物理化学Ⅲ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 物理化学Ⅲ
科目番号 5C2207 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 福地賢治編著 「PEL 物理化学」 実教出版
担当教員 長田 秀夫

到達目標

1.化学・生物系の課題を解決するために相平衡論の知識を使うことができること。(A4)
2.化学・生物系の課題を解決するために化学平衡論の知識を使うことができること。(A4)
3.化学・生物系の課題を解決するために電解質および電池の知識を使うことができること。(A4)
4.化学・生物系の課題を解決するために気体状態の知識を使うことができること。(A4)
5.化学・生物系の課題を解決するために化学反応速度論の知識を使うことができること。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1相平衡に関する問題を定量的に解決することができる。相平衡に関する問題をある程度定量的に解決することができる。相平衡に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標2化学平衡に関する問題を定量的に解決することができる。化学平衡に関する問題をある程度定量的に解決することができる。化学平衡に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標3電解質および電池に関する問題を定量的に解決することができる。電解質および電池に関する問題をある程度定量的に解決することができる。電解質および電池に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標4気体状態に関する問題を定量的に解決することができる。気体状態に関する問題をある程度定量的に解決することができる。気体状態に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標5化学反応速度論に関する問題を定量的に解決することができる。化学反応速度論に関する問題をある程度定量的に解決することができる。化学反応速度論に関する問題を定量的に解決することができない。

学科の到達目標項目との関係

DP 6 生活を豊かにする物質をうみだす応用化学,およびバイオテクノロジーに関連する知識・理論を課題解決に利用できる。

教育方法等

概要:
高専卒業生として特に有用と考えられる化学熱力学を中心に講義と演習により物理化学の考え方を身につけさせる。事前に講義資料を、授業時に演習問題を配布して自己学習に利用させる。
授業の進め方・方法:
予備知識:4年次までの化学,物理化学の関連する項目を整理・復習するとともに、数学、とくに微分(常微分・偏微分),積分および簡単な微分方程式の解法について復習しておくこと。
講義室:5C教室
授業形式:通常授業
学生が用意するもの:教科書,筆記用具,電卓
注意点:
評価方法:2回の試験の平均点が60点以上あれば合格とする。
自己学習の指針:演習問題を毎週出すのでそれらを自力で正解できるようになること。
オフィスアワー:月曜日および木曜日の16時~17時(会議の日は除く)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業内容の説明および理想気体 理想気体に関する応用問題ができる。
2週 実在気体 実在気体に関する応用問題ができる。
3週 固体状態 結晶構造およびX線回折の原理を理解し、応用問題ができる。
4週 純物質 純物質の物理的な平衡状態に関する応用問題ができる。
5週 溶液 理想希薄溶液および実在溶液の物理的な平衡状態に関する応用問題ができる。
6週 化学平衡 化学平衡に関する応用問題ができる。
7週 1〜6週の総合的な演習問題 1〜6週の学習内容を説明でき、計算ができる。
8週 前学期中間試験 1〜6週の学習内容に関する問題を解ける。
2ndQ
9週 電解質 電解質溶液に関する応用問題ができる。
10週 電池と電気分解 電池と電気分解に関する応用問題ができる。
11週 反応次数と速度定数 反応次数と速度定数に関する応用問題ができる。
12週 反応解析 反応解析に関する応用問題ができる。
13週 コロイド・界面化学 コロイド・界面化学に関する応用問題ができる。
14週 原子核構造と放射能 原子核構造と放射能に関する応用問題ができる。
15週 9〜14週の総合的な演習問題 9〜14週の学習内容を説明でき、計算ができる。
16週 前学期定期試験 9〜14週の学習内容に関する問題を解ける。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野物理化学気体の法則を理解して、理想気体の方程式を説明できる。4前1
気体の分子速度論から、圧力を定義して、理想気体の方程式を証明できる。4前1
実在気体の特徴と状態方程式を説明できる。4前2
臨界現象と臨界点近傍の特徴を説明できる。4前2
混合気体の分圧の計算ができる。4前1
純物質の状態図(P-V、P-T)を理解して、蒸気圧曲線を説明できる。4前4
2成分の状態図(P-x、y、T-x、y)を理解して、気液平衡を説明できる。4前5
束一的性質を説明できる。4前6
蒸気圧降下、沸点上昇より、溶質の分子量を計算できる。4前6
凝固点降下と浸透圧より、溶質の分子量を計算できる。4前6
相律の定義を理解して、純物質、混合物の自由度(温度、圧力、組成)を計算し、平衡状態を説明できる。4前5
平衡の記述(質量作用の法則)を説明できる。4前9
諸条件の影響(ルシャトリエの法則)を説明できる。4前9
均一および不均一反応の平衡を説明できる。4前9
反応における自由エネルギー変化より、平衡定数・組成を計算できる。4前10
平衡定数の温度依存性を計算できる。4前10
反応速度の定義を理解して、実験的決定方法を説明できる。4前13
反応速度定数、反応次数の概念を理解して、計算により求めることができる。4前13
微分式と積分式が相互に変換できて半減期が求められる。4前13
連続反応、可逆反応、併発反応等を理解している。4前14
律速段階近似、定常状態近似等を理解し、応用できる。4前14
電池反応と電気分解を理解し、実用例を説明できる。4前12

評価割合

試験発表課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9055000100
基礎的能力0000000
専門的能力9055000100
分野横断的能力0000000