経済学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 経済学
科目番号 0083 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 伊藤元重著『入門経済学(第4版)』
担当教員 前田 隆二

到達目標

1.経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理を理解・説明できる。
2.経済学の基礎知識を理解・説明できる。
3.新聞・雑誌等の経済学用語を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1経済学の基礎知識を理解・説明できる。経済学の基礎知識をほとんど理解・説明できる。経済学の基礎知識を理解・説明できない。
評価項目2経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理を理解・説明できる。経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理をほとんど理解・説明できる。経済学の各分野における基礎的な専門用語の意味や原理を理解・説明できない。
評価項目3新聞・雑誌等の経済学用語を理解し、説明できる。新聞・雑誌等の経済学用語をほとんど理解し、説明できる。新聞・雑誌等の経済学用語を理解し、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経済というものに興味を持つよう促し、経済学を学習することの意義を体得し、基本的な概念や経済学用語等を理解し、説明できることを目的とする。講義の内容としては、2つの分野について学習する。さらに、学生自身が現在の経済問題について疑問を投げかけたり、発したりできればよいと考えている。
授業の進め方・方法:
予備知識:二年での行われる「政治経済」で習得した経済学の用語を把握している。
講義室:4年生S教室
授業形式:講義、発表
学生が用意するもの:教科書、ノート、ファイル(配布資料用)
注意点:
評価方法:発表、出席状況、授業態度、必要に応じて提出物を総合的に判断する。評価基準は、発表の成績が60%、論文が30%、その他が10%とし、総合成績60点以上を単位取得とする。
自己学習の指針:毎回の講義でノートをしっかりとるようにしてください。また、日頃から新聞やニュースを通じて経済に関する時事問題に触れてください。
オフィスアワー:木曜日 16:00~17:00 金曜日 16:00~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
経済学の意義
需要と供給
学習目標や方法・評価などを理解できる。市場の取引を理解できる。
2週 需要曲線と消費者行動(1) 消費者行動と需要の関連性を理解できる。
3週 需要曲線と消費者行動(2) 市場と消費者の関連性を把握できる。
4週 費用の構造と供給行動(1) 企業行動と供給の関連性を理解できる。
5週 費用の構造と供給行動(2) 市場と企業の関連性を理解できる。
6週 市場取引と資源配分 市場メカニズム・余剰分析を理解できる。
7週 合同プレゼンテーション1 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
8週 独占と競争の理論(1) 独占企業について理解できる。
2ndQ
9週 独占と競争の理論(2) 競争市場について理解できる。
10週 市場の失敗(1) 外部効果について説明できる。
11週 市場の失敗(2) 公共財、費用逓減産業について説明できる。
12週 不確実性と不完全情報の世界(1) 不確実性と経済現象を理解できる。
13週 不確実性と不完全情報の世界(2) 不完全情報と経済現象を理解できる。
14週 合同プレゼンテーション2 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
15週 合同プレゼンテーション3 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
16週
後期
3rdQ
1週 経済をマクロからとらえる
有効需要と乗数メカニズム
マクロの視点で需要、均衡について理解できる。
2週 貨幣の機能 マネーストックのメカニズム、貨幣供給と市場の関係性を理解できる。
3週 マクロ経済政策 金融政策と市場の関係性を理解できる。
4週 インフレ・デフレと失業(1) インフレ・デフレを説明できる。
5週 インフレ・デフレと失業(2) インフレ・デフレと失業の関連性を説明できる。
6週 高齢社会の経済運営 高齢化における財政運営を通して、長期的な観点から見た財政収支の問題について説明できる。
7週 経済成長と経済発展 経済成長の重要性と資本蓄積、経済成長の関係性を理解できる。
8週 国際経済学(1) 為替レートと貿易の関係性を理解できる。
4thQ
9週 国際経済学(2) 比較優位の概念を説明できる。
10週 合同プレゼンテーション4 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
11週 合同プレゼンテーション5 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
12週 合同プレゼンテーション6 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
13週 合同プレゼンテーション7 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
14週 合同プレゼンテーション8 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
15週 合同プレゼンテーション9 これまでの学習を踏まえて、身近な経済活動を分析する。
16週

評価割合

発表論文提出物等合計
総合評価割合603010100
基礎的能力603010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000