システム工学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 システム工学
科目番号 0108 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 Excelで学ぶ統計解析入門(オーム社、菅民郎)
担当教員 佐当 百合野,濵田 裕康

到達目標

1.様々な代表値や散布度、代表的な確率分布に関する計算ができ、実際の問題に応用することができる。(A1)
2.Windowsプログラミングを用いたシステムをつくることができる。(A4)
3.データベースを用いたシステムをつくることができる。(A4)
4.ネットワークプログラミングを用いた通信のシステムをつくることができる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(到達目標1)様々な代表値や散布度、代表的な確率分布に関する確率の計算ができ、自らの課題に適用した分析ができる。様々な代表値や散布度、代表的な確率分布に関する確率の計算ができ、それを用いた分析や実際の問題に応用することができる。様々な代表値や散布度、代表的な確率分布に関する確率の計算ができない。
評価項目2(到達目標2)Windowsプログラミングを用いたシステムをつくることができる。Windowsプログラミングを用いた単純なシステムをつくることができる。Windowsプログラミングを用いたシステムをつくることができない。
評価項目3(到達目標3)データベースを用いたシステムをつくることができる。データベースを用いた単純なシステムをつくることができる。データベースを用いたシステムをつくることができない。
評価項目4(到達目標4)ネットワークプログラミングを用いた通信のシステムをつくることができる。ネットワークプログラミングを用いた通信の単純なシステムをつくることができる。ネットワークプログラミングを用いた通信のシステムをつくることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期中間試験まで:Excelを用いた統計処理について学習する。
前期中間試験以降:システムとは何か、システム工学の考え方、さまざまなシステムの在り方、作り方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
予備知識:これまでの数学の内容を理解しておくこと、Linux、Windowsの簡単な操作ができること
講義室:ICT1室、教室
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:ノート、ファイル、関数電卓
※この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートやオンラインテスト等を実施します。
※前期中間試験までの7コマおよび前期中間試験を濱田教員が担当。前期中間試験以降の22コマを佐当教員が担当。
注意点:
評価方法・評価基準:<前期中間試験まで:濱田>試験18点、課題7点で評価し、25点満点での評価を算出。
          <前期中間試験以降:佐当>中間・定期試験(45点)と授業中の演習(30点)により評価し、75点での評価を算出。
          前期中間試験までと前期中間試験以降の評価を合計し、100点満点で60点以上を合格とする。
自己学習の指針:講義資料をよく読み、講義中の演習問題について理解すること。この科目は学修単位科目のため、授業時間と同じ程度の自主学習、演習を行うこと。
オフィスアワー:<濱田>月曜日 16:00~17:00 金曜日 16:00~17:00
        <佐当>水曜日 16:00~17:00
※到達目標の( )内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 代表値、散布度 分散、標準偏差の意味が理解でき、実際に計算できる
2週 基準値、相関係数 基準値や相関係数の意味が理解でき、実際に計算できる
3週 回帰直線、決定係数 回帰直線や決定係数の意味が理解でき、実際に計算できる
4週 確率分布 代表的な確率分布に関する確率を求めることができ、実際の問題に応用することができる
5週 母集団の平均に関する推定 母集団の平均に関する推定ができる
6週 1つの母集団の平均に関する検定 1つの母集団の平均に関する検定ができる
7週 Mathematica入門 Mathematicaを用いて、様々な計算ができることを理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 Windowsプログラミングの基礎 Windowsプログラミングの基礎が理解できる
10週 ウィンドウの表示 Windowsプログラミングをつかったウィンドウの表示ができる
11週 文字の表示 Windowsプログラミングをつかった文字の表示ができる
12週 キーボードのイベント Windowsプログラミングをつかったキーボードのイベントの処理が理解できる
13週 マウスのイベント(1) Windowsプログラミングをつかったマウスのイベントの処理方法が理解できる
14週 マウスのイベント(2) Windowsプログラミングをつかったマウスのイベントの処理ができる
15週 タイマー処理 Windowsプログラミングをつかったタイマー処理ができる
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 データベースの基礎 データベースの概要を理解できる
2週 SQLの基本文法と4大命令 SQLの基本文法を理解し簡単な命令文を使ってデータベースを操作できる
3週 式と関数 SQLにおいて式や関数を用いてデータベースの中のデータの計算や変換をすることができる
4週 副問い合わせとテーブルの結合 副問い合わせ機能を使ってデータベースを操作できる
5週 トランザクション トランザクションを考慮した正確なデータベースの操作ができる
6週 テーブルの作成 SQLにおいてデータベースを作成できる
7週 テーブルの設計 要件に応じた適切なテーブルを設計できる
8週 中間試験
4thQ
9週 インターネットの仕組み(TCPとUDPの概要) TCPとUDPを理解できる
10週 インターネットの仕組み(IPアドレス) IPアドレスを理解できる
11週 TCP通信の基礎(1) TCPの詳細な動作を理解できる
12週 TCP通信の基礎(2) TCPのネットワークプログラミングを作成できる
13週 UDP通信の基礎(1) UDPの詳細な動作を理解できる
14週 UDP通信の基礎(2) UDPのネットワークプログラミングを作成できる
15週 HTTPクライアントサーバ ネットワークプログラミングにおけるHTTPクライアントサーバを理解できる
16週 定期試験

評価割合

試験課題演習合計
総合評価割合63730100
基礎的能力000
専門的能力63730100
分野横断的能力0