関係データベースにおけるテーブルの生成やデータ操作ができる。(A4)
5.グラフィックスシステムの処理の流れとその主要技術を説明でき、応用分野を挙げることができる。(A4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
(到達目標1、2) | コンピュータシステムとその利用形態および特徴を説明できる。各種言語処理プロセッサの特徴を説明でき、また、ソフトウェア開発に必要なツールをそれぞれ説明することができる。 | コンピュータシステムとその利用形態および特徴をある程度説明できる。各種言語処理プロセッサの特徴を説明でき、また、ソフトウェア開発に必要なツールをそれぞれある程度説明することができる。 | コンピュータシステムとその利用形態および特徴を説明できない。各種言語処理プロセッサの特徴を説明できない。また、ソフトウェア開発に必要なツールをそれぞれ説明できない。 |
評価項目2
(到達目標3、4) | セキュリティに関連する技術を説明でき、SQLを用いて関係データベースにおけるテーブルの生成やデータ操作ができる。 | セキュリティに関連する技術をある程度説明でき、SQLを用いて関係データベースにおけるテーブルの生成やデータ操作がある程度できる。 | セキュリティに関連する技術を説明できない。SQLを用いて関係データベースにおけるテーブルの生成やデータ操作ができない。 |
評価項目3
(到達目標5) | グラフィックスシステムの処理の流れとその主要技術(モデリング、レンダリング、アニメーション)の詳細を説明でき、応用分野を挙げることができる。 | グラフィックスシステムの処理の流れとその主要技術(モデリング、レンダリング、アニメーション)の詳細をある程度説明でき、応用分野を挙げることができる。 | グラフィックスシステム処理の流れとその主要技術(モデリング、レンダリング、アニメーション)を説明できない。応用分野を挙げることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ソフトウェア開発に関連する技術を学び、コンピュータシステムの概要についても理解を深める。情報システムやモラルに関連したセキュリティを学び、セキュリティ対策の技術を高める。また、知的システムやアプリケーションを開発するための基礎となるデータベースやグラフィックスの理論を学び、システム開発の技術を高める。
授業の進め方・方法:
予備知識 : これまで学習してきた情報処理関連技術の基礎が必要である。
講義室 : 教室
授業形式 : 講義・グループワーク
学生が用意するもの : 教科書(コンピュータグラフィックス基礎)、スマートフォン、タブレット、ノートPCなど
配布資料として、独自資料、セキュリティ内容は「K-SEC教材(高学年共通教材、高学年分野別教材)」を使用する。
注意点:
評価方法 : 4回の試験(前期中間・前期定期・後期中間・学年末)80%と課題・確認テスト20%で評価し、60点以上を合格とする。
自己学習の指針 : 予習、復習時間は2時間以上が望ましい。また、試験の前までに授業内容の重点を整理しておくこと。
オフィスアワー : 水曜日、金曜日の16:00~17:00
※到達目標の( )内の記号はJABEE学習・教育到達目標
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ソフトウェア開発プロセス |
システム開発のプロセスを説明できる。
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2週 |
言語処理系・ソフトウェア開発環境 |
主要な言語処理プロセッサの特徴とソフトウェア開発に必要なツールの種類と機能を説明できる。
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3週 |
計算モデルとデータ型(基本型、構造型、ポインタ型) |
計算モデルによって言語が分類されていることを理解できる。
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4週 |
コンピュータシステム(K-SEC3,4,5) |
コンピュータの仕組みを理解できる。
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5週 |
情報システム(K-SEC12,13,14) |
信頼性を向上させる機能やシステムを説明できる。
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6週 |
情報システム(K-SEC15) |
クラウドコンピューティングの利点や特徴を説明できる。
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7週 |
情報セキュリティ(1) ECサイトの脆弱性診断・位置情報の利用(K-SEC分野) |
ECサイトの脆弱性および位置情報の利用の問題点を議論し、解決策を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
情報セキュリティ(2) センサーネットワークのセキュリティ(K-SEC分野) |
センサーネットワークを利用したプログラムの脆弱性を想定し、解決策を説明できる。
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10週 |
情報セキュリティ(3) セキュリティ3大要素と脅威(K-SEC1,2) |
セキュリティの3大要素を理解し、セキュリティ上の脅威を説明できる。
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11週 |
情報セキュリティ(4) ネットワーク概要とLAN、WAN技術(K-SEC6,7) |
ネットワークの仕組みを理解し、LAN技術、WAN技術を説明できる。
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12週 |
情報セキュリティ(5) IP(インターネットプロトコル)(K-SEC8) |
インターネットプロトコルを理解し、IPアドレスの構成を説明できる。
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13週 |
情報セキュリティ(6) IPとWindowsネットワーク(K-SEC9) |
Windowsネットワークを理解し、ドメインコントローラーを説明できる。
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14週 |
情報セキュリティ(7) セキュリティ技術(K-SEC10) |
暗号化を理解し、セキュリティに関する技術を説明できる。
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15週 |
情報セキュリティ(8) セキュリティ対策(K-SEC11) |
個人と組織レベルでのセキュリティ対策を説明できる。
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16週 |
定期試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
データベース概要 |
データベースシステムの役割について理解できる。
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2週 |
SQL演習(1) |
整合性制約を理解し、複数のテーブルを定義できる。
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3週 |
SQL演習(2) |
複数テーブルから要求された形式でデータを抽出できる。
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4週 |
コンピュータグラフィックスの応用 |
CGの役割と有用性について説明できる。
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5週 |
画像処理 |
映像生成のための画像処理を説明できる。
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6週 |
図形描画 |
ディスプレイへの描画手順を説明できる。
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
モデル表現(1) |
CAD・CGシステムで用いられるモデル表現を説明できる。
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4thQ |
9週 |
モデル表現(2) |
CAD・CGシステムで用いられるモデル表現を説明でき、モデルによる特徴の違いを比較できる。
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10週 |
曲線・曲面の生成 |
陰関数、パラメトリック曲線・曲面を理解でき、曲線を計算によって生成することができる。
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11週 |
光モデル |
CGにおける陰付けのモデルを説明できる。
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12週 |
大域照明モデル |
間接光を用いた高品位画像の生成法を理解できる。
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13週 |
模様と影の表現 |
複雑な模様や影をリアルタイムで生成する仕組みを説明できる。
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14週 |
アニメーション |
アニメーション生成に必要な技術や各種エフェクトの実現法を説明できる。
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15週 |
CGシステム |
システム構成に必要なソフトウェア、ハードウェアの役割を説明できる。
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16週 |
定期試験 |
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評価割合
| 試験 | 課題・確認テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |